先日、セミナーの資料を印刷するために出力センターに寄った 時のことだ。僕はノートパソコンの中のデータをお店のパソコン に移動するため店員さんにメモリースティックを借りた。 |
文字だけの文書ファイルなのであっという間にコピーが終わる
とお店のパソコンにスティックを差し替えフォルダーのアイコン
をクリックした。
そこには、僕のファイルと見覚えのないフォルダー。
どうやらマックで作られたものらしく文字は化けてて拡張子も
ない。とりあえずテキストエディターで開いてみる。意味不明で
グチャグチャな英字と記号の羅列なのだが、どうやらタイトルら
しい文字列を発見した。
「mitumori」
「おおおおお!これは見積もりなのか!ということは多分エクセ
ルだろう!」
さっさとファイル名のお尻にエクセルの拡張子をつけてエクセ
ルで開く。
ジャーン!ビンゴ!
どこぞの広告代理店の下請け会社が依頼されたプロモーション
の見積もり。他にはオリンピック金メダル選手のお祝い会の台本
や看板の書類一式のファイルで別にインポッシブルな書類ではな
かったので内心ほっとした。
しかし甘いね。情報管理。持ち出した時点でアウトだね。
これが先方のクライアントや代理店にばれると大目玉なんだろう
ね。なにせ個人情報保護でここ最近、情報に対しての意識が高ま
ってきてるでしょ。
しかし実態はこの程度なんですね。
「気をつけてね!」「気をつけます」の限界なんだな。
もっと仕組みで解決しなきゃ解決できないね。
セキュリティーが厳しくなればそれだけ使い勝手が悪くなる上
に企業は余計なコストが掛かる。そのコストが消費者に圧し掛か
る。この悪循環。しかも官庁や大手企業は、プライバシーマーク
を取得した企業にしか仕事を発注しなくなる。
すると、マークを取得できない零細企業はどうなる?
そもそも少々敏感になりすぎてはいないか?そういえば数年前
にビジネスモデル特許で騒いだことを思い出して欲しい。
あれだけ騒いだのに・・・何だったの?
「真似させたくない」「俺の権利」これがビジネスモデル特許
の正体なわけですが・・・
確かに正しいけれど、そんな保護しようなんて土台無理。
所詮白黒つきにくい問題なのです。白黒つく部分から法整備す
ればいいのにアバウトで包括しようとするから、解釈の違いを生
んでしまう。
個人情報も同様。たしかに情報は大切です保護されるべきです
これには異論はありません。でもその実行するのは難しく、また
その範囲は人によって千差万別そもそも法律で仕切れるものでは
ありません。
これは大変神経質な問題です。
秘密というのはどうも漏れる性質のモノらしく。悪気は無くて
も漏れるものは漏れるんです。「絶対秘密だよ」「オフレコで」
「あはは。本当に秘密だったら話さないこと」
だいたい漏らすなと言われれば言われるほど漏れるんです。
そんなところに法律です。
いかがですか?相性が悪いことは理解できましたか?
データの横流しや売買は確かに問題の前に犯罪です。明らかに
悪気というか漏らして一儲けという動機があるわけですからね。
この手の問題はもっと罰金を高額にしていいと思います。
しかし情報の範囲や社外に持ち出すデータの機密をどう守るか
なんて法律での対処は現実的では無いと思うのだけど・・・
しかし、この問題は緩む事はないんだろうね。
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