194-30年前と比較する


■1970年30年前と比較してみると

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1970年は僕の生まれた年である。

つまり33年前、大阪万博の開催されたメモリアルな年なわけだが
高度成長期手前の激動の1970年と2003年である今を数字で比較し
てみたい。

 

まずは人口だが
70年は1億466万5千人
2003年1億2,734万人と17%増加しています。 
おもしろいのは、一世帯当たり人数が違う事。 

70年では一世帯3.72人だったのが99年には2.71人と約1人減って
います。そして世帯数が70年2,785万世帯から99年4,681万世帯と
人口増加17%に比べ世帯数は40.5%も増えているのです。


つまり小家族になったと数字が裏付けている訳ですね。


去年結婚したカップルは75万5千組 (前年-45000組)と晩婚化が進
み反対に離婚件数は過去最多の29万2千組、70年の出生数187万2
千が2002年115万6千人と38%も減ってます。

第2次ベビーブームの1973年をピークに赤ちゃんの数は毎年
減り続けていて人口1000人あたりの出生率は9.2人です。

2002年の人口増加は17万8千人と過去最低。

ちなみに27秒に1人生まれ32秒に1人が亡くなった計算だそうです
もっと子作りに励まないと!

参考

 ■平均寿命
  1970年 男69歳、女74歳
  2000年 男77歳、女84歳

 ■65歳以上の高齢者人口と構成率
  1970年  731万人  7.0%
  2000年 2,209万人 17.4%

参考 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/tsuki/index.htm
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それにしても最近の失業率には目を見張りますね、

さて1970年はどうだったのでしょうか?

2003年1月度の完全失業率は5.5%と2002年10月と並んで過去最高。
ちなみに男性は5.6%で女性は5.3%、どちらも2002年5月と並んで
過去最高です。

では1970年の失業率は?


なんと驚きの1.2%!


ちなみに1980年は2.0%・1990年は2.1%ですからバブル崩壊後を
境に10年間の時間をかけて失業率が悪化しているわけです。


■ポイント
日本の失業統計は、働く意思のある者が働けていない事を集計し
ているわけで1週間のうち1時間でも働けば失業者とみなされなか
ったり主婦や職探しをあきらめた人やホームレス等(非労働力人
口約4000万人)は統計からは外されています。

ですからもし
この人達を加えた実質の数字は9%とも10%とも推測されます。

そういうわけで諸外国とは統計の基準が違いますから一概に比較
は意味が無いのですが興味のある方は厚生労働省のホームページ
を参考にしてみてください。2002年12月のアメリカで6.0%ドイツ
で10%と失業率が高い事に驚きます。 

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/roukei/shihyou/12.html
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次に国内総生産GNP(兆円) です。
ざーっと並べてみました。

1970年   73.1
1975年  148.1
1980年  243.2
1985年  327.0
1990年  444.6   
1995年  501.5(実質経済成長率は+3.1%)
1996年  516.2(実質経済成長率は+3.3%)
1997年  528.6(実質経済成長率は+0.2%)
1998年  522.7(実質経済成長率は-0.7%)
1999年  518.9(実質経済成長率は+1.0%)
2000年  518.2(実質経済成長率は+3.2%)
2001年  502.6(実質経済成長率は-1.4%)

2000年には1970年の約7倍の国内総生産になっています。
しかし1970年から75年の五年間で2倍・そして10年後の85年に
さらに倍・そして90年までの5年間で120兆上乗せしたところから
成長は鈍化します。

つまり低成長時代に突入したわけですね。

では当時の給与を見て見ましょう。
30人以上の事業所を対象とした月間給与総額(一人当たり)は、
1969年の6万4300円から70年は7万5700円へなんと18%近くの上昇
というイケイケの時代だったようです。

しかしながら、インフレの経済真っ只中、当然ですが物価も一緒
に上がります。ちなみに物価指数は対前年+7.7%という上昇で、
給与からみれば下回る上昇率ではありますが、実感レベルでは、
給与が上っても帳消しになるような物価上昇だったそうです。

月給比較 70年 75,700円  1999年 396,000円(1970年の約5倍)

