042-椒房庵のこだわり

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昨日は久山にある。もともと醤油屋さんで、今は辛子めんたいこ
が有名な椒房庵(ショボウアン)さんににしぎん経営情報サービ
スさんの紹介で行って来ました。

どっちの料理SHOWでも紹介されてるらしいんですが・・・。

こだわったのは、素材の魚卵。、
そんなにこだわった明太。どこで買えるかというと、
直営店または通販または岩田屋さんでしか買えない。

僕が売らせてくださいってもダメだそうです。

これもコダワリ。(僕だからじゃないです。念のため)

さらに直営店これがまたコダワリ。

もともと別の場所にあった、古い商家を丁寧に解体して、
移設した物らしく、まともに新規で建てる場合に比べて、
倍もお金がかかったそうらしいです。

その甲斐あって、すっかり枯れた木の感じと、歴史が生み出す、
本物独特の雰囲気が出てまさに庵といったところ。

店内には石をくり貫いた椀に金魚が泳いでいたり、床は石だたみ
だったり・・・・・

お米も販売してるんだけど、
精米前の籾殻つきを量り売りしていて、買ったその場で
精米処理してくれる。これもコダワリ。

その他、雑穀米にお茶・明太せんべい・醤油・味噌・その他
いろいろあるんですが通販のパンフを見て僕の質問。

「味噌・醤油はなぜ通販されないんですか?」

間髪いれず社長。
「醤油味噌は本職なんで、
   もっともっとしっかりコダワッテからやりたいですわ」

なるほど、まだコダワルわけですね。

しっかり帰りに明太子を全種類一本づつ購入させて頂きました。
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では、久しぶりにITで気付いた事。

アマゾンで本を買ってる時にふと・・・・・・

あれれ、ワンクリックで買うと、個人認証が無いぞ!

ログイン画面が出ない!
なぜだろう
いつからだろう・・・・・・多分最初からなんでしょうが。

わからない人へ解説。
簡単に言うと、僕のパソコンで他人が買い物出来る訳です。
短絡的に考えれば、イタズラが可能なわけですね。

・・・・・・・・・・

しかし、
商品は、僕の登録した住所に届くわけだし、最悪、返品もできるし
(カタチの無いサービスはキツイですね)

まして、僕のパソコンを操作できる人間は社内か家族の人間だろ
うし、仮にそんなことをしても、その人が得する訳でもなく
愉快犯的意味しか無い。

ならばなぜ、ワンクリックでは無く、通常に購入する場合は
ログインを求めてくるのだろうか?

通販的には、購入意思の確認という意味なのだろうが・・・・

ならばワンクリックの場合、顧客の利便性を最優先に今までの
慣習はバッサリやめたという結論ですな。

ちょっと違うんだけど
前職の通販やってた時、コストとシステムの関係で、商品を送る
際、納品書や領収書・挨拶状を入れたことがなくて・・・・。

通販やってる他の企業の先輩から、

「そりゃオカシイ」と言われてたけれど、
顧客からは一度もクレームがきた事がナカッタ。


つまりこっちが、慣習と思ってるほどお客様は思ってない。

「こうじゃなきゃ」も「そうでもない」かもしれない。

コストから考えると
毎月約一万件年間12万件、伝票印刷して、折り曲げて、同封する
だけでも凄いでしょ。

確かに、親切ではあるので
やんないよりは、やった方がいいかもしれませんが、

他社がやってるんで、じゃ当社も

これじゃ、芸がないでしょ。

ですから、やるならやるで、もう「ひと工夫」してみませんか?

  2002年02月14日   岡崎 太郎