今週の頭月曜から三日間北海道出張でお休みでした。
と言う事で、出張報告。
3/04日朝9時のANAで羽田経由で函館へ。
道路が渋滞で、空港到着が15分前。
出発カウンターについたら15分前なので、もう締め切ったやら
やっぱり乗せてくれるやら、まぁ僕以外にも遅れた人もいて、
年のころ40代・茶髪・薄い茶色サングラスの怪しい男性二人組、
計3人が地上係の女性とドタバタで飛行機へ・・・
一番後ろの席まで、申し訳なさそうに通って三人並んで着席。
間に合ってよかった。
定刻通り離陸。
そんなこんなで、
僕以外の遅れた二人組と仲間意識が芽生えて・・・・
岡崎「なんの仕事されてるんですか?」
二人組A「いやいや怪しい仕事なんで・・・」
岡崎「教えてくださいよ」
二人組B「まぁまぁ、で そちらは何のお仕事は?」
岡崎「まぁシステム関係とか、通販関係の仕事なんです」
二人組A「どんな通販」云々・・・・・
という訳で仲良くなっちゃって、名刺交換。
岡崎「えーとどう読むんですかシロミズさん?シロウズさん?」
「知ってる人で、紫のオープンのポルシェのシロウズさんとか
知りません?福岡にマイケルジャクソンを呼んだ、それでその後
倒産しちゃった・・・ほら・・」
二人組A「えっそれ僕です。ちなみにすいませんね、派手で・・
なんで知ってるの・・・・・」
岡崎「高宮のゲルニカで・・・」
二人組A「あっあの時の!!じゃ今度酒でも、携帯教えとくね」
いやー世間は狭いですね。
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話は仕事に戻って、
今回の目的は、北海道おいしいもの産地直送企画の調査。
12時に函館空港着、K社の中村部長がわざわざお迎え。
車で約一時間くらいの茅部郡にある、築の魚連がやってる港に
併設の自主市場まで、ちょうど「ボタン海老漁が解禁」で競り
が行われてて見学。「予想してたより淡々と進行・・・・・」
荷揚げされたばかりの活ボタン海老がトラックに積まれていく。
市場の中と港の周りを写真とって退散。とにかく海風もあって
めちゃめちゃ寒い。車で5分くらい先の事務所へ・・・・
マイナス180度で瞬間においしさを閉じ込めちゃう窒素冷凍や
45トンの備蓄水槽、熟成効果の優れた、氷温冷蔵システムを
備えた工場の上にある事務所で現場担当の伊藤さんと挨拶。
おおまかな説明を受けたあと、お昼ご飯を食べに・・・
やっぱり期待しちゃうよね。港近くの定食屋で、漁師御用達の
海鮮丼か!との思いむなしく。どこにでもあるよな喫茶店へ
社長と合流。「岡崎さん何食べる?あっ俺カツカレー!」
「じゃあ僕は・・・・・・・・・カニドリアください。」
とってもおいしいよくある喫茶店のカニドリアで・・・・・・
よーし夜に期待するとして。
事務所にもどって、生鮮を扱う注意点。過去の問題点。
お客様のクレームの内容。K社の通販システム。流通の過程。
商品の目利きのポイント。キャンセル途中解約の率。
販促のコツ。単価アップ企画。冷凍技術について。
活物配送の問題点。折込チラシの現状。各取り組み先の内容。
今年度の中元企画。フルフィルメントの範囲について・・・・
一番多いクレームは
「届いたカニが予想したより小さい」
という事だそうで、クレームにならないだけで潜在的に不満もっ
ててもおかしくないでしょ。多そうな感じしません?
