眠っている時間の有効活用 ヨドバシカメラを24時間化せよ |
ヨドバシカメラといえば、全国20店舗で展開している大型家電量販店
である。その中でも、日本最大級の店舗でもある秋葉原店は地下一階から
地上九階の建物で売場面積はなんと2万3800平方メートル。
この広大な面積に膨大な商品を陳列し販売をしているわけだが、いったい
パート・アルバイトを含めると何人が働いているのか想像もつかない。
駐車場は地下2階から6階まであり400台のスペースを確保している。
営業時間は9:30から22:00。正味12時間半の営業ということは、逆に
考えれば、一日の半分は閉まっていることになる。
これだけの巨大店舗だから、閉まっている時間を考えるともったいないと
思うのは、僕だけではないだろう。
ドンキホーテのように深夜も開けることはできないのだろうか?
そこで、ヨドバシカメラの店舗を24時間化することをお題に考えてみる
ことにしよう。 実施するには何がボトルネック(※全体から見れば小さな
部分が要因になっているが、そこを改善しないと向上しないこと)になる
だろうか?
すぐに思いつくのは、従業員の確保とセキュリティ問題。これだけの広大
な売り場をすべてオープンさせるには大変な労力が必要になる。
そこで、22時以降は一階の一部のみ、平均的なコンビニの面積程度
(約50坪)をオープンするというアイデアはどうだろうか?
各メーカーの新商品や人気商品をランキングして紹介することで、より
エンターテインメントな陳列が可能になるし、ゲームのプロモーション映像
や音楽や映画のプロモーションビデオを大画面で流しても面白いだろう。
深夜限定を逆手にとって、いろいろなイベントをしかけることもできると
思う。また、二十四時間特設カウンターで商品の引き渡しを行えば、膨大な
商品ラインナップを有効活用することができる。
たとえば、深夜に自作パソコンを組み立てている途中で、ある部品が足り
ないと気づいたお客様がいたとしよう。あと少しで完成というのに、翌朝
まで待つのはスッキリしない。こんな不便も、インターネットと引取り
サービスで解決できるというわけだ。ネットで部品を検索しオーダーして
おけば、手際よく短時間でお渡しできるだろう。
■参考資料
ヨドバシカメラマルチメディアAkiba 23,800平方メートル
LABI1日本総本店 23,000平方メートル
ヨドバシカメラ マルチメディア横浜 21,450平方メートル
LABI1高崎 20,800平方メートル
LABI1なんば 20,000平方メートル
ヨドバシカメラ梅田 20,000平方メートル
ヨドバシカメラマルチメディア吉祥寺 18,500平方メートル
ヨドバシカメラマルチメディア博多 17,500平方メートル
ヨドバシカメラマルチメディア川崎 14,400平方メートル
ビックカメラ有楽町店 13,816平方メートル
ビックカメラ新宿西口店 12,200平方メートル
ビックカメラ池袋本店+パソコン館 9,000平方メートル
ケーズデンキ浜松本店 8,348平方メートル
ベスト電器福岡本店 7,953平方メートル
ヨドバシカメラマルチメディア宇都宮 7,300平方メートル
ヨドバシカメラ マルチメディア仙台 6,500平方メートル
LABI渋谷 5,565平方メートル
LABI1池袋モバイルドリーム館 3,500平方メートル
ヨドバシカメラマルチメディア新宿東口 2,325平方メートル
課題1
一部分のみを24時間オープンにすることで商売の機会を生み出すことが
できる業種や形態を考えてみよう。