559-関連商品

 関連商品というキーワードで商品開発を考えて見ると思わぬ発
想を思いつく場合がある。

 関連と言うからには、メインの商材がないといけないのだが。
そのメイン商材のコアになる部分を展開してイメージを膨らませ
てみるのだ。
 

 たとえばカルピス。乳酸菌の濃縮液からそのまま飲める飲料に
そして派生商品としてアイスキャンディーや飴玉またはガムへと
ドリンクというカタチを他のカタチに変えている。

 さらにはパイン味やレモン味または贅沢味または「まろやか」
と一味を追加することでバリエーション展開を行っている。

 他にも携帯型のパックや顆粒と形状を変えるという技もある。

 それからロゴデザインが広く認められている場合はキーホルダ
ー等のグッズへ転用も可能だ。コカコーラやバドワイザーのロゴ
等はその典型だ。

 まぁそうは言ってもまずは飲料と関連のあるたとえば水筒やコ
ップやグラスなど関係のあるモノへの転用からイメージしてみる
といいだろう。

 考えてみると、意外にたくさんある。

 もうひとつやってみて欲しいのは、メイン商材のターゲット層
を改めて再度イメージしてみてほしい。

 ビジネスマンだろうか?それとも主婦?女子高生?イメージし
たお客様はどんな嗜好性をもっているだろう?どんな事に興味を
持っているだろう?どんな生活を望んでいるのだろう?

 なぜ自社の製品を買ってくれたのだろうか?

 値段?見た目?どんな価値に共感したのだろうか?

 対話の中から関連商品開発のヒントを見つけよう。
 ヒントはお客様にある。

 次に商売の定義を広げてみよう。

 たとえばだが、飲料販売メーカー>爽やかさを提供する会社と
大きくアバウトに変えて考えてみる。
 
 まぁちょっと無理があるなぁと感じる程度でね。

「うちは何屋だからさぁ」と言う前にどんな価値を提供する会社
なのかを考えてみるのです。

 さぁあなたの会社の商売の定義を変えてみよう。

 どうだろうか?

 関連商品のアイデアは浮かびましたか?

 

  2006年06月17日   岡崎 太郎