ユニクロのTシャツが凄いことになっている。
その種類の多さもさることながら、気合いの入り方が凄い。
中でも今年の目玉は何といってもガンダムとのコラボTシャツだ。
79年に放送された初代「機動戦士ガンダム」をモチーフに田島照久氏の
描き下ろしデザインで全10柄を展開している。
モチーフの選択が渋い、ゴッグ・グフ&ドダイ・爆撃機ガウ・ズコック・
ゾック・パーフェクトジオング・ザクと10柄中なんと7柄が敵であるジオ
ン軍なのである。
そしてデザインの色目・構図が渋い。ともかくリアルなのだ。
ぜひ店頭またはネットで確認してみて欲しい。
勝手な予想だが、この流れでいけば来年はボトムズ・イデオンあたりで
展開がはじまるのではないかと個人的に期待している。
(アニメものでは鉄腕アトムをモチーフにしたTシャツのデザインが秀逸。
コミック関連のゲゲゲの鬼太郎や名探偵コナンと全7柄あるが、こちらは少
しデザインが幼い)
商品コンセプトの切り方がとても参考になるので、もう少し詳しく見てい
こう。
まず企業コラボTシャツ。
有名企業とのコラボTシャツは34柄。
フジカラーの写ルンです・カゴメトマトジュース・キューピー・モスバー
ガー・ブリジストン・キャンパスノート・トヨタのプリウス・バヤリースな
ど多彩だ。
いずれのデザインも企業のオリジナリティーを損なわずにクリエイターが
苦心したものと推察される。
また有名企業コラボとは別に「日本の美」を継承し、こだわりの商品を作っ
ている伝統企業の中から今回はとくに夏と関係のある商品を扱う企業とコラ
ボを展開している。
花火を製造する斎木煙花本店・ガラス製品の老舗、三洋硝子・氷をあつか
うKING ICE・金魚専門店の伊藤養魚場・京和傘をあつかう日吉屋・
竹製品を製造する竹虎、全六柄、和をテーマにした色合いとデザインで展開
している。
そしてもうひとつ、過去に実際使用された企業の看板や広告デザインを
採用したコラボTシャツ10柄。なんともレトロで味がある。
他にも建築家の安藤忠雄氏や天野喜孝氏に佐藤可士和氏に茂木健一郎氏・
モデルの長谷川潤・SHIHO・佐藤真由美・小泉里子と才能ある著名人の
オリジナルデザインも楽しい。
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それにしても年間700タイプ以上のデザインを展開、モデルには俳優の
浅野忠信。クリエイティブディレクターは佐藤可士和氏・WEBディレクタ
ーは中村勇吾氏というから凄い。(先日NHKのプロフェッショナル・
仕事の流儀で特集されていました)
中村勇吾氏のフラッシュは世界的に評価が高く、今回の作品も素晴らしく
必見です!http://www.uniqlo.com/utloop/
資本を含め企業力の高いユニクロが、本気で取り組んでいるプロジェクト
である。ぜひチェックされたし!
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□2003年から始まったTシャツプロジェクトは「Tシャツを、もっと自由に
面白く。」というキーワードのもと、毎年、世界中のアーティストやクリエ
イター、学生の方々のデザインや、有名企業のロゴなどを、ユニクロの企画
力・編集力によってワクワクするようなTシャツにして販売するもの。