しかし高度成長期のピークはオイルショック翌年の1974年です。

なんと、この年の物価上昇率は狂乱物価23.1%!。

消費者物価指数の対前年上昇率の推移
(総務庁統計局調べ)
1969年 5.2% 
1970年 7.7% 
1971年 6.4% 
1972年 4.9% 
1973年 11.7% 
1974年 23.1% <狂乱物価
1975年 11.8% 

まさに狂乱! 考えられません。想像を超えています。


詳しい年次別の実質成長率は内閣府のホームページから
最新の2003/02/14更新分があります。
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe024/nen.html 
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe024/gdemenuja 

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■普及率と物価から暮らしを見てみましょう。

●カラーテレビ普及率   26.3%  99.0%
●普及率--ステレオ    31.2%  55.5%
●普及率--乗用車     22.1%  83.6%
●普及率--バイク    27.2%  21.7%(スクーター含む)
●普及率--自転車     67.1%  81.3%
●普及率--ベッド     23.9%  56.7%
●普及率--冷蔵庫     89.1%  98.0%
●普及率--エアコン     5.9% 86.2%

●物価--ビール大瓶一本   132円   336円(キリン)
●物価--郵便料金(封書) 15円 80円
●物価--新聞購読料     568円 3007円(朝日新聞)
●物価--映画(当日売料金) 550円 1800円

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総広告費なんてのもあります。
1970年7560億円 2000年は6兆1102億円

8倍に膨らんでますね。
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働く時間はどうだったのでしょう?
月間労働時間でみると1970年当時186.6時間だったのが週休2日の
お陰なのか1999年には153.5時間と18%短縮されています。
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少し変ったところで「新設住宅着工戸数」を見てみましょう。
1970年149万1千戸
2002年115万1016戸

景気が悪いといっても115万戸も建築してるのに驚きですが
ピークの1972年185万6千戸からみれば40%ダウンしています。

当然ですがこれから72年の185万を超える建築はありえませんね。

ついでに全国市街地価格指数を見てみましょう。
90年を100とした指数で出しています。
■1970年 22.8 ■1999年 79.3
ピークは91年の110.4ですが1999年には79.3と下降し1970年に比
べて約3.5倍に落ち着いています。 
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海外旅行者数なんて数字もあります。

1970年は年間で、たった66万人それが2000年1781万人と27倍に
増えています。
http://www.jata-net.or.jp/tokei/004/2002/04.htm

海外旅行が随分身近になったという事ですね。
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■雑感

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いろいろ見てきましたが、はっきり言ってこりゃ日本はヤバいで
すね。ほんと人口は減る一方、完全に老人シフトだし。

景気は上がる目処見えないし、さっきある銀行のホームページで
1000万を10年間定期に預金した場合の金利を見てびっくりした。

0.2%ですよ。1000万を1年間預けてたった2万円ですよ。

これはもうまったく預ける気になれません。

終わってます。

やる気がないですね。これは。
先日メリルリンチさんから電話をもらったんだけど、

500万円の元金をずっと預けてないといけない商品ではあるが 
為替リスクを回避した商品で100円から124円のレンジでは7%で
100円切ったら0.1%のファンドの紹介。

申し込みお待ちしてますって言ってましたが?
(ちなみにそんなお金は無いので申し込んでません)

この落差一体どうなってるんだろう。

このままじゃ日本・外資に食われちゃいますね。

どうも間違いない。
その時あなたはどうしますか?


やっぱ海外脱出かな?
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オカザキ・マガジン配信おこぼれ話(by 井手)

本日は、岡崎がボードを兼任している会社の会社説明会で、
(2004年春に新入社員採用向け)学生さんに「通信販売について」
を話してきました。

通信販売の話以外にも、あとこれから社会人として、就職活動を
する学生さんへのエールということで、就職活動する上で考えて
欲しいことをお伝えしてきました。

・会社の選び方
・自分が本気でやりたいこと、やれることって
・一昔前とは常識が変わっている
・実力主義とはどういうこと

などなど、会社説明会にきてこんな話を聞かされるなんて、
と感じた学生もいたことでしょう。

企業にとっては、新卒社員と言っても、一日でも早く即戦力
として活躍できる人材を採用したいのが本音ですよね。

岡崎がこれから同様の会社説明会で10回×2講演で、トー
タル1000人の学生さんの前でお話をさせて頂くわけです
が、採用する・しないに関わらず、学生さん達にとって、
ちゃんと自分と自分の将来ことに向きあえるきかっけにでも
なれば、幸いです。

