815-コルドバ

「人生がつまらない」と思ったら、新しいことをせよ


 たとえば「スペインのコルドバに行きたいんだよね」と先輩が
言ったとします。

 

「えっ、それどこですか?」
「何があるんですか?」
「どうしていきたいんですか?」

 といった素直な反応が、若者の特権だと僕は思うのです。

 ところが現実は「飛行機何時間ですか?」
「僕は耳が痛くなるから三時間以上飛行機乗れないんですよ」
「スペインはスリが多いんですよね」
「英語圏じゃないから言葉が不安だなあ」
なんて具合にネガティブ系の言葉のオンパレードに「あちゃあ」と
思ってしまいます。
 
 これでは、まるで干乾びた老人の反応です。
(もちろん実年齢とは関係ありません。心の年齢です)

 新しい情報やサービスまたは新しいツールが登場したら、好意的に
そして機敏に反応できるかどうかが大切なのです。

 あなたも反応できないなら老化を疑ってみましょう。
  
 ある先輩に「人生が面白くないと思ったら新しいフィールドに挑戦しろ」
と言われたことがあります。

「知っている範囲で何かやろうとするから面白くないのであって
『新しい何か』をやればなんでも楽しいんだぞ。

 新しい人間関係、今まで考えたことのない新しい思考、新しいやり方、
新しい発想、新しいことが面白いんだ。

 何もむずかしく考える必要はない、今までやってないことを単純に
やればいいんだよ」と。

 目から鱗の力強いアドバイスでした。
  
 言葉を換えれば、たえず自分自身を「開拓」していくことだと思います。
たえず新しいところに行きながら、身を削るでもなくいろいろな体験を
肥やしにしていく。自分の中に、バリエーションを増やしていく、経験値を
積んでいくこと。

 そうした作業(検証)もしないうちに、可能性を絞ってしまっては、
スケールも小さく、バランスの悪い人間になってしまいます。
  
 20代でも老人はいる、70代でも若者はいる。
 自分の可能性に鍵をかけるな!
 

  2009年10月27日   岡崎 太郎