332-特別寄稿:岡崎太郎のNY日記 3

 

2004年7月21日水曜(夕方)

 日付変更線を戻って21日の10時30分に出発して21日午後3時に
JFKに到着。正味14時間のロングフライト(日本時間は22日の
深夜4時)

 

 アメリカへの入国手続きの後、荷物を受取り。久しぶりの外気
と太陽を見れた事さらにタバコが吸えて嬉しい。NYの州法が改
正されてレストランやバーにホテルのロビーに空港等公共の施設
内では一切タバコが吸えなくなったので注意が必要。

(街中での歩きタバコはOK、その内禁止になるかも?
ちなみにNYの住民は吸殻をガンガンポイ捨てしている)

出口にはブルックリンに在住しているローラの親友がお出迎え。

 マンハッタン行きのバスを手配してもらって、ローラとはここ
でお別れ。バスが来るまでタバコを吸っていると黒人から1本恵
んでくれる?というので1本差し出すと「アフリカからお隣のニ
ュージャージの大学でジオメトリックを専攻しているという」

 ジオメトリックとは、DNAの解析であるとかとても先進かつ
難しい分野なので「凄いね!」と言うと「これは自分にとってチ
ャレンジなんだ」と答えた。なんともローラといいなんかポジテ
ィブだなぁ。

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 空港からのエクスプレスバスだというのでデッカイサイズを想
像していたら、12人で満席のバンなので拍子抜けする。ギュウ
ギュウ詰めで乗車する僕以外は全員外人。お隣はスイスから旅行
に来ている青年、反対隣はロンドンからの中年夫婦。

 さてこのバンの運営会社は「スーパーエクスプレス」と言うの
だが名前のとおりメチャメチャなハイスピードで渋滞の酷いフリ
ーウェイをものともせずにカッ飛ばす。

 正直生きた心地がしない。

 一体何キロ出ているんだろう?二度と乗りたくない。

 乗り合いタクシー形式で順番にそれぞれのホテル正面まで届け
てくれて1人20$は格安かな。台湾のトランジットで買った免
税のタバコとNYのガイドブックを紙袋ごと車に忘れる。

 今回お世話になるホテルは、Columbus AveとW.56th.stに位置
するHudosonホテル。今流行のデザインホテルだ。

 外見からはとてもホテルがあるとは思えないロビーはエスカレ
ーターで登った2階。これが驚いた。天井も高く壁面をレンガで
統一した内装にシンプルなカウンター。一点豪華にシャンデリア
が使ってある。全体的には少し暗いと思うほどの照明。

 さっそくチェックインを済まして部屋へ。

 カードキーを差込み目を疑った!1泊2万円以上も払うというの
にこれは狭い、しかも風呂が無いシャワーのみである。

 内装はたしかにカッコいいのだが、ベッドの両脇にある照明に
三ツ目の子供の顔が輪郭がとれないほどアップに、水彩ともなん
ともいえないタッチで書いてある。向かって左の絵は両目が開い
てて三目が閉じてて、右側の絵はその反対。

「オープンアイズ」という感じか?少し怖い。

 今からロビーに戻って部屋をチェンジする力は残っていないの
で、まずは熱めのシャワーを浴びようとしたが力尽きて就寝。

 そういえば飛行機の中ではあんまり寝れなかった。

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 目が覚めて時計の代用にアメリカに設定した携帯電話を確認す
ると、なんとまだ21時。せっかくなのでセントラルパークの入り
口まで言ってみようと短パンにT-シャツに着替える。

 コロンバスサークルで煙草を一服。まだ22時だと言うのに人は
まばらで少ない。少しのつもりが、ぐるり約1時間半の散歩、約
100枚写真を撮影してホテルへ。

 今気がついたのだけど、このホテルの2階ロビーの前にあるバ
ーの夜は完璧にクラブ状態。音楽がかなりのボリュームで鳴って
いて人でごった返している。またロビーカウンターの背面は、オ
ープンエアーな中庭になっているのだがそのスペースも完全にク
ラブ状態。その両サイドにレストランとバーがある。

 お腹が空いたので、レストランで「ニュージーランドキングサ
ーモン」と「ボルシチ」と「シャンパンをグラス」をオーダーす
る。スープは普通だが、皮をカリッ中は少し生のままグリルされ
たサーモンが、なかなかどうして甘めのパイナップルソースで美
味しい。

 この天井の高いレストラン、真ん中にオープンキッチンが配置
されていて内装がカッコいい上、料理もワインリストもなかなか
充実している。特筆すべきはここも音楽の音量が大きいことだろ
うか。

 食事の後、部屋の戻ってインターネットに接続。
T1回線1日10$ネットはサクサク。

 メールをチェックして就寝。

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オカザキ・マガジンおこぼれ話 (by ガーリー井手)
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今回の日記で

> さてこのバンの運営会社は「スーパーエクスプレス」と言うの
>だが名前のとおりメチャメチャなハイスピードで渋滞の酷いフリ
>ーウェイをものともせずにカッ飛ばす。

> 正直生きた心地がしない。

と、ありましたが

ボクが言うのもなんですが、岡崎本人も車の運転ではスピード出す
方です。過去には、岡崎の愛車が一回転して廃車することも、一体
何キロ出していたんでしょうか?

そんな、岡崎が生きた心地がしないスピードなんて

それはそれは、すごいスピードだったんでしょう。

さすが、スケールの大きい国です。

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  2004年07月26日   岡崎 太郎