あなたの会社では顧客を何段階の階層でとらえているだろう。 たとえば普通は、見込み客>新規顧客>リピート顧客>優良顧 客>停滞顧客>喪失顧客といった感じだろうか? |
当然、会社の扱い商品、サービスや新規顧客の獲得する入り口
によって変わるけれど、まずは見込み客とはどういうお客さまの
事なのか、定義をはっきりするべきだ。
ターゲッティングの結果、選定された属性を持つターゲットに
訴求精度の高い広告を行うという順序どおり活動をされているな
ら自社にとっての見込み客とは、ターゲットとイコールなのだろ
うか?
それともマスの中から無料サンプルの申し込みを行った請求者
の塊を見込み客と呼ぶのだろうか?
それとも過去の取引先やDMリストだろうか?
誰に売るのかを考える上で誰には売らないのかを考えなければ
いけない。あなたの会社は、この入り口の議論を蔑ろにしてはい
ないだろうか?
大切なのは選択と集中である。
次に新規顧客とは、見込み客から本製品に移行した顧客を呼ぶ
のは間違いではない。
ただしその新規顧客の中にも上位10%以下程度の優良顧客にな
る確立の高い属性をもつ顧客をキチンと捕らえて、別の育成プロ
グラムは走らせているだろうか?
1回目の購入だからまとめて、新規と言うようでは芸が無い。
もう一度データを見直して、優良顧客に育ちやすい、特性、属
性、購買パターンを分析し文章でルールーとして定義してほしい
おーっと、はじめる前から難しい顔をしないで。
案ずる前にまずやってみましょう。
購買データを顧客の属性を横に配置して売り上げ順に並べた帳
票を一時間も眺めて見てください。
ほら、なんとなくの仮説が見えてきたでしょ。
DM(ダイレクトメール)で商品の購入を薦める内容に、
選択肢を持たせると、その売り上げを分析する際に都合がいいの
で紹介しますね。
たとえば「スーパーうこんゴールド1200」という架空の健康食
品をサンプル請求者という見込み客リストにDMで案内をかけた
とします。
その際の価格提示を1本5800円と大きく大きく書いて、
その半分以下の文字の大きさで三本14800円と書いたとします。
この場合、1本5800円を購入した顧客が80%だとします。
1本のみを買うより若干の値引き程度でそんなに魅力はないに
も関わらず、3本を購入した顧客は優良顧客になる可能性が高い
ですよね。
では、1本しか購入しなかった顧客と3本も購入した顧客、そ
の後の広告(DM)の仕方、スケジュール、内容は変わって当然
ですよね。
しかし実際の企業を見てみると、なにも策を講じていない会社
がほとんどです。工夫もなく毎月同じDMを発送したり。
中には、1本しか購入していない会社には、せっせと毎月DM
を出すくせに、3本の購入者には3ヶ月に1回しかDMを出さな
い。これではどちらが優良な顧客かわかりません。
顧客と企業のコミュニケーションという視点でみれば、いかに
不自然な事か理解しただけると思います。
つまり、購入を促進するDMから、対話型のDMツールをどう
デザインするのか?コミュニティーの概念がなければ優良顧客の
育成など、夢のまた夢なのです。
話がそれたので戻します。
顧客を育成するプログラムにおいては1回目>2回目>3回目
4回目と購入回数別にきちんと顧客を判別するべきです。
そしてその差を顧客ごとに判断して、再度属性ごとにまとめる
作業が必要だと考えます。
また、飛び級的な概念も用意してください。
(まだ小学生なのに数学に関しては天才なので大学などで英才教
育をする事)
通常の値(メジャー)をどう見るかより、異常値(マイナー)
をどう有効に取り扱うかが大事なのです。
超のつく優良顧客の出現率は非常に稀なのですから、そのチャ
ンスを逃さないでください。
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見込み客、新規客の中には、冷やかしや興味本位といった軽い
気持ちのお客様も数十パーセントいるのは仕方ありません。
ですから見込み客を全員、購入顧客に移行できるわけではあり
ません。しかし最初から絶望していたのでは、始まるものも始ま
りません。所詮マスマーケットの中から集めた数パーセントでし
か無いのですから、一期一会。
縁を大事に紡ぐ意識で業務にあたれば、細かく分類する必要が
理解してもらえると思うのです。
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■今月の推薦本「ウケる技術」著者・小林昌平!
