僕の友人に毎晩ビール1リットルを10年以上継続しているにも関わらず
まったくビール腹でも太鼓腹でもない奴がいる。
年は35歳で体脂肪率は10%以下で高校時代から体型に変化がないそう
だ。ちなみに運動という運動は何もしていないそうだから驚きだ。食事の量
もけして少なくはない。つまり痩せの大食いである。
それに比べて僕はといえば、運動も食事も気を使っているのに、少しでも
気を抜くとすぐに体重が増えてしまう。
最近はヤレ炭水化物だ!カロリーだ!有酸素運動だ!と規制に規制を加え
た日々を過ごしている。
いったい何が違うというのだろう。
そういえば昔、ある本で「思い込みの力」という内容を読んだ。
人間の思い込みというのは、かなりパワフルで本人が「食べても太らない
体質」だと思い込んでいればどれほど食べても太らないそうだ。
逆に少ししか食べてないのに私太るのよねぇが口癖の人は間違いなく太る
そうで、確かに僕のまわりにもこの理屈に該当する人間がいる。
同様に信念をもってダイエットを断行すれば痩せると思えば、そういうイ
メージ通り痩せるということになる。
ポイントは、深層心理での理解だ。どれほど意図的に思い込もうとしても
浅い心理での理解であれば、まったくパワーを発揮することはない。
できれば短時間に思い込めればこれほど楽なことはないが、僕はその方法
を知らない。きっと洗脳や暗示または催眠術に近いテクニックだと思う。
アファーメーションや口癖の習慣はかなり強力だと思う。僕の親友のコーム
ーエンの本に詳しい。
思い込みというのは、強く思い込んでいるモノこそ、人間の表現としては
力が抜けているもので、日常当然だと思っていることこそ実は相当に強く思
い込んでいるものだ。
このパラドクスに気がつき自分の思い込みを見直してみるといろいろな
発見がある。僕は出会いが多いとか運がいいと思い込んでいるので、実際
出会いがとても多い。これもひとつの思い込みだ。
また多くの日本人が働かないと稼げないという思い込みを持っていること
も面白い。他にも異性に持てない人ほど、異性を特別な意識で捉えているや
気がついてない人が多いのだが、自分は大金持ちになれないと実は思い込ん
でいる人など・・・どれも深層心理が邪魔をしていると言える。
楽しいと捉えるか、苦労と捉えるかも人それぞれだ。
どんな体験も前向きに楽しいと捉えられる人は人生がスムーズである。
話がずいぶん脱線したようだが、人生が楽しい方向へ深層心理の舵を切る
体型をマスターしたいものだ。