会社の内部者情報に接する立場にある会社役員等・会社関係者
が、その特別な立場を利用して会社の重要な内部情報を知り、情
報が公表される前にこの会社の株を売買することを言います。
このような取引は証券取引法において規制されています。
なるほど。株式を公開している、いわゆる公開企業、または
これから株式公開を目指す会社は注意が必要という事ですね。
メルマガを発行している僕自身、自社だけでなく、他社の情報
も実名で書く事が多いので注意しているのですが。
近ごろ2チャンネルに代表される匿名性の高い掲示板が増えた
事で、会社に属する人間による内部告発や情報漏洩の数々、いわ
ゆるインサイダー情報の発言が目に付きます。
いわゆる不祥事を抱えた企業の体質がそもそもの原因であるこ
とは間違いありませんが、中には、根拠の無い無責任な内容や大
袈裟な内容によって、傷つく人間がいる事も重大な問題です。
まぁ情報というのは、当事者から第三者に移動する過程で、様
々な主観や思惑で変化する性質のため、だいたいは、面白おかし
く大袈裟な方向に成長しがちだからこそ扱いには細心の注意が必
要なのです。
まず最近の風潮として情報は適時積極的に開示することが大事
だと言われています。つまり、さっさと全員に情報を公開しなさ
いという事なのです、インサイダーになる前に公開しちゃえば、
インサイダーにはならないわけですからね。
しかし公開するといっても、手続きや順番が大切です。
まして特殊な内部情報がまったく無い企業なんて存在しないで
しょうから公開する前に、思わず漏洩したり、不正に利用されな
いよう社内の体制整備が急務です。
なので、情報の扱いには気をつけろと言っても、全社員に周知
徹底を図るのは、なかなか難しいのが実情です。
ですから、まず企業は情報管理者を決め情報の出口を束ねる、
ゲートウェイ機能を持たなければいけません。
そして不祥事や重要な情報が発生したら、あらかじめ任命され
ている情報管理者が、正確な情報を捉え迅速に、その情報に関与
した全員のリストアップを行い、その関与者全員に対して注意勧
告、指導を行い、公開開示までのコントロールを行うのです。
なんてアナログで気を使う作業なのかとは思いますが。
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どんな意味においても価値のある情報と言うのは、例えどんな
相手であっても、相手の手に渡れば、そこから漏洩する可能性は
否定できません。
つまり自社の従業員、役員は当然とし、業務上の取引関係者。
さらに重要情報に近い位置にいる弁護士、会計士、税理士、コン
サルタントや請負業者や配送運送業者にゴミ収集者。
そして悪意や好奇心を持ってアプローチしてきた法人や個人。
それぞれに、情報管理の対応が必要ですね。
具体的には契約だけでなく、情報を取得しにくい防衛策が大事
です。つまりシュレッダーの活用やコンピューターのパスワード
管理に入退室管理などとなるのでしょうけれど、これも当たり前
といえば当たり前の施策なのは言うまでもありません。
安易に契約を交わしたから安心ではなく、もし万に一つでも過
失が発覚すれば、どういう法的対処をとる準備があるのかを明確
な意思表示をすることが大切です。
そうして、社員・取引先を含め、情報に敏感に対応していくた
めに教育的アナウンスの継続が不可欠なのです。
しかし、どんなにリスクを想定し、対応策を講じても、仕事帰
りの居酒屋で社員同士が会社の愚痴をこぼしていたのでは、目も
当てられません。そんな愚痴の中に思わずインサイダーな情報が
こぼれているモノだからです。
壁に耳あり障子に目ありです。
ましてインサイダーにならずとも、顧客に対しての愚痴や同僚
への中傷など、個人情報への配慮も考え行動して欲しいのです。
■インサイダー取引規制(証券取引法第166条)とは、
証券取引所の上場会社及び店頭上場会社[以下「上場会社等」
(当該上場会社等の親会社を含む)といいます。]の役職員や上場
会社等の会社関係者 については、企業情報の内重要事実につき、
それが公表される前には、有価証券の発行者の会社関係者等が当
該有価証券を売買やその他の有償の譲渡、譲受け、または有価証
券指数等先物取引、有価証券オプション取引、外国市場証券先物
取引、有価証券店頭デリバティブ取引することが禁止されている
ことです。
この重要事実とは、当該有価証券の発行者の業務等に関する会
社情報をさし、証券取引法(166条、167条)及び証券取引法施行令
(28条乃至29条の2)に具体的に列挙されています
詳細については
http://www.houko.com/00/01/S23/025.HTM#s6
の166条を参照下さい。
