お疲れ様です。itmの代表、岡崎たろうです!
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狂牛病も三頭目が発見されたりで、「お肉・もつ系」のお店さん
は前年50%も売上が落ちたりと、もう必死だそうですが、
「積極的に肉を食らおう」
「10年後を怖がってもアカン」
「今ココにあるうまい肉がもったいない」の
スローガンでみんなで頑張ろうと言う事になりました。
みなさんも、事実としては「安全」とわかってても、
実感体感としては、「進んでは食べたくない」と言う事なんでし
ょうね、この事からも思うんですが
やっぱり「レッテル」というか「雰囲気」「ムード・トレンド」
って言うのは「払拭」するのが大変です。
すると「情報隠蔽工作」てな話になるんでしょうが
国民も知る権利がありますから、そんなわけには行かない。
「フル・ディスクローズ」すべてをタイミングを考えながらなる
べく早く適切に公開することが大切なんでしょうね。
やっぱり正直が美徳です。
ただ思うのは、キャスターや記者の余計な意見が多いそれも
不安を煽るような。
知る権利に対して事実のみ提示する事なんではないでしょうか?
後、フォローが悪い。去年のO-157やカイワレなんかにしても、
売上を下げた責任とは言わないが、なんかその後のフォローはあ
ってもいいんじゃない?
でお話を聞いた上、
帰りにお土産まで頂いてありがとうございました。
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ちょっと長くなりましたが、
今回はワントゥワンの軸 2-価格-1です。
ワントゥワンを考える上で今回は「価格」を中心に考えてみまし
ょう。
まずこの話。
公平と平等の話になります。
たくさん買ってくれて、会社に利益を多大に貢献いただいた優良
顧客と安売りセールの時のみ買ってくれてるバーゲンハンターな
顧客の扱いやサービスを差別する事が公平だとする考え方です。
辞書で引きますと
>平等《名・形動》差別なく扱うこと。
>「―を欠く」「男女を―にあつかう」とあります。
日本人は平等が好きですが、公共のサービスではなく、資本主義
の上に成り立った民間企業なわけですから、企業存続の上にも、
利益は最低限必要なわけですから・・・・
ちなみに辞書では、
>公平《名・形動》
>〔いくつかのものに対して、ある判断・行為などを行うとき〕
>どれにもかたよらないこと。
>「―無私」「―に分配する」「―を期す」・公正。不偏。
となりますが、伝えたい事と違います。
どうも公平よりフェアの方が近いですね。
フェアを辞書で引くとこうなります。
>フェア《形動》正しいこと。
>公明正大。「―な判定」・《名》野球・テニスなどで、
>打ったボールが規定の線の中に入ること。
つまりは、企業からみて優良顧客を大事にせなイカン訳ですから
その為に「何」をするかを考えなきゃですね。
購入金額に対してポイントを付加するやり方は、フェアで
ワントゥワン的ですよね、昔からある割にはこのポイントカード
戦略、形骸化しているお店が多いですね。
当初の目的通りになってないですとか、
稼働率が悪いとかITを使ってなくてハンコでやってたり
プロモーションと連動してなかったり。
つまり囲い込み戦略ではじめた事も忘れているんじゃないのって
感じです。
基本を確認しましょう。
顧客囲い込みとは、他の販売店やメーカーに逃げないようにする
事ですよね。
よく「ポイントを貯める」すると、「ロイヤリティーが高まる」
なんて言われてますが、
簡単に言うと
「せっかくポイントがあるから、どうせ買うならこの店で」
と言う意識です。
つまりポイント戦略で気を付けないといけないのは
過去の買い物で、ポイントが貯まっているカードを持っているか
どうかとポイントの還元率が高いか低いかと店頭商品価格のつけ
方の3点が肝です。
例えばどこのお店でも売っている電気製品だとします。
一番囲い込みが成功しているパターンは、
カードのポイントが結構貯まっていて、お客様の意識が
「ポイントをためる喜び」を感じて「競合店」と比較なんて
しようとしない状態。
この「ポイントをためる喜び」のレベルまで引き上げる仕掛けが
大切です。ミスタードーナツのポイントのように次回、期間内に
来店すれば、必ずプレゼントがもらえそうな、緻密なポイント設
定が秘訣と思います。
次の状態は検討比較する場合です。
検討される条件はこのような感じです。
1-店頭売価(値引き後実売)・
2-サービス(送料・取付費・引取り)・
3カードの還元率・ポイントはスグ使えるか?
等の条件によって、A店・B店のどちらがお得かを検討している
わけです。
つまりポイント戦略は、価格での単純比較を難しくしています。
ですから、少々価格が違うくらいはお客さまは気になりません。
価格差が少なければ、
当然 A店のポイントカードを持っていて、B店のポイントカー
ドをもっていなければ、まずはA店有利に働きます。
A店が折込広告を行っていれば、A店の折込チラシは有利です。
かつA店のポイントの仕組みが、貯めれば貯めるほど還元率が高
くなるように、設定されていれば、わざわざ別のお店で買い物を
したくない意識が働きます。
この時点で他店に足を運ぶ確立がぐんと減っています。
ポイントは自社でコントロール可能な販促ツールですから再認識
して、いろいろ考えて運用してみてはどうでしょうか?
マイレージやガソリン系クレジットカードは、
とても参考になりますよ。
あと、なにか情報ございましたら、教えてください。
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それでは次回 来週の月曜「ワントゥワン4つの軸の2-価格」または「応対」
について、ご意見感想で若干変更予定してます。
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