230-本を売る作戦

 

 わらし仙人の手ほどきを頂きながら、現在書店様のFAXめがけ
て捨て身の縦断爆撃を展開中です。

 

 書店へのFAXDMとは、まこと昔ながらの営業手法ですが。

 最近、本屋に挨拶回りで伺ったところ、一日に来るFAXDM
の多さに驚いた。話を聞けば、平均30枚程度も来ているのです。

 ここ数日のDMを見せていただいたのですが、レイアウトも
デザインの質もバラバラ。エクセルで表組みしただけのものから
しっかりデザインされているDMまで様々。

 書店の担当さん曰く、仕事なのですべてに目は通すらしいので
すが、大変だそうです。最近はメールでの案内も多いですがFA
Xの方が印象に残るそうです。

 確かにメールだと見なくてもいいですものね。


 コンテンツに関しての、岡崎メソッドは、文字で詳細に書き倒
すなのですが、FAXに関しては一概にそうではないようです。

 やはり解像度の低いFAXで小さな字だと読む事がツライのが
原因です。ましてライバルのDMが膨大ですからね。

 ポイントは、今売れてる本だから、注文してくださいと言う
ことに尽きます。そのポイントをダイレクトにリアルな情報で、
ズバッとキャッチコピーで理解させないといけません。

 また手書きや筆文字を使った原稿も多かったのですが、ライバ
ルも同じ戦法なので、多すぎてしまって、うるさい感じがしまし
た。意外かも知れませんが、キチンと整列している、誠実な原稿
が慎ましやかで好印象でした。

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 差出人は出版社が多いようですが、中には著者が自らやってる
場合も多いようです。

 書店のFAXリストは、日本書店商業組合連合会出版の「全国
書店名簿』から利用するのが一般的のようです。

 僕はインターネットでコツコツ集めましたけれど、一週間以上
収集に時間がかかりましたから本を買った方がいいでしょう。

 ちなみに僕は約8000件ほどFAXリストを今所有しています。

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■では全ての書店にDMを行っているのか?

 出版社の話では、有力大手中堅書店は8000店中>1000から1500
店程度だそうで、経費を考えても、出版社から書店に8000店全て
にDMを出すようなことはしません。

 せいぜい500店から1000店が限度でしょう。

それではコストを考える前に、FAXを送るためのシステムは?
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 時間勝負で一括同報が必要な場合、業者にアウトソースするの
が一番でしょう。

 NTTのF-netは、価格競争に負けて、お話になりません。
参考はこちらを見てください。

リクルート
http://www.secure-gate.net/fnx_dm1/index.htm

または、外資の大手エクスパダイト社がお勧め。
http://www.xpedite.co.jp

 googleで「fax同報」と入れれば7890件も出てくるから時間
のある見てみてください方は。
一回一回に基本料を取ったり、月契約で会費を取られたり、
昼間夜間や原稿データーの容量によって価格は変りますので単価
の単純比較は難しいのですが目安は一件約15円から20円程度でし
ょうか。

 つまり単価20円で、同報faxで8000件に送ると160000円。
単価15円で、120000円かかるわけです。

 本の単価が1400円ですから、末端の売上で85冊から114冊必要
です。しかし出版社がFAXdmを行う場合の利益で考えると
利益10%で850冊から1140冊は注文を頂かなければ、何をやって
いるかわからないのです。

 まして著者自身が行う場合、著作権料はぜーんぶ吹っ飛んで
しまいますね(笑)。

 最近は著者が直接FAXDMやる人が多くて、それでなくても
FAXの洪水公害にさらされている書店から、出版社にクレーム
をいれてるケースもあるので、出版社からは自重してくださいと
注意を受けるケースもあるようです。
   
 しかし、著者が自らできる広告活動には限界がありますものね

 出版社にしても毎月毎月新刊を出すわけで、よほどその本が、
ベストセラーで売れていなければ、ある一定以上はコストを割く
ことは無理な台所事情もわかります。

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■原稿の内容について、

 気がついたのは、本の内容はあまり関係が無い事。

 もし僕が有名人であれば、それを売りにした内容になるのかも
しれませんが、まったくの無名なので、僕の場合の原稿はこんな
感じです。

 参考になればどうぞ・・・
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■岡崎原稿

「もしかして、この本の在庫を切れてませんか?」

と問いかけをした後

「この本はっきり言って売れてます!」を手書き文字で、大きく
書いて矢印を引いてその横に本の表紙の写真。

そして小さな文字で

最終学歴は県立直方高校普通科卒業の33歳無名の
お兄さんが書いた本がなぜ売れてるのか?
出版社も驚いて6/1・6/4日経新聞でバーンと広告を
1面と中面に半五段で出しました。
アマゾンで26日連続ランクイン中
マーケティングで2位 商店経営で1位

有名書店で売りきれ続出中。平積み拡大中
出版社の在庫は現在のこり50冊のみ増刷が追いつかない勢い。


そしてアマゾンの順位の推移を小さな文字で

5/15 70位 5/16 45位 5/17 63位 5/20 24位
5/27 25位 5/28 60位 5/28 84位 5/29 98位
5/30 67位 5/31 35位 ESブック6/1付け 総合1位
6/01 95位 6/02 53位 6/03 10時66位>17時32位
6/04 9時39位>10時41位>13時21位>17時10位
6/5 8時7位>9時6位>10時6位>11時6位>12時6位>
6/5付けヤフーの週間ベストセラーで2位
6/06 6位 6/07 5位 6/08 36位 6/09 47位
6/10 72位 6/11 98位 6/12 22時44位 23時37位 
6/13 19時30位  6/14 9時38位 6/15 19時45位 
6/16 10時115位 6/17 14時74位 6/18 35位

売れてる事を演出し

中くらいの大きさの文字で

発売1週間で重版決定
発売2週間でさらに重版
発売3週間で次回作決定

最後は

注文はまとめて10冊20冊をお勧めします。
急いで注文をしてください。

で注文カードの表組を乗せました。


実際このFAXDMで、僕の著作権料よりは注文を頂いてます。
一応販売系コンサルのプライドは守ったところです。

 しかし、特典とか、キャンペーンだとか?
もう少し何か芸はないのかと現在思案しているところです。

 ポップを渡すとか?

