244-郵便局内にローソンが出現?

 

 職員29万人、全国2万4700カ所の超巨大組織の郵便局が
公社化されて4ヶ月が経った。


「根っからの民間人」である商船三井の元会長:生田総裁は
「お客様の視点に立て!」という第一声に掲げた。

 そのスローガンは「真っ向サービス」なわけだが。

 

 


 当面は、そもそも平成10年625億円の赤字、11年は550億円の赤
字、12年は100億円の赤字、13年だけは80億の黒字、14年は一転
225億円の赤字というわけで構造的ともいえる赤字解消が目標だ
ろう。

 しかし内訳を見ると計360兆円に上る郵貯と簡保での資金の
おかげで郵貯が1兆7300億円の黒字なわけですから、いかに郵便
事業が赤字なのか理解できますね。

 プランには、職員数を2年間で1万7,000人減らし・三事業全
体の経費をこれまた2年間で約2,000億円削減とある。

 その結果平成16年には少し黒字にして、その後4年間で500億
円の黒字を出すらしいが、これではただの人切りと無駄な経費を
絞った程度だろう。人を二万人弱切れば、それだけで黒字になる
んじゃないだろうか?


 しかし、どうも事はそんなに簡単ではないようだ、これらの改
革を遂行するために、生田総裁の懐刀として起用されたのが、
元トヨタ常務の高橋俊裕氏。

 トヨタでは営業の神様と呼ばれた高橋氏を筆頭にトヨタ本社の
精鋭7人が改革にあたっているらしい。この人事体制がプロジェ
クトの難易度を表していると思う。


そんなプロジェクトだが、試験的な試みとしてコンビニのロー
ソンと合体したコンビニ郵便局「ローポス」がオープンした。

 売り場面積は約60平方メートルで食品、雑貨を中心に、郵便局
らしく封筒や便せんも扱う。店内に机といすを用意し手紙のあて
名書きをしやすくしたり、コピー機なども利用できるようになっ
ている。


 さて、これはどういうことか?


 これは全国2万4,000の郵便局の立地を、収益に貢献するかた
ちに出来ないのか?という試みなわけです。

 簡単に言えば、テナント貸し。

 この発想って今までの郵便局には出来なかったんだろうな。
でも店員は職員なんでしょうか?茶髪のバイトは雇用できない
なら、人件費は大丈夫なんでしょうか。

 まぁ今回は実験ということで、暖かく見守ってみましょう。
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■民間企業から抜擢>

生田正治(いくた まさはる)氏

昭和10年生まれ

1957年慶応義塾大学経済学部卒業。
1957年三井船舶(現:商船三井)に入社
1994年同社社長就任。

99年ナビックスラインとの合併を実現させ世界最大級の船腹量を
誇る海運会社にしたほか、社名を商船三井に改め本店機能を大阪
から東京に移した。

2000年「商船三井」会長就任。

2000年「経済同友会」副代表幹事
2000年6月の経済同友会の定例記者会見では、当時の森喜朗首相
の「神の国」などの一連の失言問題について、副代表幹事として
「不適切で、残念な面もある」と語り「歯に衣きせぬ物言い」
財界関係者には定評がある。

2000年 内閣府の総合規制改革会議や外務省の「変える会」委員

2001年5月から内閣府の総合規制改革会議委員を務める。

2003年「日本郵政公社」初代総裁就任。

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  2003年08月06日   岡崎 太郎