327-買う決断。

 

ある商品が欲しくても、実際買ってしまう確率は以外に低い
ことに気が付いていますか?

 

「この商品は売れるでしょうか?」という質問のかわりに「この
商品欲しいかなぁ?」と質問をするようですが「欲しい」と「買
っちゃう」は全然別物、違うということを分別しなければいけま
せんね。

 財布からお金を払う、または売買契約書に判子をつく行為を実
行に移すことは大変勇気がいるわけで、ただ単に欲しいと想って
いる状態とはかなりの開きがあるのです。

 たとえば自動車を例に挙げてみましょう。

 特徴的な外装や内装が、自分の好みにあっていると思えば
「あぁカッコいい・あぁ欲しい」と感じますね。

 しかし実際に買おうとすれば、一番の障害はお金の問題であり
支払うべき価格を知った途端、ため息とともに「ふぅ欲しいけれ
ど買えないや」と諦めてしまうものです。

 もう少し悩んだ場合だと「欲しいけれどちょっと値段が高いわ
ね・でも欲しいわ・うーんでも・もう少し我慢しましょう」てな
具合に何度か悩んでしまうのですが、悩みの中心は商品の価値と
値段そして支払い能力の兼ね合いなのです。

 ちなみに衝動買いが出来る値段の上限は人それぞれかとは思い
ますが、お金を大事にする考え方や貯蓄志向の程度など様々な要
因が関係しますので所得が多ければ衝動買いが増えるかといえば
そうでもありません。

 ではもうひとつ考えてみましょう。買えない原因、買わない理
由のひとつは、1箇所でも気に入らなければ買わないというもの
です。

 先の例にあわせて自動車でいえば、ほぼ全て気に入っているの
だけど、どうしてもダッシュボードの質感が安物っぽくて気に入
らないという場合、購入には至らないことが多いのです。

 お客様に買わない理由を提供してしまうわけです。

 まぁ購入価格との見合ですからあまり無理を言って全てが適う
商品はないのかも知れませんが、お客様が妥協できる範囲であれ
ば納得して購入に至るけれど、妥協できなければ、そのたったひ
とつの気に入らないが買わない言い訳になり買えなくしてしまう
のです。

 お客様の買わない理由をひとつづつ潰していく事が結果、近道
となるんですね。

 顧客視点で今一度再点検してみましょう。

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 昨日ばったり3年ほど前からお付き合いしている友人にばった
り会いました。

 それもNHKの政見放送でばったり。

 驚きましたね。ほんと!

 彼の名前は中武 賢臣(なかたけ けんしん)
 http://www.shimpu.jpn.org
 維新政党・新風という政党を立ち上げちゃってるんですよ。

 もうびっくり!

 ぜひ選挙にいったら政党だけでも「新風」でよろしく!
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  2004年07月09日   岡崎 太郎