■ハバナ産シガー:Cohibaへのあこがれ。
昨日の夜、大宮にある知り合いのBarに行くと・・・
店長の「ハナちゃん」が意気消沈してカウンターに一人座ったま
ま「あっ太郎さんお疲れです。」
「なに?ハナちゃん元気ないじゃん」
「いやね、ヒュミドール(保湿庫)に虫がわいてさ」
「えっヒュミドール?虫?」
「シガー全部やられましたよ。140本」
「140本!虫って?」
「洋服なんかの虫と同じですよ」
「へぇぇええ、でも大変だね」
「そうなんですよ40万位・パーです。」
「虫に食べられちゃったんだ?」
「そうなんです。穴が開いて商品にならないんですよ」
「捨てるの?」
「えぇえもう、かなり処分したんですけどね」
「高いやつも? コイーバは?」
「高いやつだけは、自分が吸おうと思って取ってますよ。昨日な
んか6本吸いましたよ。太郎さん吸います?一本どうですか?」
「いいね。」
「半額でいいですよ。」
「おいおい金とるんかい。」
「じゃあ1000円で。」
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こんなやり取りの後、二年ぶりにハバナシガー最高級コイーバと
カルバドスで気分はもう・・・・岡田真澄かいな(笑)・・・・
コイーバをいただきながら、シガーについて考えてみた。
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「Cohiba:コイーバ」とは、タイノ・インディアンの言葉で
「タバコ」の意味だそうで。スペイン語の発音では「H」を読み
ませんからコヒーバではなくコイーバになるんですね。
正確な発音はこちらから・・・・
http://www.cigarjapan.com/feature/cohiba.wav
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■やっぱりハバナ産なのか?
そもそも、僕の葉巻のイメージといえば子供のときにテレビから
放送されたシャンパンと並ぶ金持ちアイテム。
パープルのシルクガウンに、シャム猫を抱えたあのイメージ。
カッコいいのか?悪いのか?
そんな風に僕の脳にはイメージが、刷り込まれてきた。
でもなんとなく興味をそそるひとつである事には間違いない。
ワインだとフランス「ボルドー」か「ブルゴーニュ」で五大シャ
トーかDRC?時計は「スイス」でロレックス?、車はドイツで
メルセデスなんて論理であれば、間違いなく葉巻はハバナ産で
コイーバと言う事になるのだろう。
僕はあんまりよく解からないから、たくさん試した先輩が、やっ
ぱりハバナだよコイーバだよといえば、そうなのかと思う程度な
のだが・・・
いままでコイーバ以外の葉巻を何本かは試してみたが・・・
正直よく解からない。
訓練しだいで「美味い」と言えるようになるのだろうか?
■快楽主義者の究極アイテム
葉巻が道楽か否かは別として、
いわゆる快楽や道楽を追及する方法には、金と時間に糸目をつけ
ず徹底して追求する場合と、それなりに制限がある範囲の中で最
大の悟りを求める場合があると思うんだけど。
早道は、本物を試す事だと思う。
初心者にはもったいないけれど、最高級ハバナ葉巻Cohibaを吸わ
ずして葉巻を語るべからず。
多分・最初は、よくわかんないなりに、解かる気がするはず。
もっと鍛錬して味覚のセンスを磨けば、さらにおいしく感じれる
はずではあるのだけれど。
そういえば昔、キムタク主演のドラマ「ギフト」で吸ってたアレ
がCohibaね。
Cohibaにもいくつか種類があるんだけどさ・・・・
ぜひ一度お試しあれ・・・
■参考:Cohibaの歴史。
エデュアルド・リベラ・イリザリさんが、キューバのカストロ首
相のために、個人的にシガーを作った事から始まったそうです。
イリザリは1940年にキューバのパルマ・ソリアノで生まれ13歳か
ら、故郷の小さな葉巻工場で働き始めました。
1956年にはハバナに移住・1957年には、6大葉巻メーカーのひと
つポール・ララナーガの葉巻工場で葉巻の製造に携わりました。
1962年の終わり、ポール・ララナーガ工場とラ・コロナ工場が
合併した頃、彼がこの工場で作った葉巻を、カストロ首相の側近
が、首相に一本プレゼントしました。
カストロ首相はこの葉巻きが大変気に入り、彼にハバナのエル・
ラギートの葉巻工場で自分のために葉巻を作らせ始めました。
そのエル・ラギートの葉巻工場で作られた葉巻に「コイーバ」の
ブランドが命名され製造が開始されたのは、1968年キューバ革命
後のこと、それが、現在世界最高峰といわれる葉巻「コイーバ」
の誕生だったのです。