044-糸島の無農薬農法を訪問

 

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なんか暖かくなったり、寒くなったり、黄砂も花粉も飛び出しま
したが、今週も頑張っていきましょう。

 

先週の金曜日の話。


お昼から福岡の西にある糸島で、農協とは一切付き合わずに
無農薬有機農法を実践してる、「古川さん」という農家を
たずねてきました。

農協と付き合わないという事は、補助金を貰ってないと言う事。
アウトローですね。

作られてるのは、白菜、にんにく、カツオ菜、だいこん、トマト
キャベツ、春菊、たまねぎ、ねぎ、えんどう豆、きゅうり、
中国野菜等30数種類。

シーホークのレストランに直で納品してるそうです。

現在53歳なんですが、47歳まで、和食の料理人で自分の店を経営
してたのを全部いきなりやめて、農家に転身しちゃった人。

最初から「無農薬有機農法」で作ることが信念だったそうです。

ちなみに
有機肥料は、鹿児島で微生物の研究をしている教授が豚糞を
完全に発酵させて、善玉微生物を培養したものを作ってて。

無農薬に関しては、とうぜん自分の畑は完全無農薬。さらに
隣の畑から風で飛んでこないよう雨で農薬が流れてこないよう
に、山の上を切り開いて畑を作ってる。

害虫も草も全部、手作業だそうで・・・・想像できます。
僕は素人なので、草はとにかく無い方がいいと思ってましたら、

古川さん曰く、
「低い草(野菜より背丈が低いもの)はそのままにしてた方が
土も乾かないし、その下には根が張って虫が一杯生息
するから、その糞を餌に微生物が育ち、結果土が善くなる」

「たしかに草にまみれて、葱が育っている!なるほど、でも虫も
いろいろですよね?」

「害虫とは直接、野菜とか根を食べちゃう奴ねこれは、もう手で
取る以外ないね」

「それで大丈夫なんですか?」

「ハハ・・・まあ異常発生とかしたら・・・・まず無理です。」

「無理ですか?」

「はい全滅です。」

「そうなるとどうするんですか?」

「トラクターで鋤きこんで、腐らせて、肥料にします。」

「なるほど、肥料として有効活用って訳ですね」

「ただし完全にやらないかん。中途半端だといかん。
腐る時、熱と酸がでるじゃろ、あれで根が焼けて育たん
ベチャベチャしとる程度じゃまだダメ土になってないとね」

「それって、どの位かかるんですか?」

「夏なら3ヶ月、冬なら4ヶ月以上かな・・・」

「ふへー、何するのも時間がかかるんですね」

僕が生活してる時間と違いすぎる・・・・・・・目からウロコ
プラスチック整形でポイポイ、大量生産してる訳じゃないです
からね。

予備知識。
まず畑の広さは、反(タン)で呼びます。

1反は300坪です。10反で単位が変わって、一丁または一町と
(イッチョウ)と呼びます。

米は1俵(ピョウ)で呼びます。
この1俵は60kです。

ではここで問題。

平野の田んぼ1反でお米ははたして何俵とれると思いますか?
taro@pictsys.com

正解者には、抽選で、なんか送ります。

夕方博多に、帰ってきて・・・・・

今度はシーホークで
ダイエーOMCカードの船橋社長とミーティングのため、
東京帰りの小村社長と合流。

ミーティング。

6Fの和食の離れで会食。

「こんなところに離れがあるなんて・・・・・」

日本式庭園の石畳を抜けると
純和風の一階建てがあるんです。
(中は30人部屋、20人部屋8人部屋がふたつの計4部屋)

部屋に通されると、仲居さんから
「代表の中内からです」となんか貴重な冷酒を差し入れられて
いい感じ。

お話も終始はずんで、気が付くと、三時間の長丁場。

おいしい、お食事ご馳走様です。

今度東京のコールセンター見学に行きます。

 
  2002年02月18日   岡崎 太郎