7 期間限定でまずは試してみろ
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ジムで汗を流せば、トレーニングウエアの洗濯という需要が生まれる。
仕事の合間にジム通いをしている僕のようなビジネスマンは、できれば
洗濯物を持って帰らずに、すべてジムで完結させたいと思っている。
そこで「洗濯サービスはないの?最近は靴の丸洗いというのもあるよね。
来週一週間出張なので、そのあいだ靴をクリーニングしたいんだけど。
と気軽な口調でスポーツジムのマネージャーに提案してみた。
この便利なサービスを実施すれば僕以外のお客様もおおいに喜ぶと思うの
だが、僕の提案のやり方が悪かったのか、このアイデアはいまだ採用されて
いない。いや、採用にならない大きな理由はマネージャーの怠慢だと思う。
新しいことをはじめるには、労力もかかる。リスクがなくてもだ。
ただ顧客が喜ぶという程度では、ジムのマネージャーのモチベーションに
ならないのだろう。可もなく不可もなく日々淡々と過ごせるのに、なんで
またわざわざ厄介なことを増やす必要がある? くらいにしか考えていない
のかもしれない。
たしかにデメリットも、少しはあるだろう。しかし少々手間がかかっても
「できる」なら何でも試してみるべきだと、僕は思う。もし不安があるなら
とりあえず期間限定でサービスインすればいい。もし採算が合わない作業に
時間がとられるなど、ジムとしてのデメリットが多ければ、期間満了で、
そのサービスをやめればいいだけである。
その一方で、やってみることで、はじめて生まれるアイデアはたくさん
あるはずだ。改善点もたくさん見えるだろう。いきなり大きくはじめるのに
躊躇するなら、小さくそっとはじめることだ。それこそ、最近都心部で
ポツポツ現れてきた、ジムの24時間化とかね。お風呂は使えなくても
シャワーブースを作れば、ジムを銭湯代わりに使うニーズが生まれるかも
知れない。
怪我や事故が怖いなら、バンジージャンプみたいに最初に誓約書をとれば
いいだけの話だろう。リスクヘッジの方法は考えればたくさんあると思うの
だがどうだろう。
課題7
期間限定ではじめられる身近なサービスを考えろ