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昨日ご案内した、岡崎が大阪で講演する情報の追加情報です。

英光舎さん発。
第1回経営スマートワークセミナー「飛翔の風」
「精神面の豊かさ」と小さな会社の「業績アップ戦略」を
ミックスした、新しいスタイルの経営セミナーを大阪で開
催します。

と き 2003年4月19日(土)のお昼
ところ 大阪リバーサイドホテル(JR環状線・桜ノ宮駅2分)

講 師 

●岡崎太郎(ゼロから年商15億円通販を立ち上げた男)
「手元資金数10万から会社を軌道に乗せる
 4つの手法と3つの心構え」

●沖本貴子(ウエブ戦略アドバイザー)
「勘違いしていませんか、あなたの会社のインターネット戦略」

●松浦英行(英光舎社長、ロングセラープロデューサー)
「プラス思考を超えた心のポジション」

独立を考えている方、SOHOで頑張っている方、起業したばか
りの方、インターネットを使って業績をアップさせたい方に特に
お奨めの「半日セミナー」です。

終了後は懇親会も予定しています。講演タイトルは仮題です。
詳細が決まり次第、ご案内させていただきます。
スケジュール帳にチェックを入れておいてくださいね。


英光舎さんのHP http://www.eikousha.com/

英光舎の松浦社長さんがメルマガを始めました

「幸せな成功者の心のポジション」というメルマガです。

幸せに豊かに気楽に成功するコツをメルマガで書き連ねています
なんと全部で読者が2000人を超えたと聞いております。

勇気や元気や癒しが必要な方にこそ、おすすめです。

メルマガ登録は、英光舎さんのHPからと
まぐまぐから直接申し込むこともできます。
http://www.mag2.com/m/0000104607.htm

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今週の金曜日 2/21 19時スタートです。

関西で出張講演が決定!気合入りまくりの岡崎が講演します
岡崎太郎の通販まるわかり基礎講座です。

2/18日現在、21名さまのご参加になりました。
ますます、喝が入ってきました。わざわざを足を運んでいただ
けるからには、少しでも持って帰ってもらいたいので、
原稿をあらためて、チェックするぞと、岡崎談。

明日から東京ですが、21日は大いに盛り上がりましょう。
あと残り座席は9名さま分です。お申込みはご希望の方は、
お急ぎくださいませ。(お申込み先のご連絡先は、このあとすぐ)

・広告を作る視点から見た「売れる通販向き商品」とは
・経理的な視点での成功する商材・商品とは
・広告でお客様を獲得する考え方とは
・商品をいくらで販売するればいいの?
・お客様から信用・信頼されるにはどうすればいいの?
・買う気にさせる原稿作りについて

などなど、
120分間で通信販売をまるごと、わかりやすくお話します

今後、通信販売をやってみたい 
    まだ始めたばかりでよくわからない 
       経営者さまご担当者さま お待ちしています。

■日時:2月21日(金)開場18:45より 19:00から21:00
■場所:ibb福岡ビル6F会議室(福岡市中央区天神2-3-36)
■場所の地図です http://www.it1616.com/acces/index.html
■受講料:一般価格 3,000円 itm会員価格 2,000円

■募集人数 30名さま

お陰様で現在21名さまのお申込みを頂いております。
ありがとうございます。

残り募集数、9名さまを募集しております。
(定員に満たした時点で、ご参加お断りさせて頂きます)

お申込みご連絡先 itm@pictsys.com 
もしくは 0120-14-2213 まで 至急ご連絡ください

オカザキ・マガジン配信担当 井手省吾

  2003年02月19日   岡崎 太郎