実際タラバで何キロと言われても消費者はわからないもんね。
「毛がに」なんて思ったより、小柄なくせに高額だし。
そりゃ確かに、広告のカニは大きく見えちゃうんですね。
重さはキチンと表示していても、あくまで注文するときは衝動的
だし、もうどんどん立派なイメージが膨らんじゃってる訳で。
それもトテツモナク大きいハズだと勘違い。
もうどうにも修正聞かないくらいに、まぁ普通に考えれば、
お客さんが感覚がないんだろうけど・・・・
西日本の奥さんで活タラバを年に何回も買う訳ないから
感覚なくて当たり前なんですが・・・・・
それに相場物ですから、年間の高値と安値の差が倍以上あるわけ
で価格の感覚はなかなか身につかない。
だから一般の人は、
「なんとなくカニは高いもんだ」くらいの認識しかない。
しかし聞けば聞くほど奥が深い。
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打合せの途中で、タラバと毛がにとボタン海老を試食。
まずボタン海老の網焼き。
「旨い!」「さすが旬の味覚。」まさか海老食って、こんなに感動するなんておもっても無くて・・・・だいたい今さら海老で・・
確かに海老は旨いんだけど、普通、まぁ予想の範囲の味じゃない
ですか。僕は海老の刺身が食べれないので、網焼きで食べたんだ
けど、香ばしさと、身のジューシーさに感動っす・・・・・・
予想を越えている。
このボタン海老、僕の美味い物ランキング順位を一気に20位から
ベスト3くらいまで上がった感じ。
毛がには、はっきり言って、食べ方を知らなかったことに原因が
あるね・・・味噌がこんなに美味かったとは・・・・
そして正式に順序を踏んで食べると、あら不思議。こんなに
食べやすかったとは・・・・・・。
しかも活〆の浜ユデしたてですから当然美味い。
そしてタラバこれも活〆の浜ユデ!!しかもビックサイズ。
ボリューム満点。なんだけど毛がにに比べると大味かな・・
ダイナミックだけど、つい比べると、やっぱり毛がにですね。
しかーし僕がどんなに美味しいっていっても、書いてもなかなか
伝わんないもんで・・・・文章力を磨かないと・・・
K社さんでは食べ方のビデオ作るそうなので期待しましょうね。
その後細かい話をやって、待望の会食へ、地場の創作お鮨の店へ
まさに「将太の寿司」から飛び出たような、健康的なお兄さんの
お店へ・・・・まぁ普通に「うに」「大トロ」「蝦夷あわび」
なんかをお刺身とお寿司でいただいて、大満足。
だけど魚は博多の方が美味いかな?
しかし先ほどのカニの試食であんまりたくさん食べれず。
大沼プリンスホテルに宿泊。就寝。
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3/5日朝7時起床。露天風呂へ、そこから続く池と雪化粧の日本
庭園がいい感じ。8時にお迎え、8時半に事務所到着。
全体朝礼に参加、いきなり挨拶回ってきてちょっとびっくり。
ラジオ体操でも始まりそうな雰囲気だけど、それはナシ。
しかしとっても函館の朝は寒い。
10時、札幌中央市場の本締めの水産業者のT社の寺尾さん合流。
カニと海老のエキスパートで、とっても頼りになる39歳。
冷凍技術の話やら、市場のシステムについて・・・・・説明。
ちなみにT水産さんは社員300人の年商1000億の大企業。
その後函館に移動。
函館の市場に取材。昼飯で鮭の親子丼1500円。
セットの小さいホタテの味噌汁が美味しくて二重丸。
夕方から居酒屋で会食。
それなりに、北海道の食材を堪能。
その後 函館に二件しかない、高級クラブへ・・・・・
ビックリ!
外と中のあまりに違いに驚き。中はほんとめちゃ高級クラブ。
ほんと高級。白いピアノがあって真ん中に花がドーンと生けて
あって、内装は白基調でビルの3階と4階のメゾネット建てで
女の子も20人くらい揃えてて。大満足。明日が社長の誕生日と
言う事で勢い、ワインも抜いちゃって・・・・美味しい。
ご馳走さまです。函館まできてよかった。
その後
味噌バターコーンラーメン食べてホテルへおとなしく就寝。
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3/6日朝一番の9時で、札幌へ飛行機で移動。
今日は札幌中央市場へ見学。
K社のスタッフの方が空港にお迎え。
ほんと何から何まですいません。
札幌中央市場の本締め2社の1社のT水産さん下山課長と山下さん
から市場の仕組みを教えてもらう・・・・・
その後今年四月から稼動する道内最大級の最新保冷センターを
見学させてもらえることに。
このセンターは20000トンも収容できる5階建てのデッカイ冷蔵
庫。各フロアー天井は約6m。電動ラック式の最新倉庫。
20000トンといえば、あの10トントラック2000台分の荷物が入っ
ちゃう訳ですから、想像してみてくださいね。
ちなみに温度はチルドからマイナス20度40度60度まで完備。
と言う事で、マイナス40度体験してきました。
感想は「寒いの一言」外はプラス5度なんですが暖かく感じる程。
裸で入ると、5分で死んじゃうそうで、完全防備でも15分位で作業
してるそうです。ちなみにマイナス60度にするためには、まず何
もいれずに三週間かかるそうで、へぇースゴイですねを連発。
ステンレスのデッカイ扉はボタンをプッシュするだけで両サイド
プッシューと自働で開いちゃう、すると冷気が逃げないように、
小さな待合の部屋があって、その扉の奥に倉庫がある訳、
ねっ!なんかその様はもう宇宙船のノリ。
やっぱり「百聞は一見にしかず」ですね。
これからは、20000トンと言われればイメージが沸きますもんね。
興奮さめやらず。
千歳から帰福。