売れる仕組みはこう作れ

ureru.jpg

 

 
商品説明
   24歳のときに単品通販の業界に飛び込み、企画から広告宣伝、受注システムまでをすべて新規でつくり上げ、のちに月商1億円を達成したという著者。本書では、そのヒット作であるダイエット食品「いちごミルクダイエット」の成功を振り返りながら、自ら練り上げたマーケティング術やビジネスの心構えを語っている。

 

披露するノウハウは、商品開発、広告宣伝、テストマーケティング、販売開始、コールセンターでの受注、商品発送、代金回収…と、通販ビジネスの業務全般に及んでいる。「商品原価は30%以内を死守せよ」などと、アドバイスは歯切れがよく具体的だ。販売を開始したら「この瞬間からすべての迷いを捨て去る」ようにという細かい指摘から、「送料全国一律500円」という大胆な秘策まで、内容も多彩で充実している。

 
   本書のなかで著者が頻繁に口にする言葉に「想い」がある。とくに通販では、なぜこの商品なのか、顧客にとってそれがどれだけ素晴らしい商品なのかといった売り手の「想い」を顧客に伝えられるかが成功のカギだと強調している。そのために、広告制作にはみずから全面的にかかわるべきだとし、文章表現からレイアウトにいたるまで、「想い」を伝えるノウハウを徹底してアドバイスしている。これは、あらゆるビジネスに通じるマーケティング術として示唆的である。
 
   実際に起業を考えるなら、小資本から始めたという著者のシステム投資や人件費などの節約戦術が参考になる。また、「成功の鉄則」をまとめた9か条もビジネスマインドを鼓舞してくれる。独立して自分の力を試したいと思っている人には刺激的な1冊だ。(棚上 勉) 
 
 
著者からのコメント
ダイエット食品の通信販売で馬鹿うけ!
 
■売れないって誰が決めた。
だいたいダイエット食品が、甘くてどうするんだ!
そんな効き目の無いような名前つけて?
だいたい1980円で通販して利益があがるわけない!
お前が考えるほど、世の中そんなに甘くないんだよ!
1994年当時、通販でダイエット食品の価格といえば14000円があたりまえ、
そんな中発売された「いちごミルクダイエット」は女性週刊誌アンアンに
1980円で広告デビューしました。
[いちごミルクダイエット]あまくておいしくて、みんなが大好きな味。
そんなおいしいダイエット食品が1980円であってもいいだろうと考えての企画。
それまでのダイエットサプリメントといえば、
インド秘境のハーブ、中国の漢方伝来のなんとか、
植物由来の体に優しい処方でヨーロッパでは病院で使われているなんて
ハードで苦い製品ばかり。
でも「おいしいダイエット食品があってもいいんじゃないか?」
そう考えてみたのです。
 開発アイデアは、東京で業界新聞の記者をしている
同級生・波木井さんが、アメリカで開催された健康食品の展示会から
帰ってきた直後、土産話の中で今現地で爆発的にヒット
している注目の成分があるんだけどと聞いたのがきっかけ。
「その成分、ガルシニアカンボジアって言うんだけど知ってます?」
「なに?カンボジアで取れた食品ですか?」
「いや、なかなか理論のしっかりしているダイエット食品用素材なんですよ。
どうせなら早めに新製品作ってみたら?」
「いいっすね、やっちゃいますか。でもどうせだったら、効き目は抜群で、
おいしいダイエット食品作ってみたいな。たとえば、いちごミルク味とかね」
「それは面白い!、いままで味付きの商品無いですから」
「じゃあ作りますか」
こんな会話から始まって月商1億円の大ヒットが生れたのです。
こんにちは、博多在住の岡崎太郎です。
泥臭い実践通販入門本だとお考えください。
中小零細ですぐに活用できるように章立てされています。
なにせ、高校卒業でサラ金に悪徳訪販会社をへて
24歳で未経験の通販事業の立ち上げ体験!
ここまで書いちゃっていいの?
ってな具合ギリギリまで書いたつもりです。
これから通販をはじめる方はもとより、
まったく通販を事業として考えていなくてもかならず、
ビジネスのヒントになると思います。
ぜひ感想をお聞かせください。 

 

著書   2003年05月01日   岡崎 太郎