725-アフリカ紀行 No7 DAY4 20080302 ビクトリアフォールズヘ

ホテルを朝7時にチェックアウト。

 電話代だと思われる追加料金をUS30$支払う。公式レート計算なので
法外に高いようです。このホテル5つ星でありながらマッチ費一箱もないっ
てこの国の状況を物語っています。


 

 警官のジェリーがわざわざ会いに来てくれて少しお話。それにしても昨日
と同じ格好からも彼の生活が大変なのがわかります。池渕さんの車で空港へ

 本当に飛ぶのか心配だったエア・ジンバブエにチェックイン。荷物は預け
ると5回に1回は行方不明になるそうなので2個とも機内持込です。

 珈琲とサンドイッチを買う(45ミリオンZ$=実勢レートで約225円)
喫煙はカフェの横から外で。すれ違う全員が「ハローハワユー?」と気軽に
挨拶をしてくる。単なる挨拶でその後何かあるわけではない。ジンバブエの
人は極めていい人達なのです。それなりの犯罪はあるにせよ、出来るだけ争
わない事を求める国民性なのだそうです。

9:00 搭乗

@  @  @  @  @  @  @  @  @  @  @  @

10:30 ビクトリアフォールズ(以下VF)空港に予定通り到着。手荷物だ
けなのでスムーズに空港の外へ。一番元気のあるタクシードライバーを選ん
で宿泊先の「ビクトリアフォールズ・バックパッカー」と伝える。

 空港から街まではUS30$と一律決まっているようです。

 ドライバーはスタンフォード君31歳で既婚・子供2人。VFはハラレと
比べて簡単いえば単なる田舎。予想してたよりも観光地化もしていません。
一部の高級ホテル内は治外法権化して超ラグジュアリーのようです。

 宿に着くなりチェックイン。朝11時にも関わらず他の宿泊客はいないよう
ですぐに部屋へ案内される。トレイシーという小太りの白人女性が対応して
くれる。この宿はNETで直接、今日から3日間と予約したのだが、2日に
変更してくれるよう伝えると、何も問題なく変更してくれた。しかも一泊U
S30$だから二泊で60$です。とっても安いですね。

 約八畳の広さの部屋には、電気の照明が2つ(停電時はロウソクになるよ
うです)ダブルベッドとテーブル。それからお湯の出るシャワーと洗面台と
トイレ(バスタオルとハンドタオルを完備)ただし石鹸・歯ブラシ・カミソ
リ等備品はありません。もちろんクーラーはなく・テレビやコンセントはあ
りません。(ボトルウォーターはUS2$・ビールは3$・ランドリーサー
ビスは3$)

 それでも清潔なうえ木陰の下にあるので涼しくてクーラーは必要ありませ
ん。住めば都になるでしょう。夜は蚊帳(モスキートネット)でマラリア予
防です。ヨハネスブルグで買ったアンチマラリアのタブを飲んでます。

@  @  @  @  @  @  @  @  @  @  @  @

 少し休憩した後、スタッフのダリルに念願のビクトリアフォールズへ車で
送ってもらう。ゲートの前でレインコートを借りていざ滝の音のする方へ
すでに霧雨がメガネを濡らしています。

 ビクトリアフォールズは複数の滝から構成されていて、その横幅1700m・
最高落差はなんと108mで世界三大滝に数えられています。ちなみに他はナイ
アガラの滝とイグアスの滝です。

 広大な敷地を左端から攻めて行きます。アフリカ最大の観光地のわりに観
光客はパラパラです。さて問題の滝です。爆音をともなって流れ落ちる土色
の滝はまさに大迫力。なんでも雨季のため通常よりもザンベジ河の水量が多
く、おかげで巻き上げる水煙であたり真っ白。レインコートを着ているのに
嵐の中にいるようでパンツまでズブ濡れ。おかげで靴もびしょびしょ。サン
ダルがマストです。

 とても写真どころではありません。もし防水仕様のカメラで臨んでも真っ
白な水煙で何も見えません。

 途中ラスタな二人組と出会う。ジャマイカからかと尋ねると、ハラレから
観光に来たと言う。ジンバブエはブラックピープル発祥の地らしく、ボブマ
ーレーに同名の歌がある。

 ともかく敷地が広いので国境を越えてザンビア側からも見る予定でしたが
疲れてしまって断念。ヘリコプターから空撮も考えたのですがこれも時間の
関係で断念。

 夕方から滝に落ちる前のザンベジ河のサンセットクルーズです。

 タイ・バンコクのチャオプラヤ河やベトナムのメコンクルーズと比べて、
さてどんな感じなのでしょう楽しみです。

  2008年03月12日   岡崎 太郎