116-上海紀行(観光編)です

■時は2015年。ジェッターマルスな世界?
鉄腕アトムの誕生日は2003年4月7日なんだけど・・・

 

驚きました。


恐るべし上海。

トンネルを抜けるとそこあたり一面。
上海タワー・グランドハイアットに代表される天に向かって
ニョキニョキ伸びてる超高層ビル群。そう、まさに時は2015年っ
て感じ・・・・・自動車が地面走っててはオカシイ。

もう車は飛んでて丁度いいくらい、完全にここは近未来。

僕の想像を完全に超えちゃってました。

観ると聞くは大違い。

川を挟んだ対岸は、上海が魔都と呼ばれた頃の、旧ヨーロッパ風
石造りビルがライトアップされてる観光名所なんだけど・・・・
ちょうど「蒼天の拳」の舞台のようなね・・・・・
       http://www.coamix.co.jp/comic/soten/index.html
この両極の風景が一度に視野に飛び込んでくる。

脳みそを電気が駆け巡りましたね。

まさにフィフスエレメントか手塚治か?といった具合。


だいたい感動って予想の範囲内でしょ?

雑誌のおいしい料理屋特集を見て、期待してお店で食べて、度肝
抜かれるほど予想より旨くて、あんまりないでしょ。

車にしても・・・映画にしても・・・・なかなか無いでしょ。

期待しつつ、事に挑めば挑むほど、予想をはるかに越える事って
なかなか無いことですよね。

そのくらい不思議な景色なんですね。一見の価値ありです。

ここ最近の上海の経済発展は凄まじい訳ですが、
ここを体験せずに、世界経済を語ってはいけません。
(語る気もありませんが・・・・)

ただ感じるのは、「それぞれの格差」、つまり最高と最低の幅
なんだけど、これが広いんですね多分。上も下もね。

新しい物・古い物・旧来の価値観・斬新なアイデア・先の見えな
い経済・貧富の差や都市と田舎の格差・教育格差・給与賃金格差
・過去に例を見ないバブル・・・そんな「ごった煮」な感じ。

「うねり」「混沌」という言葉がぴったり。

賃金一つとっても、1ヵ月5000円の労働者がいるかと思えば、
フェラーリを色違いでポンと買える人間がいるんですから。
(日本ではさすがに5000円では暮らせない。)

それに上海の5000円ってちゃんと30日働いて貰う給与ですから・

恐るべし上海です。

ある大社長の月の給料が500万だとすると、この社長はこの中国
人の人生二回分を1ヵ月で稼いでることになりますよね。

5000円×12ヶ月=60000円×40年=240万円×人生2回=480万


初日の夜に、お風呂がいくつもある日本で言うところの温泉セン
ターみたいなとこに行ったんだけど・・・・

少し日本とシステムが違ってて、浴場内はスリッパで移動する。
まぁ当然、お風呂に漬かるときは、スリッパは脱ぐわけですが

この脱ぎ捨てたスリッパを、ただひたすら揃える。それも朝から
晩まで揃える担当のお兄ちゃんが複数人いたり、お風呂を上がる
お客様の体を拭く役割の人だとか・・・
ロッカーの鍵を管理しているだけの人だとか・・・・・

多分この人たちは月給10000円程度かな?

考えられますか?想像できますか?

ただひたすら・・・・・・スリッパを揃える・・・・だけ・

仕事をするためのモチベーションってどこから来るんだろう
なんて考えちゃいますよね。

仕事が楽しいとか?あるのかな?

なんかスリッパ揃えるのに工夫とかあるのかな?

これから将来どうするとかどうしたいとかあるのかな?


■ちなみに世界一の高層ホテル87階 グランドハイアット上海

地上420メートルの「金茂大廈・超高層タワー」53階~87階部分が
「グランドハイアット・上海」です。

現在、「世界で最も高いホテル」としてギネスにも登録されてい
るほど。ホテル内には世界でも最先端を極める12のレストランと
87Fのバー、スカイプールやスパなどの施設も充実している。

http://hotel.blue-sky.co.jp/gallery/hot/grh-shn/grh-shn.html


■上海タワー(東方明珠塔)
高さ468m、世界でも第3位のテレビ塔なんですね。

外見は60年代のSF映画に出てくるロケットを彷彿させるレト
ロな味のデザイン。展望台以外にも、ホテルやディスコ等がある
一大複合アミューズメントです。

http://www.ne.jp/asahi/momose/akira/china/city/tower.htm

次回も上海レポートか?

  2002年07月31日   岡崎 太郎