330-特別寄稿:岡崎太郎のNY日記

2004年7月20日火曜

 今回の予定はまず福岡を午前10時20分発のキャセイパシフィッ
ク、台北経由で香港そして一泊・翌朝キャセイで直接NYへとい
うわけだが、とにかく飛行機に乗ってる時間だけでも19時間の
長旅だ。

 

まず香港へ現地時間の午後3時に到着。

 台北で約一時間待たされたが、宮崎でスキューバーダイビング
のインストラクターをしているコヴィという見るからにアウトド
アな白人と喫煙所で仲良くなる。てっきり自分より上の年齢だと
おもったのだがまだ31歳というので驚く。

 ロシアの彼女にはこりごりで今は宮崎で活躍している25歳で
フリーのカメラマンをしている日本人女性が彼女だそうだ。出身
はイスラエルで20歳まで過ごした後、イギリスに3年・NYに5
年・ハワイに2年・オーストラリアに1年で今は宮崎だという。

 コヴィーはHK乗換えで今回8度目のバンコクにバカンスに向
かうそうだ。彼の夢は3年以内に日本で4箇所のレストランを経
営するで、このバカンスから戻り次第まずは店舗探しからスター
トするそうだ。予算の関係でまずはお弁当やケータリングからは
じめるとの事、見かけによらずしっかりビジネスマンだ。

 日本に帰り次第連絡をとるよう携帯の番号を渡して香港空港で
別れる。

 コヴィーと別れ際にドレッドが似合う素敵な女性と目が合って
挨拶。その後ひとりで空港内を移動するトラムを待っていると、
また目があったので話かけてみる。

 ジャマイカ出身で熊本市内の中学校で英語の先生をしていると
のこと。夏休みで約1ヶ月間ジャマイカに帰るのだけどNYに妹
がいるので一週間程度NYとロングアイランドで楽しんで行くの
と話してくれた。

 名前はローラ、さすがレゲエの国の女性だけあってかなり明る
い。しかも明日同じNY便に乗るから当然トランジットのホテル
も同じ!
 
 チェックインを済ませて部屋に一旦入っても4時だろう。

 思い切って彼女を市内観光に誘ってみる。
返事はイエス。彼女も時間を持て余していた様子だ。

 一旦ホテルに荷物を預けると、さっそくエクスプレスで九龍へ
タクシーでチィムサーチョイを歩いてスターフェリー乗り場へ。
かなり年代を感じさせる乗り場なのだけど小さな「漢字」を刺繍
で均一に並べた超ミニ丈の現代風チャイナドレスを着たモデルの
「上海譚」の広告ポスターが素敵で写真を一枚。

 スターフェリーでセントラルへ。

 しかしスターフェリーに乗るとブルースリーの「エンタージド
ラゴン」を思い出すのは僕だけだろうか。今日はいつもより波が
高く揺れる。

 フェリーの上から親友で香港在住のピーターに連絡を取ってワ
ンチャイのタイムススクエアで19時に待ち合わせ。

 普通でも混んでる場所なのだけど、ブルースリーの命日らしく
追悼イベントが行われていることもあって、さらにたくさんの人
でごったがえしている!AUのグローバルフォンが活躍する場面
だね。

 難なくピーターと合流すると、ローラにピーターを紹介する。

 僕は香港にくると中華は四川(南京桜)と決めているのだが、
明日は長旅なので体に優しい感じでと伝えると、ピーターのお奨
めがハッピーバレーにある「竹園」という海鮮中華料理屋がいい
と案内される。

 さっそく新鮮な海老のボイルにフカひれや鮑にロブスターとい
った高級食材を生ビールでいただく。そんな高級な感じはしない
内装のとおり支払は、3人で約30000円。ピーターの話では3年前
なら軽くこの倍の値段はしたらしいけれど香港も不景気で最近は
安いそうだ。ピーターの交渉でドリアンのプリンが無料で出てき
たけれど1口食べると、これなら生の方がいい口に合わないので
遠慮せず断る。

 腹ごなしにタイムススクエアの周りを散歩した後、ビクトリア
ピークに登るかどうするかという話になったけれど、夜景ならピ
ーターの事務所で見ようという事になって、タクシーで移動。

 30分ほどゆっくりした後、ピーターにエクスプレスのセントラ
ル駅までタクシーで送ってもらう。

 空港に隣接するリーガルホテルの部屋に戻ったのが23時前。ロ
ーラと明日8時にロビーでと約束した。明日の長旅は楽しくなり
そうだ!シャワーを浴びて目覚ましを7時にセットするとすぐに
寝た。

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オカザキ・マガジンおこぼれ話 (by ガーリー井手)
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 現在、岡崎太郎はニューヨーク出張のため、特別版として日記
形式でお届けしました。次回にも続くのかは未定ですが…。

 今回、トランジットで岡崎が立ち寄った香港には、前の会社で
1996年9月から1998年2月の間、香港でビジネスをしていました。

 中国への返還を迎える香港での生活は、それはそれは刺激的な
もので、貴重な経験となりました。
現在は香港よりも上海に、ビジネス場や街の活気が奪われつつあ
りますが、香港の独特の雰囲気はいまだ健在のようです。

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  2004年07月23日   岡崎 太郎