724-アフリカ紀行 No6 DAY3 20080301 海外青年協力隊お別れパーティ

  ムバレの市場を見た後、ジンバブエの主食にあたる「サザ」がハラレで一
番美味しいというレストランへ。「サザ」とはトウモロコシの粉を水でよく
練って蒸した料理で食べつけると癖になるそうです。今のところ僕には理解
できません。


 

 一人前分の量でもちょっと食べきれない量なので3人でシェアすることに
します。炎天下の中を歩いたので冷えているビールは最高です。喉を鳴らし
て流し込みます。注文した「チキン・サザ」は簡単にいえばクリスピー気味
のフライドチキンに高菜の油炒めにトマトソースが一枚のお皿に盛られた料
理で、これをインド人のように手で食べます。味は意外にも美味しくて驚い
たのですが、それもそのはず鶏はもちろんブロイラーではなく正真正銘の地
鶏なわけで、それを揚げれば美味いのですね。

 食堂のまわりをブラリ歩き、大統領選のポスターをパシャリ。近所の子供
がタキガミ君のところに集まってきます。

 何をしてたの?
 すぐそこのプールで泳いでたの!
 へぇプールがあるんだ。(公営の立派なプールがあります。他にもバスケ
ットコートや野球場に観戦スタンドのある多目的施設など充実してます)

 子供が30人を超えたので全員で記念撮影。

 露店で「みかん」らしき柑橘系果物を見つけて購入。食べるとまさに日本
のミカンでびっくり。甘みもしっかりしていて◎です。ジンバブエのある場
所で栽培されているようです。

@  @  @  @  @  @  @  @  @  @  @  @
15:00 海外青年協力隊のお別れパーティーへ飛び入り参加。

 まったく関係のない僕を快く参加させて頂きありがとうございました。2
年の任期満了と、政情不安定が原因の一時帰国(隣国移動手続)の隊員総勢
10名のために料理とお酒をみんなで持ち寄ったアットホームな送別会です。
(3か月に1度程度で地方に散っている隊員が集まる会が催されるそうです)

 さて料理で一通りお腹を満たすとガーデンコンサートのはじまりです。

 サックスにクラリネットにギターに三味線それにオカリナ!演奏に自信の
ある人もない人も楽しそうです。とくにスキマスイッチの「奏」は身に染み
ました。まさかジンバブエで聞くとは想いもしませんでしたけれど。

 陽も沈み演奏が終わった後、帰国する隊員一人一人が、それぞれ任務への
想いや辛かった思い出を涙で言葉に詰まりながらも語ります。なんか素晴ら
しい瞬間立ち会えてよかったです。

 ほぼ同年代の若者がアフリカでこんなにがんばってるなんて・・・。
もっと彼らの奮闘を日本で紹介すべきだと思います。聞けば聞くほど彼らの
勇気と決断そして精神性の高さに驚きます。

 また現地で彼らを取り巻く外務省の方や警備のために警視庁から赴任して
いる方、また現地に根を張っちゃった邦人の方。そういった方々の暖かい支
援があることも初めて知りました。

20:00 タイ料理屋「ブルーバナナ」で池渕さんとお昼に一緒だった小林さ
んとお食事。

21:30 ホテルに戻ると早朝の警官から「飯でも食べようとホテルに来たが
いないから帰った」とメッセージ。律儀なのか何なのか・・・

長い一日でした。就寝。

  2008年03月10日   岡崎 太郎