353-広告費の回収

 

読者の方からメールが届きました。

 

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 私も小予算でありながらオーバーチュアーで、粕漬を試験販
売するところまでこぎつけました。
 

 

 10月1日から始めまして、現在700アクセス単価22円に対しま
して注文数3件、0.4%でもう駄目だと思っておりました…。

 ところが、岡崎さんの本に出会い、0.1%の反応率があれば可
能性あるというお話に出会いました。

そこでシュミュレーションです。

売価 3,160円
原価率 3割 948円
広告費 700円×22円=15,400円

 しかも通販ビジネス立ち上げチェックリストに「新規受注1
回のみで損益をあわせることを目標にする」とあります。

1.リピートで回収するビジネスモデルで攻めるのが妥当なのか
2.初回でペイできる他のモデルプラン、(売価を上げる等)で
  攻めるのかがベターか

 この1週間ほど、寝てもさめても売れる仕組み作りのことばか
り考えております。

 どんな些細なヒントでもありがたいので、ヒントをいただけま
せんでしょうか。

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 商品は酒粕ですね。造り酒屋さんの酒粕。いいですね。
 なにかとイメージが広がります。

 さてご質問の件ですが、700件に対して3件では数が少なす
ぎてまだ残念ながらサンプル数にはなりません。

 ちなみにネットの場合、0.4%以上の獲得も可能だと思います。
広告の内容を吟味する余地があれば努力が必要ですね。

 さて次に0.1%の件ですが、まず売価と原価の問題がありますが、
大切な肝はリピート販売です。

 一人のお客様が一年間に最高何回のご購入いただけるか?
たとえば毎月一回お買上げいただける設計に商品がなっているか?
ここがポイントです。

 もし半年に一回であれば、単価が3000円とすると年間6000円に
しかなりません。これでは、広告費の回収がなかなか遠いですか
ら経営が大変です。

 理想は毎月一回。年間12回。
 そして定期購入契約を締結することです。

 その仕組みを構築すること。広告の内容を修正することです。
(商品の使い方、用途を変更する必要があるかも知れません)

 食品から健康食品的用途へ
 万能食品からダイエット用途へ範囲を限定、機能性を強調。
 毎日使える、毎日愛用する商品へイメージを変える。

など

 また

>1.リピートで回収するビジネスモデルで攻めるのが妥当なのか
>2.初回でペイできる他のモデルプラン、(売価を上げる等)で
>攻めるのかどちらがベターか?


 この質問ですが、
 現実的にはリピート戦略が有効なのですが、どうしても人間は弱
いので、ついつい初回の売上げが低いことへの言い訳にしてしまう
ので、

 あくまで一発回収という一段高い目標を掲げてがんばりましょう
という意味です。

 ちなみに実際には、通販の当初は効果の高い媒体、またコスト効
果の高い媒体を中心に展開する関係上、初回でペイするケースが多
いのも事実です。

 また売価の問題は存在します。

 理想は10000円。最低でも5000円は欲しいところです。
 送料の問題やオペレーションの経費は売価に関係ありません。
 コストを吸収できなくなってしまいます。

 限定や希少価値の高い商品を開発して、通なファンを募集する気
持ちで、ぜひトライしてみてください。


 最後になりましたが、僕はまだ山形は未経験なのです。
47都道府県中。残り青森、岩手、山形、秋田、新潟、山梨、福井、
三重、滋賀、鳥取

そんなわけで、機会がございましたら、お呼びください!

行ってみたい地区です。

はい。

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  2004年10月20日   岡崎 太郎