756-日々の記録ルール

 ある友人のモチベーションシートを見せてもらって、思わず「あぁー」と
声を漏らす箇所が数箇所あったので、今日はMSを記録するにあたって
気をつけて頂きたいことを簡潔に紹介したい。


 

 まず一番気なったのは、マイナスな情報の記載である。
 MSではマイナス情報は極力記録しない。

 人間には忘れるという能力がある。
 よいことも悪いことも、プラスもマイナスも全部忘れる。
 だから「よいこと」だけを記録しておくと、後から見直した際には、
「よいこと」ばかりが思い出される。

 僕は、本の中で「落ち込んだときに処方箋」という表現を使ったが、
 ポイントは平常時から、落ち込んだ時や悩んだ時の対応策を準備している
ことが人生大切なのだ。

 これぞモチベーションシートが他の手帳やノート術と大きく違う点であり
真骨頂なのである。僕はこの記録を見直すことで何度も不幸のどん底から
立ち上がった経験がある。

 次に、できるだけ情報を一元で管理することだ。
 モチベーションシートはA4サイズ・A5サイズともに隣ページがメモ欄
になっている。このメモ欄に一日のあらゆる記録をまとめるのだ。

 もし記録スペースが足りなければ、バインダー形式なので紙を追加すると
いいだろう。
 
 僕はMS以外のノートやメモ帳は持ち歩かない。
 ただし電車の中などMSを広げれることができない場合は、携帯電話で
自分のPCに宛てたメールを送り、プリントアウトしたものをMSに貼るか
わざわざ、手書きすることにしている。
 
 次に、当日記録できなければ、翌日または一週間後であれ、シートを埋め
ることである。

 ただしそのためには、行動記録くらいは記録しておくことだ。
 行動記録をきっかけに詳細な部分まで思い出すことができる。
 もちろん限度はある。

 感情や思考を記録する時間を持つことは、将来の進むべき方向を見通すこ
とに繋がっている。

 見直すことで、過去を振り返りつつ将来をイメージするのだ。

 繰り返しにもなるが、その際過度に過去のマイナスがトラウマになるよう
では具合が悪い。だからマイナスな情報はなるべく記録しないことだ。

 次にグルーピングを行うこと。

 どんな手帳やメモ術でも言えることだが記録を見直すことは大変有益だ。

 メモや記録はまさに「宝の山」、手書きゆえに時間がかかって遠回りのよ
うでも実際は成功への最短コースを突き進んでいる。
手書きと脳の活性は完全にリンクしている。

 まずは騙されたと思ってまずはやってみて欲しい。

 グルーピングをおこなってみると、すぐにモチベーションシートの効用に
気づくことができるはずだ。

 ぜひやってみて欲しい。

 お奨めは「よかった出来事」と「またまた強く想ったこと」の集計だ。
悩むより、まずは「やってみる」ことである。

 35歳までは流されるままに働こうとも、学ぶ気さえあれば、なんでも
学びになる。大切なことはさまざまな行動のたびに感じた自分の感情や感覚
または疑問や違和感を記録し見直すことだ。

 考えることを放棄しては未来はない。

 最後は、いつでも記録できるように、MSを開いておくことだ。
MSを開きつつ、思いついたことは記録するぞと意識することです。

 たとえば作業中や読書中またはテレビを見ていても、「ん!」と思いつい
たことは、瞬間でメモしなければ、すぐに揮発してしまう。夢で見た内容が
どんどん曖昧になっていくことに似ている。

 以上、
 ■マイナスなことは書かない。
 ■情報を一元化する。
 ■行動記録をつけ後日でもシートを埋める。
 ■グルーピングをやってみる。
 ■MSを開いておく

 モチベーションシート記録のルールでした。

 

  2008年08月06日   岡崎 太郎