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今までに、実社会で実践応用できる、ツッコミを体系化した
教科書的書籍は存在したのだろうか?
しかも1500円という格安で。
「ウケる技術」は、その名の通り38のウケる技術を豊富な例題
と二色印刷そして雰囲気にあわせた写真を使うことで、文章とい
う静的なツールでイキイキと表現した初の指南本だろう。
だいたい、この手の笑いを科学する本のくせに、会話を使った
例題そのものがまったく笑えないレベルのため、「偉そうなこと
をいう割りになーんだ」と一蹴されてしまう本が多い中、まるで
一流のお笑い番組の構成作家と同じレベルで、ひとつひとつが丁
寧に書かれている。
ぜひ一読をお薦めする。
著者の一人である小林昌平君は、現在大手広告代理店のクリエ
イティブ局でコピーを担当しているらしいが、ここまでキチンと
分解、体系化していることに驚きを通り越し、尊敬の念さえ感じ
てしまうほどだ。
用意されたネタをただ繰り返すだけでは、ウケる事には限界が
ある。現場の雰囲気、空気をつかみ、しかるべきタイミングで
芸術的なアドリブで、言葉を紡ぎだす。
そのためには38のウケる技術を体得しなければならない。
豊富なボキャブラリーと組み合わせ、そしてコミュニケーショ
ンはサービスだという人間対人間の「心構え」にまで踏み込まれ
て書き尽くされた良書だ。
まずは一読した後、本棚にしまうのではなく人間関係を円滑に
するバイブルとして、いつでも手に取れる場所に置いておく事を
お勧めする。
早い段階での文庫化または新書版化が決定すれば、ぜひ購入し
たいもんだ。
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オカザキ・マガジンおこぼれ話 by ガーリー井手
岡崎太郎の「成功の鉄則9カ条」をお申込み頂きました42名の
皆さま、ありがとうございます。
今週より、商品発送をしてまいります。
なんと今回のCDは、わたくし ガーリー井手もデビュー作品に
なります。
売れるしくみはこうつくれ「成功の鉄則9カ条」の朗読を担当し
ました。
慣れない朗読に、何度も取り直し重ねました。
(朗読なんて小学5年の国語時間「おかあさんの木」以来でしょ
うか。)
少し緊張した、ガーリーの声も必見!?です。
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◆◇◆ 岡崎太郎「成功の鉄則 9カ条」CD-ROM ◆◇◆
「あっ!コレだピンときました。とにかく試してみます」
「読み終えてスッキリしました。自信が湧いてきました」
「おおくの気づきから、今の壁を乗り越えられそうです」
「必ず成功してやるぞぉ!という気力が沸いてきました」
売れるしみくの読者から上記のような嬉しい声がたくさん
届いています。この本から得たモノを少しでも業務に活か
してもらうことが何よりのお返しになると考えています。
そこで、通販に限らず商いのココロ構えと言える
岡崎太郎の「成功の鉄則 9カ条」
序章で書けなかった、「成功の鉄則」を9カ条を一つひと
つを掘り下げてみました。
1)本気になれ
2)高い目標を掲げろ
3)根拠のない自信を持て
4)とにかくケチを貫け
5)笑顔を絶やすな
6)メモ・記録の習慣を身に付けろ
7)勉強しろ
8)相手の幸せを本気で考えろ
9)仕事をエンジョイせよ
岡崎自ら実際に体験したこと、素敵な人々との出会いで
岡崎流の「成功の鉄則」が誕生しました。
音楽形式CDなので、パソコン・車の中・プレヤーで
何度でもお聞下さいませ。
岡崎太郎の「成功の鉄則 9カ条」CD-ROM(64分)
5000円(送料500円・消費税別)で発売します