213-勢いと完成度>エセデザイナーVS本物のデザイナー

 
素人とまでは言わないが、プロ中のプロがデザインしない制作
物のデザインで失くしてはいけない大事だと思う要素のひとつは
「勢い」ではないだろうか。
「勢い」を構成する要素のひとつはズバリ動き。
 
 動きとは、素人ならではの、既成概念に囚われない配色や配置
のダイナミックさや、荒削り感覚、そして細かい部分がキチッと
納められない技術の無さ、しかしだからこそ生まれるズレの気持
ち悪さなんかだと僕は考えている。
 
 言い換えれば、偶然の産物。
 
 もう一回作ってといわれても再現性が無いので、同じクオリテ
ィーで生み出せないのが素人デザイナーの特徴である。
 
 だから間違っても「プロ」では無いわけなのだが。
 
 しかし世の中にプロ中のプロはあまりたくさんいない。
 
 そういう理由なのか、素人ゆえの「動き」のあるデザインは、
中途半端なデザイナーの制作したそれなりレベルの「当たり障り
のないデザイン」を簡単に凌駕してしまう。
 
 「勢い」>「半端な完成度」という図式だ。
 
 そうかといって、素人デザインをベースに、修正などを加えて
いくと、かえってヘンテコリンで半端なモノが出来てしまう。
 
 せっかく封じ込めたエネルギーが抜けてしまう感じ。
 
 一番最初にパッパッと描いた、手書きのラフデザインが一番
エネルギーがある場合が多いのである。
 
 
 本来、プロの制作するモノは、圧倒的な輝きを放つ絶対的な
完成度、言い換えると、まったく突き抜けたモノでなければ価値
はないのだが、過去の経験・知識・やっつけのテクニックに依存
した、手垢にまみれた、模倣作品に成り下がったモノが多いのに
辟易する。
 
 コンビニにならぶ、なんともどうでもいいデザインの数々。
 
 コノ商品には、絶対にこのデザインでしか、有り得ないと思わ
せるほどの熱量をもったモノは悲しい事に少ない。
 
 
 僕は言いたい。「へんな妥協をするな」
 
 
 だいたい、クライアントに気を使い、中間案として間合いを詰
めた妥協の産物に価値があるはずはない。
 
 会議の上で、たくさんの人間にイジラレた上、さまざまな人間
の価値観に袋叩きにされ去勢されたデザインにもはや輝きはない
 
 だからこそ、素人(クライアント)の作るデザインには、去勢さ
れるフェーズが少ない分、ストレートなモノが排出される可能性
があるのかもしれない。
 
 特に、オーナー自身が制作すれば、当然自分の想いがダイレク
トに表現できる可能性が高いのだ。だから僕は、クライアントが
安易にデザイナーである他人に依存するのはよくないと思う。
 
 逆に半端なデザイナーは、もっとオリジナリティーと圧倒的な
モノを生み出す情熱。エネルギーを封じ込める気迫を素人デザイ
ナーから学ぶべきである。
 
 とにかく「一回・一回、いまこの瞬間に命を賭ける真剣勝負」
でなければいけないのだ。
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◆4/25 に ソース達人が来てくれました
 
先週の岡崎セミナーにご参加者 18名中の最年長者
 
(株)ユマニテの吉野おちゃんこと、吉野一郎さん
 
吉野さんは、「悪魔のソース」というソースを販売してます。
 
悪魔という強烈なネーミングは、フランス料理の「ディアブルソ
ース」より命名されたそうです。(ディアブルとは、かわいいち
ょっとにくめない小悪魔という意味です)
 
