133-ラジオでこんな話してます

この間、実はとある遠隔診断の施設を見学にいったんですね、

これが衝撃だったんですよ。
 

えーとMRIとかCTスキャナってわかります。

事故で頭を打ったときなどにトンネルの中に入ってする検査なん
だけど。脳や全身を輪切りにして画像化するアレです。

わかります?

どういう仕組みかは、難しいんですけれど、どんなものか?

>レントゲン写真みたいな?

これがわかってもらわないと話にならないんですが、
あの白黒の輪切り写真ね

ちなみに
肺だと5mm刻みで80枚くらい数秒で一気に撮影しちゃうんですよ

それも最近はどんどん高速化してて0.5mm単位でいくらでも取れ
るそうなんですが・・・・凄いでしょ

>へぇ凄いですね。

MRIで一台だいたい一億円と言われてますから・・・・
CTだと随分やすくなって3000万くらい・・・・

>高ーい マンションが買えますね。

ところで、こんなに凄い機械なんですが、

この画像、何枚撮影してもね、
結局、病気を見つけたり、判断するには、知識と経験が大事・・・

放射線課専門医って
11年以上の実務経験が義務つけられてるんですよ


だから種子島や壱岐や対馬などの離島の病院にも
このMRIやCTが完備はされてるんだけど、
慢性的な人不足なんです。

>なるほど

ちなみに都市部の大きい病院でも間に合わないそうなんですよ


そもそも、お医者さんも専門専門で分業されていますよね。
つまり頭も脳も内臓も神経もなんでもかんでも詳しいなんてはず
ありませんよね。

>はいはい

だから病気の特性や場所によっては、
微妙な判断ミスを犯す可能性があるわけです。

>「見落とし」や「判断ミス」は事故につながりますもんね。

そうなんです。
もし医療事故の場合
病院にとっても、「写真という証拠」が残るからミスは
困るんです。

そこでセカンドオピニオンという仕組みがあって、
専門は専門家にまかせるに限ると・・・・

この仕事、影を読むと書いて、読影どくえいと呼ぶんですが


体の各部分または病気ごとの専門医が
常時待機していて、

提携している各病院から送られてくるデジタルの写真に、
専門的な意見やアドバイスを返してるんです。


>「へぇこれだったら安心ですね。」


当然過去の撮影データーも患者さんごとに、整理されていて
病気の進行具合なんかも加味しながら判断してるんです。

>過去のデーター?
>セキュリティーは大丈夫なんですか?

セキュリティー大事ですよね。
この施設では最新の指紋認証+手の甲の静脈パターン認証+
暗証番号ととても厳しい。

>まさにミッションインポッシブルですね。

はははは

まぁさっきセカンドオピニオンって言ったんですけれど、
あくまで病気の診断は主治医が、血液や尿検査や触診等の
総合判断で行うものなんですが、

これから寒くなってくると、
風邪かなと思って病院にいきますよね、

すると待たされただけ待たされた後、
診察はほんの三分程度で
「風邪です」といわれるて、

「ほんとにそんな短時間でわかるのかななんて」
思ったことあるでしょ・

それで次の日も具合がよくならないと
つい他の病院にいってみようかな?

だいたい過去の情報全く無しで判断できるのかと?

だからこれからは、自分の撮影データーは常に
デジタルで所持して病院にいって
セカンドオピニオンも自由に選べる時代がやってくるのかも
知れないですね。

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ちなみに最近のMRIでは検出能力が優れてて、わずか1mmの脳動脈
瘤や脳腫瘍さえ見落とさないそうです。ちなみに0.1mm単位の手
術に対応する技術まで開発されているそうで、そのときはよろし
くお願いしますね。

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配信スタッフの井手より

本日、9/24(火)19:10ごろから
福岡LOVE FM(福岡市内 76.1Hz)でしゃべって来ます。
今日は一体、何について話すのやら、お楽しみください。

前回、132号で新規事業立上げについて
つづきをご希望の方には、メールくださいと
ご案内していましたが、ご案内していたメールアドレスが間違
っていました。失礼しました。

ご希望の方は、itm@pictsys.com まで

新規立ち上げ考 希望とお書き添えください


 

  2002年09月24日   岡崎 太郎