320-人間の度量がセコイというのはどういう事を言うのだろう。

 セコイと感じるケースはいくらでも思いつく。

 目先の利益に追われ我が身の事しか考えない人間。
 目の前で困っている人を見てみない振りをする人間。
 相手の立場も考えずに自分の成功談を振りまく人間。
 ところかまわず自分の財力を見せ付ける人間。
 大きなお金は使えても小さなお金を使えない人間。
 
 などなど。まだまだ書けるがこれくらいにしておこう。

 

 こう並べてみて、お金を持っているか持っていないか?はあま
り関係がないことに気が付く。資産がなくてプレゼントが出来な
くても友達の誕生日におめでとうの電話1本は出来る。

 出来ればプレゼントがある方がいいのだが、実はその気持ちが
重要なのだ。逆に莫大な資産を持っていてもプレゼントが出来な
いのはそもそも、その気持ちが無いからだ。

 つまり自分が最重要で他者にまわす気が少ない人間となる。

 だから他方と比べて云々の比較論でもない。だいたいセコさ比
べをしても何も意味がない。50歩100歩である。

 では反対にどんな時に度量がある。度量が深いと感じるか?
こちらの方が数万倍大切であるのでざっと挙げてみよう。

 風評で人を評価しない人間。。
 落ち目な時でも態度が変わらない人間。
 常に相手を立てての応対のできる人間。
 話に一貫性があり気分で決定の揺らがない人間。
 約束を守る。スジを通すことのできる人間。
 ちょっとした変化に気が付くことのできる人間。
 自分の利益より他人の利益を考える人間。
 不本意な結果であっても誤魔化さない人間。
 相手の立場や肩書きで言動に変化のない人間。
 などなど。

 うーん実に、こんな気が使える男になりたいもんですね。

 例えるなら山のような男ですね。ポイントは高い次元の自分を
しっかり熟成した結果、不確実な情報に翻弄されない強さを持っ
ていることです。

 自分の目標が決まらずにフラフラと時間をロスするより、来る
べき目標の定まる時に向かって度量を積むことが先決ですね。

 セコイことしてないか?ズルくないか?もう一度考えなきゃ。
心を広くして「俺が俺が」を少し引っ込めて自然体で相手に気が
使えればいいですね。
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本田健さんのメンターシリーズ第二段だ。

 羽田空港15時:
 
 前日夜中の三時まで飲み過ぎてヘベレケな中、僕は飛行機の搭
乗手続きを済ましたところ、それにしても習慣というものは脅威
だ。全ての毛穴から酒が染み出ていて、今にも気を失いそうな状
態というのに、つい本屋さんに入店してしまった。

 新刊の平積みの中に見慣れたカバーデザインの色違いを発見。

そうですユダヤ人大富豪の教えの第二段。帯の地色が赤から緑へ
と華麗に進化を遂げている。帯をとればいつもの上品な紙質の白
地にぽっこリと浮き上がった黒字で「スイス人銀行家の教え」と
なぁ!

 さっそくなかをパラパラ。

 前作よりも磨きがかかった文章力。前作同様、青年ケンが主役
なのだが実はアメリカから帰国した後バラ色ではなく実はテイタ
ラクで悶々とした生活を送っていたという話。

「うまい」これは最初からおもしろい!

 即買決定。

 飛行機まで時間があるので、読み始めたのだが・・・

 やめられない・止まらない・まるでカルビーのカッパエビセン

の如き内容。読みやすく実は深い話が散りばめられていて・しか
も学べるという3拍子も4拍子も揃った本。

 これは売れるぞ!
 前作を超えるのは間違いない。

 だって睡眠時間3時間の僕が一度も睡魔に犯されずに一気読了
しちゃったんだもん。

 太鼓判です。ぜひ気楽に読みはじめて欲しいですね。 

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  2004年06月01日   岡崎 太郎