で、このソースには、防腐剤などの保存料を使っていないので、
賞味期限が たったの 3ヶ月。
 
奥さんの喜代子夫人とお2人で、台所で手作りしています。
だから、一般流通には出回っていません。
 
ただ、ソースはあまり調味料の中で使用頻度が低いので、消費す
るのに時間がかかり、3ヶ月をオーバーしてしまう。
 
 
だから、新商品を「博多ぽん酢」を開発しました。
 
もちろん、これも保存料を一切使用していないので、わずか3ヶ
月しか日持ちしません。
 
それでも、「もっと賞味期限を短くしたい。使いきりでもいい」
という。
 
 
セミナー終了後の、居酒屋での懇親会。
 
さっそく注文した料理に試してみる。
シャッキとしたレタスに・冷奴にかける。
 
ポン酢に大根おろし+ピリリッと唐辛子がきいて食が進む。
 
から揚げ、サイコロステーキの肉料理にも、ばっちし合う。
油っぽさを、スッキリさせてくれます。
 
吉野さんは、その昔は毎日新聞のジャーナリスト。
警察署に寝泊り生活の番記者を経験してきている。
 
二度にわたる脳梗塞から蘇った、ある意味不死身なオコトです
 
カラダに正直な食品をつくりたい一心で、
22年間手作りし続けてきた「日持ちがしないソース」。
 
「醤油のかわりに、お酢とればまちがいなく健康になる」
 
カラダに安心と安全へこだわりはまさに職人業です。
 
その 吉野のおやっさんから、メールが届きました。
 
★ 若い人の参加が多かったのは嬉しい驚きでした。熊本も
  鹿児島も目が輝いていました。こうした、若者たちに岡崎
  さんの実践的経験論は得るところが大きかったのでは。
  おだやかな顔つきながら、大人の風格がある若者がいました
  ね。
 
★ 個人的にはターゲットの絞り方について、お聞きしたいと思
  いましたが、また、機会があるでしょう。
 
★ 油を生食する文化は日本には無かったというお話をしたと思
  いますが、創業20年を越えましたので、最終目的に向けた
  商品をつくります。売るのはドレッシングですが、本当は新
  しい食文化の創造です。
 
★ 不健康な食は、日本人をダメにします。従来からの食文化を
  大切に守りながら、現代風に改革をし、新しい食文化として
  定着させたいと念願しています。
  とてつもない時間を要しますが、時間がクスリということわ
  ざもあります。
 
 
新しい食文化の創造者。。。とても響きがいいですよね。
今度の吉野のおやっさんのところお邪魔してこようと思います。
 
ソースのこだわり職人 吉野のおやっさんのHP
「博多ぽん酢」 http://www.akumax.jp/ 
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◆5/9(金)ファン作りのキモ!ニュースレター大活用 基礎講座
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御社が独自に発行している情報誌(会報誌・ニュースレター)で
は、商品・サービスについての「性能・品質」などスッペクの説
明だけに陥っていませんか?
 
また、「買ってください!」という 売り込み情報だけになって
いませんか?
 
ニュースレターを、お客様と信頼関係を築く、コミュニケーショ
ン・ツールとして活用してみませんか。
 
じゃ、一体 ニュースレターに何をかけばいいのか?
 
今回の、基礎講座では
 
・お客様にとって価値がある情報とは?
・お客様をファンに導く共感のさせ方。
・パソナリティ(書き手の個性)を演出する。
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A4サイズ1枚から、ニュースレターは活用できます。
今回の勉強会で、情報の整理や編集の仕方を学び、
あなたの会社を支持するファンなお客さまを増やし
売上げにつながる注文を増やしていきましょう!
 
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◆募集要項 定員は先着30名様です。申込み5月6日(火)まで。
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経営者さまご担当者ぜひご参加ください。
 
お客さまと信頼関係を築き、あなたの会社のファンにする術
を一緒に学びましょう
 
■日時:5月09日(金)開場15:45より 16:00から18:00
■場所:ibb福岡ビル6F会議室(福岡市中央区天神2-3-36)
■場所の地図です http://www.it1616.com/acces/index.php
■定員:30名
■受講料:一般価格 4,000円 itm会員価格 2,000円
 
※お申し込みの締め切りは 5月6日(火)まで!!
 
※お申し込みは、本メール後半の、申込み用紙もしくは
0120-14-2213 担当 井手 までご連絡ください。
 
 
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  2003年05月01日   岡崎 太郎