140-派遣社員とのメールのやりとり

 

■岡崎社長がキライです
 

今、派遣で来てもらって3ヶ月。
プログラムのお手伝いしてくれてる櫻井くん(男性・30歳代)
とのメールのやりとりです。 


今後の自分の仕事についてですが、今のところシステムエンジニ
アを目指すという思いはなく、今後5年間はプログラマーを続け
たいです。
まだまだ技術的に未熟なところが多く、もっと技術を身に付け、
どこに行っても通用するようなプログラマーになりたいと思いま
す。その為にいろんな開発技術を勉強したいと思います。
ピクトシステム様にこさせて頂いている意味については、新たな
開発技術の習得や経験、エンドユーザー様と直接接しているので、
エンドユーザー様の意見が直接聞け反映できるというような、経
験をさせていただいていることだと思います。

>エンドユーザーの意見を聞くためには、業務への理解が大切です。
>仕事が終わったあと、自宅でまた自分の時間を使って、通信販
>売またはマーケティングについて
>本を読むなり勉強はなにかされたいますか?

反面教師的に勉強させてもらっている面もあります。
一番思うのは、仕様書やスケジュール表がないことです。
時間が無いとの判断の元で仕様書なしでの開発、しかし結果を見る
と仕様書が無いことで、完成後の修正、仕様のミス等で、かえって
工数がかかっているようなことだと思います。

>まったくのご指摘どうりだと思います。
>藤田および日高とミーティングを実施します。
(ここから先は、岡崎社長が建前など求めていないと思って書きます)
>建前は必要ないと思っています。どうぞ・・・・
岡崎社長に出会った事についてですか、
はっきり言って社長が好きになれません。
>ちなみに、僕は櫻井さんのことは好きですよ。
>変な意味じゃなくてね。
>では「好きになろう!」それぐらいの気持ちで接してみませんか?
>つまり最初から好きという場合は、
>櫻井さんにとって、あたりが柔らかく、貴方に都合がよくて、
>肌が合ったり・・・・そんなところで感情が先に出ているんじゃ
>ないですか?
>また相手に依存しているんじゃにですか?
>櫻井さんの年齢なら、自身の魅力をちゃんと相手にプレゼンテー
>ションしなきゃいけないんじゃない?
>相手を好きになる前に自分を好きにさせてみたら?
>被害者根性のような気がするんだけど

第一印象からですが、高圧的で人を見下して、自分がすべてを知っ
ているという話し方。コミュニケーションのつもりと思われる暴力。
>ちなみに、そう思わせているかも知れません。
>またそう櫻井さんが思ってしまったことについては、僕の配慮が
>少なかったかも知れません。
>申し訳在りません。とくにコミュニケーションのつもりと思われ
>る暴力。
>ただし、僕は高圧的かも知れませんが、人は見下してはいません。
>また、自分が全てを知っているとは思いませんが、櫻井さんには
>少しでも知ってもらいたいこと、考えてもらいたいことのヒント
>になればと思って伝えたつもりです。
>私以外に櫻井さんに苦言を言ってくれる人がいますか?
>私は、桜井さんをただの、派遣と思っていません。
>しかしただの派遣と思うのであれば仕方ありませんが
このような印象を抱いている自分にとって、岡崎社長とであった意
味については、世の中いろんな人がいるから、そのような人との付
き合い方を勉強するって事と受け取っています。
>そんな簡単な事ではないと思いますが・・・・
大変失礼な事とは思いましたが、本音を書いたほうが良いと思って
書きました。
こんなことを書いてしまってはもうここにはこれないかもしれません。
ここでの仕事は楽しかったのですが...。
同じ会社なら良かったのですが、岡崎社長はお客様ですので...。
>辞めるのは櫻井くんの勝手ですが・・・・
>私は、私と関係する人、全員がハッピーになってほしいんです。
>派遣とか社員とかアルバイトとか関係ありません。
>とくに一緒に仕事をする人であればもっとです。
>プログラマーという仕事ははっきり言って使い捨てです。
>進化するツール。新しいプログラム言語。新しい概念をもったDB.
>35歳定年です。
>若い時期を越えれば、次のステップアップが必要なんです。
>30歳には次の目標を正確に定め、逃げずに立ち向かわなければ、
>挑戦しにくくなります。
>それが僕の意見なんです。
>職種はどうでもいいのですが、伸ばす技術は、
>ヒアリング技術・カウンセリング技術・プロジェクトの推進・リ
>ーダーシップ・折衝能力・人間関係を柔和にする技術・併せて人
>間力・高い問題解決力なんです。
>プログラムが出来るだけでは、駄目なんです。
>その技術や経験をもっていれば、
>解決方法もいくつかあると思います。
>しかしプログラムだけで、食べてはいけません。
>ただし、その解決方法の決定は、あくまで自分自身で考えるべき
>ことです。
>そのために一番大事なのは、まず「自分がやるという覚悟」
>つまり主体性を持ち自立しているので、いつでも一人でやれる自
>信がある状態が大切なんです。
>また僕は、プロとしか仕事はしたくありません。
>教えるのであれば、集中して教えたいし、教えながら仕事はさせ
>たくないんです。
>ながらは、ながらです。
>しかし世の中そんなにプロはいません。
>またコミュニケーションに問題のある人や気難しい人も多くいます。
>だからこそ、僕は働きかけをしているんです。
>無関係・無干渉・また甘やかすことは簡単なことです。
>言いたいことがあるなら、どんどん発言してください。
>もっとプロとして、自分が仕事をどう捕らえ、どう広げていくの
>かを考えてください。
>また、年齢的にも、周りの人間に対して、いい影響をどう出すべ
>きなのかを考えてください。
>これは、仕事以前の取り組みの話です。
>職場とはチームです。
>自分から周りが関係する全ての人間が「明るく」「向上心に満ち
>た環境」への働きかけを行う義務がおのずとしてあるのです。
>自分はムードを引き上げているのか、下げているのか、なにも働
>きかけていないのか?
>今日一日引き上げるために何をしたのか?
>たった一つでも・・・・
>まだ社会に出て日が浅い、新入社員が仕事に悩んで、同期や一年
>先輩に悩み相談といいながら自分の鬱憤を吐き出しているのを見
>かけますが、はっきり言って、新卒だから許されることで
>プロであれば、見せてはいけないことです。
>マイナスのエネルギーで第三者を巻き込むなんて、最低です。
>またそんなストレスに弱い自分をベラベラ話して、結局自分の価
>値をさげている何物でもありません。
>とにかく、いつもニコニコです。
>しかし、自分はそこまでひどくないと思っても、なにもプラスの
>働きかけをしていないのであれば、所詮それは、同罪なんです。
>じゃんじゃん周りをいい方向に影響を与えて下さい。
>あくまでチームなんです。貴方は、チームの一員なんです。
>僕の話し方態度が横柄だと受け取られた事について、当然僕も改
>善しなければと思います。
>鈴木宗男みたいですが・・・・・
>櫻井さんも改善してみてはいかがですか?
失礼なことを並び立てて、お気を悪くなさった事と思います。深く
お詫びをいたします。

 

  2002年10月04日   岡崎 太郎