388-売価設定!「ギャップに注目せよ!」

 

 新製品の販売価格の決定というのは、さまざまな紆余曲折の後
競合他社の価格リストを検討し最後は結局「エイヤ」になってし
まうもの。まったく悩ましいものです。

 そこで今日は価格について考えてみたいと思います。

 

販売価格を決定するにはまず2つのアプローチがあります。

 販売者都合か顧客都合であるかです。

 販売者都合の代表は原価を積み上げ望む利益を加算した価格と
なるわけですが、これは製造ロット数または販売力がある企業と
いわゆる弱小企業では、同程度の製品であっても価格に差が生じ
てしまいます。

 簡単に言えばたくさん作れば製造原価は下がりますからね。

 確かに改善・リサーチ・アイデア等の努力で原価を圧縮するわ
けですが中国を背景とする100円ショップの店内をひとまわり
すれば、労働者のコストひとつ取っても、国内でのモノ作りには
限界があります。

 そんなわけで価格以外の価値を探求しなければなりません。
(価格以外の価値についてはまた別の機会に考えてみたい)

 次に顧客(消費者)が考える価値に見合った販売価格を考えてみ
ましょう。

 同じ商品をいくつかの販売価格でテスト販売またはリサーチを
行い。お客様がいくらであれば購入いただけるか?を住民投票的
に決定する方法などがあります。

 ただし、この方法が効果があるのは、商品に独自性があって競
合製品が存在しない、または圧倒的に優位であるという条件があ
ることを忘れてはいけません(先行者利益狙いと言えるでしょう)

 さて。

 売れるから買っていただけるからといって悪戯に原価より大き
くかけ離れた販売価格を設定していいものでしょうか?

 この議論はなかなか難しいものです。

 利益は何%以内でなければいけないという法律はありません。
しかし原価1円の商品を1万円で販売するのは詐欺的だと思えて
しまいます。

 ところが「いくらが妥当であるか?」なんて考えなくても現実
は神の見えざる手的バランスが作用し、まぁちょうど良い価格に
納まるもんで取りこし苦労だといえますね。
(ただし詐欺的な広告や商売でないことが前提です。)

 ですからまずは、できるだけ利益を確保する方向で考えてみま
しょう。だいたいこんな問題を考えることができるのはまったく
幸せな事です。

 では利益を拡大させるには商品開発時点までさかのぼる必要が
あります。

<1>競合の中でどこのポジションを狙うのか?
<2>どのような差別化や新機能を盛り込むのか?
<3>消費者の認識と提供側の認識のギャップをテコにする。

 など商品開発時点で検討しなければ解決できないのです。

 とくに僕はこのギャップに注目しています。

 なんとなく消費者が高いとイメージしてる部分または製品また
はカテゴリーを探すのです。

 ひとつの方法として高額を適正価格にシフトさせるとマーケッ
トは反応します。(やり過ぎるとこれも詐欺的なので注意が必要)

 この辺も詳しくやると面白そうですね。

 今日はこのくらいにしておきましょう。

(ちなみに研究開発やアイデアといった知的財産に対しての敬意
と報酬をどう考えるのかといった問題も存在します。

 開発者個人への報酬を印税として考えたりした日には、さらに
答えは遠のいてしまいそうです。(デザインやネーミングに広告
や写真等についても実は印税対象だと言えるでしょう。その権利
をデザイナーやカメラマン等クリエイターが主張するかどうかの
問題なのです)

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  2005年03月29日   岡崎 太郎