功罪とは、手柄と過ちのことだが、問題に意識を集中すること について考えを整理してみたい。 そもそも「問題の無い会社など無い」と師匠の岡部さんから聞 いたのはもう6年も前のことだ。 |
問題の無い会社の会社の部分を子供・社会・教育・政治・外交
と何に置き換えても意味が通るので興味深い。
また問題には、問題の大小があり、その程度は個人の感じ方に
よって受け取り方が違うことを忘れてはいけない。
つまりある人間には、とても大きな問題に映り、ある人間にと
っては、取るに足らない事柄に見えているコトがある。それは個
人の経験や知識またはモノの見方に左右されるのだろうが、それ
以外に、問題を感じるその時の感情の問題が大きくある。
たとえば、会社の売上が順調な時は見えない問題が、売上悪化
に伴い問題が溢れ出るコトを考えると、ほとほと人間は感情の動
物だなぁと思う。
つまり気分が良好であるか、そうではないかが原因という訳だ。
そんな理由で、ある日は問題に感じなくても、ある日はとても
大きな問題に感じてしまうという事がある。
そんな気分屋の上司だと部下も苦労するなぁと思うのだが。
往々にして人間は悪い印象を持つと、ひとつの問題を見て一事
が万事と思い、同じ理屈で新たな問題が生まれる予感を持ってし
まう。
仕方がないとも言えるが、これは前向きではない。
さて
問題がないことなど無いという前提で考えを進めてみると「問
題を探す」のと同時に「順調にいっている」部分を探すという反
対の事を蔑ろにしていることを発見する。
特に会議の場所では、この問題についての議論が行われるわけ
だが、問題というのは、ひとつ見つけると他にも無いかと探す傾
向がある(見つけてしまうと解決しないと気がすまない)もので議
論はどんどん粗探しになってしまう。
そう一方向ばかりに目をやらずに「順調に行ってる」部分を延ば
していくという発想を忘れてはいけない。
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あらゆる問題を探し出し、リストにした後、優先順位順に並べ
その対処を考え淡々と実行する。
これが今の問題解決のスタンダードなのだが「無用の用」を忘
れてはいけない。その問題は必要な問題であるかも知れないから
だ。
人間の活動できる総量というのは決まっている理由から全てに
対処することなどできない。
問題を並べ立てることで仕事をしている経営者やコンサルまた
は相談役をよく目にするが、問題を発見するのは一過程であり圧
倒的な解決実際にしなければ意味がない事を忘れてはいけない。
だいたい問題に見えているが実は全然問題ではないこともたく
さんあることを忘れている。
問題と思えば、問題に見えてくるのが人間で、反対に問題と思
っていたコトが実は問題どころか素晴らしいコトだったりと言う
コトも多くある。
この「それは問題ではない」という発想のトレーニングを社員
研修にでも取り入れてはと僕は提案したい。
(フォレスト出版から発売されている「本番に強い人になれる」と
いう本の著者がやってるインプロ研修は効果があると思う)
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多くの会社は、大小様々な数百から数千の問題を抱えている。
しかしその問題の源泉が何なのかを深く考えるコトが重要なこと
だ。多くの場合、ある一つの問題が解消すれば、驚くほど簡単に
複雑に絡んでいるように思えた問題がハラヒラハラと解けるので
おもしろい。
その大きな問題とは、だいたい表面からは見えにくい問題の場
合が多い。
たとえば充分もう本当の問題に気づいていながら「問題と思
いたくない」と思っている場合がある。多くの場合触れることだ
けでも嫌な問題なのだろうが、まずをもってその問題を解決する
方向で足を前に踏み出すことだ
人間は、たくさんの事で悩んでいる気がしているだけでそんな
に多くのコトにいちいちは悩めない。一番大きな問題が片付けば
ほとんどの問題は一気に解決する。
また多くの会社では売上が問題になる。確かに売上を上げるこ
とは最重要の課題であるが、そんな表面の問題以前に組織風土や
目標設定または商品開発の問題または初代と二代目の確執であっ
たりなんて場合が潜んでいることを忘れるなということだ。
しかし短期的に売上を浮上させるコトは、企業の雰囲気を向上
させるにはもっともインパクトがあることは否めない。
だからこそ会社の調子がいい時にこそ根っこの部分を改める意
識が必要なのである。なにせ時間とコストが掛かるからだ。
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問題が気になり、小さな事が気になりだすと、問題がどんどん
増殖してしまう。まずは問題と思わない柔軟な発想を持つこと、
そして前向きな気持ちを萎えなせるような発言行動は逆効果であ
るという大前提を忘れないことが肝要である
問題はいくら解決してもゼロにはならない。だからといって問
題を放置するわけにはいかない。
しかし全体最適の視点を忘れ、必要以上に騒ぎ立てるようでは
リーダーの度量を疑われてしまう。
老子曰く小さな問題は騒がず「とぼけていろ」と説いている。
小さな問題をことさら大きく騒ぎ立てられたら辟易してしまう
ことは自分が一番知っているではないか。
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