119-タクシーのウィンドウ広告を考える

どうやら福岡でもやっと・・・・
タクシーの初乗り料金に格差が出てきたようです。

福岡市西部を拠点にする、姪浜タクシー(瀬尾亮二社長)等4社
で構成する西タク無線グループが、初乗り運賃を現行590円
(1・6キロ)から350円(850メートル)に値下げする認
可申請を九州運輸局に出したそうで九州でも値下げ競争が始まり
そうですね。

姪浜タクシー・092-881-0834(代)

朝、通勤してる時、前を走っているタクシーの後ろのウィンドウ
に、「初乗り350円」「遠距離割引」「迎車料無料」「乗るほど
お得ポイントカード20Pで500円」と書いてあったんですね。

ちなみに一回のご利用が1P(いくら使っても)・ドライバーの
シャチハタでアナログをやってるわけです。

まぁ近いところでもたくさん乗ってもらいたいという事ですね。

次にそもそも「迎車料無料」は当たり前だと思うんだけど・・・
少なくとも僕はそう思っていたんですが・・・・・

電話で聞いてみました。
予想外にとても感じの良い対応にびっくり。

ほんとは運輸局の認可が必要なことだそうです。認可がなければ
ちゃんと取るべきらしく、認可がなければ不法なダンピングとみ
なされるらしいのですが・・・

会社がドライバーに徹底が出来ていない事や、お客様とのトラブ
ルにもなりがちなので・・・といった理由で現実とれていないそ
うです。


しかし、このタクシー驚くことに、連絡先の電話番号が無い。

せっかくこれだけ提案しても、呼ぼうにも電話番号ないとね・・
調べろということなんでしょうか?


遊休地利用というか・・・使えるスペースはお金に換える。
つまり広告として商品にならないか?という問いの結果の産物
なんでしょうね・・・・・

もう今は無い、パソコンメーカーのゲートウェイが福岡に
出店した際、市内に黒のカッティングシートで牛柄に施された
タクシーが走っていたのは記憶に新しいですが・・・・

タクシーにおける交通広告は、ホイルキャップ・全面車体広告・
アメリカのタクシーみたいに、天井に三角の企業広告看板を立て
たり・バックウィンドウには視認性のある特殊シートを使った全
面広告(細い線でデザインされてる。正式名称はわかりません。)
・社内のハガキサイズの持ち帰りツール・最近は液晶テレビでの
動画広告・関東では見えるラジオでの文字広告と多種多彩です。

まさに使えるスペースは全部といった感じですね。

しかしこの長引く不況で、福岡の交通広告事情は冷えているのか
大手の第一タクシーのバックウィンドウさえ透明な状況です。

そこで最初の自社広告が施されてるタクシーの出現なんですね。

多分。でもせっかく遊休地だとしても、施工料・材料代がかかっ
ているにもかかわらず、捻りが無い広告になっている。

もっと気の利いた広告ができないものでしょうか?

例えば、

「携帯にご登録ください。5分以内に駆けつけます。
フリーダイヤル0120-123-1234 第一タクシーとか?」

町の便利屋さん機能を実施しているタクシー会社も多いいですが
実際何をしてくれるかがよくわかんない・・・・
なので「こんなこともあんなこともお任せください」であるとか
「どうしても焼き鳥が食べたくなった時おもいだしてください」
とか・・・・

まぁ提案型だったり、使い方のわかるシーンイメージ型広告で
あれば面白いと思うんですね。

また、広告募集の広告をただ「広告募集中」と書かずに・・・・
こう使えば効果抜群とイメージが沸くように製作すべきではない
でしょうか?例えば、「広告予算5万円の切り札」とか・・・・
だじゃれが効いてる広告とか・・・
「お試し20日間・たったの3000円(材料別)」とか・・・

なんかもっと、いろいろ出来そうでしょ。

そこまで気が利く広告屋がいないのかな?

  2002年08月08日   岡崎 太郎