179-メルマガは生き残れるのか?

 

あけましておめでとうございます。
今年の一発目はマーケティングネタです。

どうぞ今年もお付き合いください。

 

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■メルマガは生き残れるのか?

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 一人平均何本のメルマガを購読しているのだろうか? 


 どうも最近メルマガの反響が下がってきている。
 
 前年に比べて反響が半分になった。
 
 HTMLメールってどうなのかな?
  でもURLのリンクを張れば同じなはずなんだけどな?

 メルマガを出せば売上げがあがるのは間違いないのだが・・・

 もう一年もしないうちに効果がなくなるのでは?

 それを考えると怖い。
 また、あの売上げのあがらない状態に戻るのだろうか。
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最近そんな「ボヤキ」をよく聞きますが、あまり怖がってはいけ
ませんよ。

そもそも売上げが少し伸びてきて、ちょっとだけ幸せを感じれる
ようになったら、失敗したときの想像に悩まされるるなんて、そ
の性格変えたほうがいいと思います。

売上げが下がったらどうしようなんて考える前にもっと考えなき
ゃいけないことがある筈です。

思考は現実化しますよ。とくに悪い思考はね。
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では、今まで自分のHPに集客するには
どうしていたのでしょうか?

列挙してみましょう。

1)検索サイト

2)プレゼントサイト

3)相互リンク

4)バナー広告

5)アナログ広告(チラシ・雑誌広告・ラジオ・TV)

6)DM

7)電話

8)FAX

9)同梱ツール

10)手渡しのチラシ

その他
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ポイントは住所氏名のわかるお客様へのダイレクトな告知手法は

6)DM(ハガキ・封筒・クロネコメール・飛脚メール便)
7)電話
8)FAX

の3つだけなのです。

いまどき電報は使いませんよね(笑)

つまり、新規とリピートに分けて考えるとわかります。
FAX以来「メール」というインフラが登場した訳です。

また、ネットでもギャザリングやオークションやアラートメール
などは企画だったり、手法なわけでインフォメーションのインフ
ラではないのです。

ギャザリングだろうがオークションだろが見てもらわなければ
はじまりません。

集客しないことには、いくら人気のイベントでも人は集まりませ
ん。繁華街の一等地に出店するように、通行量が莫大にあるなら
話は別ですが、そのあたりを整理してみてください。


話を戻します。

反響が下がった下がったといいますが
そもそも、下がった上がったの基準はなんでしょうか?

上がった下がったよりも、判断の基準は費用対効果が合っている
かどうかのはずである。

費用対効果があっていれば続ければいいし、合わないのであれば
自然にやめるだろう。

印刷して郵送されるDMだとお金がもったいないのでそうなる。
しかしメルマガは反響ゼロでも出せるはず。

なぜなら、とにかくコストは人件費なだけですからね。

自分の文章の練習・販促の研究と思って出せばいいんじゃないで
しょうか?

ではDMってどうなんでしょう。
過去に出された事はありますか?

下限の反響は1%です。

リストの良し悪しや内容やデザインに影響を受けますが最低1%を
超えなければ継続は難しいはずです。

確かに高額な商材や利益率の高い商材であれば0.1%でも可能な
場合もありますが・・・・

このDMなんてメールから考えれば、前世紀的ツールですが
しっかり生き残っています。

ですから、まだまだメールなんて改善すべき点はあるはずです。

コンテンツにしろ発行のタイミングにしろ運営方法にしろ
コストと機動性を考えればメルマガをやめるには惜しい利点が
ありすぎるほど。

まだまだ努力できるはずなのです。

よく一回でも
メルマガの内容が悪かったり・つまんなかったりして見限られた
ら、おわり、もう開いてもらえないなんて言うけれど、全員が
そうではないですから。

そもそも、飽きる早さはメールに限ったことではないですから。

DMでも電話でも、メルマガより圧倒的な速さでどんどんリスト
は駄目になりますよ(笑)

そんなもんなんです。

確かに一度獲得したお客様はガッチリキープすべきですけれど
そんな全員なんて無理です。

意気込みは大切ですが、あんまり悲観しなくてもいいという事で
す。悲観する前に次の策を考え実行するべきです。

だいたいネットマーケティングだCRMやワントゥワンだなんて
本で言ってるけれど、ほんとの所まだ未知な事が多いんです。

そうは言ってもネットを使うからこそ、
CRMが成功する可能性が高くなってきてるのも事実です。

考えなきゃいけないのは
Yahooオークションのアラート機能は素晴しいけれど同様の
ことをやるには、莫大なマッチングに対応するためのネタとシス
テムが必要な事なのです。

つまり、小資本では太刀打ちできないということ。

それでも戦う場合は戦法を全く変える必要があるという事です。

それは脆弱な資本を集中させることです。

例えば商品であれば

 複数の商品を扱うのではなく>単品に集中する。

という事です。

つまり逆もまた真ナリです。

まったく対極にこそ生き延びる隠れたドアがあるのです。


そもそも情報は上流から下流に流れるのです。

お客様の方が情報をたくさんもっているのであれば、当然お客様
が上流です。お客様の声を聞こう、お客様の要望にあわせよう。
これがマーケットインの考え方です。

しかしこの商品に関しては、当社の方が絶対情報量を持っている
なぜなら私はプロだからと自負があれば徹底してより深い情報の
発信に特化するべきなのです。

時代錯誤ではありません。

ネットの登場で初めて可能になった事なのです。

この道何年の達人という「信用」を前面に打ち出して勝負してみ
てはいかがでしょうか。

そうすればその商品においては大資本と真っ向勝負で勝ち目が
あるかもです。

たしかに莫大なシステム投資もそもそも無理な話です。
その土俵で勝負しては駄目なんだから土俵を変える。

感動を伝える表現とは。人間臭さい、あなたの言葉だから伝えら
れるのだという事を信じてがんばりましょう。

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オカザキ・マガジン編集局だより あけましておめでとうございます。
2003年もよろしくお願いします。

今月の岡崎の出張セミナーをご案内します。
今回は、四国の高知の財団法人 高知県産業振興センターさん
から「出張講演のお願い」メールを頂きました。

テーマは、インターネット活用の営業戦略。

ネットを活用したマーケティング手法などを、勉強するセミナー
です。このセミナーは4回シーリズで、岡崎は最後の4回目の講
師をつとめさせて頂くことになりました。

1回目は(株)ハー・ストーリーの日野氏にクチミュニティ・マ
ーケティング。2回目は(株)カレンの山内さまにeメール・マ
ーケティング。3回目は製造業(町工場)のネット活用マーケテ
ィング事例。

この講師陣ラインナップの最後ということで、プレッシャーを感
じずにはいられません。

岡崎の持論は、ネット上での商いといえども要は「通販」。だか
ら通販のノウハウをしっかり持って帰ってもらうと、正月休みを
利用して、講演準備を着々と進めております。
どうぞ、ご期待くださいませ。

(財)高知県産業振興センター
http://www.joho-kochi.or.jp/

第4回 インターネット活用 営業戦略セミナー の詳細です。
http://www.joho-kochi.or.jp/14/eigyo_4.html

編集局長 井手省吾(いで・せいご)


 

  2003年01月07日   岡崎 太郎