 10冊以上注文で、なにかプレゼントとか?
 (送料を考えると無理だと思いますが)
 デジタルコンテンツでネットでダウンロードさせちゃうとか?

 知恵で解決できないものでしょうか?

ポイントはコミュニケーションのような気がするのですが。
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メルマガ配信おこぼれ話(by ガーリー井手)

今回のメルマガ内容は以前、メルマガの相互広告でお世話になり
ました、金森合同法務事務所の金森重樹さんが配信しているメル
マガ

「たった1日で800万!楽して儲かる驚異のFAXDM」
http://www.mag2.com/m/0000086027.htm
FAXDMついては、金森さんHPをご覧下さい。
http://www.ad.il24.net/~gyosei/

6/18日配信された17号にて、紹介されている
「バイブル商法の実況中継です」から

岡崎のインスピレーションがフツフツわきました。
金森さんどうもありがとうございます。

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「売れるしくみはこうつくれ」の構成を担当して頂きました
亀田武嗣(かめだ・たけし)さん。

亀田さんは、(株)デジタルメディア研究所というところの主任
研究員をつめています。

通称デメケンの所長 橘川幸夫(きつかわ・ゆきお)さん

橘川さんの新刊
「暇つぶしの時代~さよなら競争社会」

が本日発売となりました。おめでとうございます。

ただいま、ネット上でバーチャル出版記念開催中です。
http://www.demeken.co.jp/labo_hima.html

6/19 13時現在。地方都市の福岡天神では、まだ並んでいません
でした。まずは関東方面ですかね。

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今回のテーマは、幸福論とコミュニティ論を合わせたもの。
現代においては、それは企業というコミュニティをどうするか、
しかないので、結果的に経営論になるのかも知れません。

また、戦後社会というものを、文芸批評的にとらえてみよう、と
いうテーマもありました。恐らく誰も言っていない、トヨタ自動
車論、キャノン論、NTT論などになっていると思います。 

僕は常に時代の流れの中でモノを考えてきましたが、訳もわから
ずに時代の言葉だけで強圧的に論を展開したり、人心をあおるだ
けの人間が嫌いです。自分のために時代を利用する輩が嫌いです。
ただ、この時代の中で、共に考え共に仕事をしてきた多くの人た
ちと、現場の中で発見し感動したことだけを書いたつもりです。

http://www.demeken.co.jp/labo_hima.html
引用:デジタルメディア研究所デメ研社友の書」コーナー より
橘川さんのコメントを転写させて頂きました。
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ネットで注文した本が届き次第、読んだ感想をご報告します。

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itmイベント情報  6月27日(金)は二部構成

いつ台風が福岡を襲ってきても、台風なんか吹き飛ばすぐらいの
勢いで盛上りたいと思います。

◆◇◆ 第一部 17:00 から 18:30

岡崎太郎の「通販売れるしくみづくり」セミナー
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5/20に発売されて依頼、アマゾンで26日連続ランクイン中の
「売れるしくみはこうつくれ(オーエス出版)」
第3刷の重版が決定し、1万部を超えました。

今回は、この本に書かれたいることを中心に
通販が成功しない理由・通販のいいところ・リピート率・媒体と
の相性など通販、直販、受注セミターなどのダイレクトマーケテ
ィングに携わっている管理者・経営者向けの「儲かるしくみ」
づくりの基本的な考え方をご紹介します。

■日時:6月27日(金)開場16:45より 17:00から18:30
■場所:ibb福岡ビル6F会議室(福岡市中央区天神2-3-36)
■定員:21名
■受講料:一般価格 4,000円 itm会員価格 2,000円


◆◇◆ 第ニ部 19:00 から 20:30

実践!経営学セミナー第二弾 
岡崎太郎のitm経営者感覚セミナー
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これから会社は「経営者」の集合体でなければいけない。
経営者と社員の間にある大きな意識の差。

「経営者感覚を身に付けなさい」
「雇われ意識で仕事してはだめ」


と言われてわかっているつもりでも、具体的には!?

経営者感覚を持てといわれるが、どう行動すればいいのか?
経営者感覚を養うために、何から勉強していけばいいのか?

費用対効果や当事者意識だけが経営者感覚ではありません。
経営戦略・マネジメント・ファイナンスと経営に必要な
基礎を理解しなければ本当の意味での経営者感覚は身に付きません。

■日時:6月27日(金)開場18:45より 19:00から21:00
■場所:ibb福岡ビル6F会議室(福岡市中央区天神2-3-36)
■定員:22名
■受講料:一般価格 4,000円 itm会員価格 2,000円

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◆お申込みは itm@pictsys.com までメールください
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↓ココから
6/27(金)
第一部 17時スタート 岡崎太郎の通販うれるしくみづくり
第二部 19時スタート 岡崎太郎の経営者感覚セミナー

参加します

□第一部のみ
□第二部のみ
□第一部 + 第二部

ガーリー井手まで、メール itm@pictsys.com ください。
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ガーリー井手の、弟子の視点をみてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/fujin1616/

 
  2003年06月19日   岡崎 太郎