236-アマゾンのレビューにはまる男

 

最近の僕の趣味のひとつは、アマゾンドットコムのレビュー
を書く事です。

 

 これは「小さな会社の儲けのルール」の著書、栢野さんが
ベスト500レビュアな事にライバル心が少し燃えた事が理由。

 栢野さんはたった18冊の本のレビューだけでななんと411番目
のレビュアーなのだが、そんなこと言われてもチンプンカンプン
な読者もいるだろうから少し説明をしますね。

 ちなみにレビューとは、短めの読書感想文いわゆる書評の事。

 アマゾンでは、読者である消費者の書評(感想)を投稿掲載でき
て、今度は別の消費者が、その書評を見て購入する際の参考にな
ったと投票できる仕組みになっているのです。
 そしてその得票の多さでランキングされるのです。


 ところで、このアマゾンの参加型の仕掛けに、何人の消費者が
巻き込まれていると思いますか?

 まず1位のレビュアーって何冊のレビューを投稿をしてるんだ
ろう?素朴な質問です。

一位のレビュアー「すーぷ」さんは588の投稿 
二位のレビュアー「街道を行く」さんは943の投稿
三位のレビュアー「ほ蘭人」さんは289の投稿

 これだけを見ると、投稿数ではなく得票数が大切な事がわかり
ます。
 
 現在僕が送ったレビューは34冊数日前の僕の順位は12951位。

 ただいま続々投稿しているのですがマニアな本だと得票が伸び
ませんね。順位を上げるには戦略的にやらないといけません。
 
 つまり売れてる本の書評を重点的にね。
今だと「トリビアの泉」とか「バカの壁」とか?

 皆さん読まれました?

 それからちょっと調べて驚きました、現在僕は12951位だけど、
12951位って18320人もいるんですよ!最低一冊レビューを投稿し
ている人は746481人!そうやって見ると、アマゾンって消費者を
巻き込み参加させるのが上手ですよね。

重複して投稿している人もいるとは思うけれど凄い人数でしょ。

ちなみにレビューの最下位のページ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/cm/top-reviewers-list/-/74649/249-6926868-2803519


■ランキングのルール
順位の集計は「参考になった」の得票数から「参考にならなかった」
の得票数が差し引かれて集計されています。

「参考になった」により多くの投票が寄せられたレビューの投稿者
から順にランキングが表示されています。


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■あなたは毎日楽しく出社してますか?
 やる気をココロのエンジンに「明日の出社が楽しくなる本」

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「明日の出社が楽しくなる本」が発売になった。
JTBモチベーションズという会社の大塚雅樹さんが書き下ろし
た本なのだが・・ぜひチェックしてみて欲しい。

JTBモチベーションズとは、モチベーションつまり仕事の意欲
を向上させる専門の会社。名前のとうり旅行会社JTBの子会社
で1993年に社内ベンチャー第一号として発足したそうです。

 1993年から10年あまり、モチベーションに取り組んできた、
まさに「やる気」のプロが書いた集大成の本なのだ。

 だから内容が深い。

 全体で204ページの本なのだが、赤ペン引きまくり、メモ取り
まくり、数えてみるとなんと35箇所にわたって体験に裏打ちされ
た凄みを感じるポイントを発見した。

ちなみに・・・
 P16/P19/P20/P22/P24/P27/P29/P32/P38/P39/P44/P48/P50
/P52/P53/P58/P59/P64/P65/P67/P71/88/P97/P98/P101/P104/P111/
P112//P116/P122/P133/P166/P198/P200/P203

とくに共感したのはP98からの「オンとオフの境界の無い時代」

 一般的にオンは辛くてオフは休養でなんて前に、どちらも大切
な貴方の人生で、しかも働いてる時間の方が長いわけだから、
そんな割り切りはやめて、常に楽しむ姿勢を持つべきだと僕は
感じてきた。

 逆に言えば、オフの時であっても、アンテナが立っていれば
仕事にとって重要なキズキを与えてくれる瞬間があることが説明
されている。

 まさにこの意識が大切なのだ、組織に従属するサラリーマンの
陥るポイントだと思う。 雇われてるという概念だと、つい別け
て考えてしまうから注意が必要だ。

 そして最後の章の社会に対しての貢献意識と自律と自己責任
で締めくくられるわけだが、ただのテクニックやココロの処方箋
的論調でなく、実践の書としての並々ならぬ経験と思いが凝縮
されると著者の大塚さんとして、このパートは書かずにはいられ
なかったのだろうと推測する。

 多くの社長が社員全員に読ませたい本じゃないだろうか?


 

  2003年07月07日   岡崎 太郎