411-特典とホテルの関係

 

 そういえば、先月鹿児島のホテルに宿泊した際、鹿児島空港の
カウンターから正規料金で予約したのだが・・・

 
チェックイン後ホテルのレストランで食事をしてレジで代金を
払っていると、カウンターの横に「呑んだら泊まろうキャンペー
ン」と題して21時以降に部屋に空きがあると6000円で泊まれる
というカードサイズの案内を発見した。

 

 代行運転よりもお得なんてコピーが踊っている。

「おいおい。どういうことだ。俺が予約したのは21時以降だっ
たぞ、しかも部屋代は27000円だぞ!」

 なんとも損をした気になった。

 これでは特典を知らずに正規料金を払う俺は馬鹿ではないか?

 そう考えると今度は情けなくなった。

 特典はフェアーでなければいけない。これは鉄則である。

「知らない奴がアホなんだ」では頂けない。日本人が国内のホテ
ルに泊まる場合、身分証明書の提出など要求されない。

 チェックインが遅い場合。仮に偽名で予約を入れておき直前に
キャンセルをして、その空いた一室をディスカウントで泊まれば
いい。実際そんな面倒なことをする馬鹿はいないにしろ、不正の
隙間が見え隠れするようでは脇が甘い。

 ちなみにVIP顧客と一般の顧客であればVIP顧客の方が特
典や割引などが手厚く設定されていなければ嘘になる。

 新規の顧客や稼働率を高めるために形振り構わないキャンペー
ンが多い気がする。

 とにかくこの手のキャンペーンを行う場合、さまざまな想定を
丁寧に行い、対応を考えるべきだ。イレギュラーであろうと一人
の顧客を最大限尊重することを忘れず、顧客の機嫌を損ねる最悪
の事態は回避しなければいけない。

 お客様の気持ちを一番優先するべきというのは、当然の事だと
思うのだがはてさて。

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  2005年06月14日   岡崎 太郎