インサイダー取引の規制が罰則付きで行われているのです。
即ち、違反してインサイダー取引が行われた場合、3年以下の懲
役、または300万円以下の罰金または両方が併科されます
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オカザキ・マガジンおこぼれ話(by ガーリー井手)
今週の土曜日5/17(土)に、岡崎は大阪にいきます。
今回の目的は、「小さな会社★儲けのルール」の著者、栢野さん
の講演に乱入します。
5/17の栢野さんのセミナ情報
http://www.eikousha.com/seminar/150517/index.htm
◆岡崎太郎の6月出張セミナー情報
■2003年6月06日(金)15:00 ~ 16:00
NESネクサソリューションフェアの講演会に出演します。
講演タイトル 通販まるわかり講座
場所 アクロス福岡 参加費 無料(事前登録制)
お申込みは NECネクサショリューションズ株式会社
http://www.nec-nexs.com
■2003年6月11日(水)15:50 ~ 16:50
(株)食品化学新聞社 主催
第8回 国際食品素材・添加物にて講演決定
詳細は判明しだい更新します。
■2003年6月18日(水)10:00 ~ 16:30
(株)西銀経営情報サービス 主催
マーケティング攻略セミナー
「業績アップの売れるしくみをつくる」
第二部(13:00~15:00)で講演決定
お客様へ直接(=ダイレクト)に勝負する
ダイレクトメール・チラシのスーパー活用術
詳細は、 九州情報座のホームページをご覧下さい。
http://www.johoza.co.jp/n_top/common_frame.php3?ID=12
◆岡崎太郎が執筆しました
5月20日ついにオーエス出版より、岡崎が処女作
「通販勝ち組が教える! 売れるしくみはこうつくれ」が発売。
気になる本の中身は
通販事業をゼロから立上げ、2年で売上げ15億円までにした
実体験から、岡崎が独自に培ってきた「通販のうれるしくみ」
を、本にしました。
次回、目次のご紹介とスペシャル特典のご案内します
◆岡崎太郎 5月itm講演のご案内
5月23日(金)19時から
ダイレクト・メール(DM)大解剖
ダイレクト・メール(DM)は、封筒・挨拶文・本体・注文用紙
・限定特別案内チラシなどで構成されています。
・思わず封を開けたくなるDMとは
・いいDMと悪いDMの違いは
・反響(注文、お問合せ、資料サンプル請求、来店促進)を
得るポイントは
・どんなツールを用意すればいいのか
・挨拶文をしっかり書いてアピールする
独自に収集したDM集を事例に、自社のDMづくりに活用できる
アイデアをまとめていきます。
■日時:5月23日(金)開場18:45より 19:00から21:00
■場所:ibb福岡ビル6F会議室(福岡市中央区天神2-3-36)
■場所の地図です http://www.it1616.com/acces/index.php
■定員:20名
■受講料:一般価格 4,000円 itm会員価格 2,000円
◆出版記念講演&itm交流会します
「通販勝ち組が教える! 売れるしくみはこうつくれ」の出版を
記念して、itm交流会で 岡崎が記念講演(30分間)します。
半年間におよぶ、執筆活動の話題を中心にお話します。
その後は、いつもの交流会です。
お名刺をいつもより多く持ってお集まりください。
■日時:5月30日(金)開場18:45より 19:00から
■場所:ibb福岡ビル6F会議室(福岡市中央区天神2-3-36)
■場所の地図です http://www.it1616.com/acces/index.php
■参加費:1,000円 懇親会ご参加の方 4000円
20:30より、懇親会に移ります。お食事とお酒を堪能しながら
岡崎太郎とitm参加者さん同士の親睦を深めましょう。
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◆お申込みは itm@pictsys.com までメールください
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↓ココから
5/23(金)19時スタート 岡崎太郎のダイレクト・メール大解剖
5/30(金)19時スタート 出版記念講演&itm交流会
□ 交流会に参加します
□ 交流会 + 懇親会に参加します
ガーリー井手まで、メールください。
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ガーリー井手が大暴れ
http://plaza.rakuten.co.jp/fujin1616/