話術の向上には、落語が参考になりますね。 そんなにたくさんは聞いていませんが、飛行機ではいつも僕は 落語のチャンネルを聞いています。 |
そういえば先日、桂三枝さんの独演会を聞いたのですが、さす
がさすがプロフェッショナルですね。圧倒的です。どのくらいの
練習をすればあの域に達せるのでしょうか?
そこで今日は話術に関して考えてみました。
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一番目は「活舌」(かつぜつ)
かつぜつとは・・・1つ1つの音をはっきり発音することで、
相手が聞き取りやすいわけですが、このわかりやすさが大事です
ね。うにゃうにゃ言ってると聞いてるほうも疲れます。
また活舌だけでなく、発声も大切です。どこか押さえ気味に話
している人の発声ではハツラツな印象が損なわれてしまいます。
つまり、どこか自信のないような、また他に意図があるような
慇懃で嫌味な感じになってしまうのです。
解消するには、訓練しかないのですが今ならボイストレーニン
グが有効でしょうかカラオケで自分より高いキーの曲に力いっぱ
い挑戦することも良いでしょう。
昔からできる営業マンは歌が旨いと言われていますが、表現が
上手ということだからではないかと考えています。
■活舌を良くする簡単トレーニング
http://www.geocities.co.jp/Berkeley-Labo/5631/text/wa_midasi.html
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二番目はリズム。
流すところは流し、間が必要なところはキチンと抑えること。
一定のテンションで留まってしまうと、空気に動きが失われ、固
定してしまうために、緊張感がなくなります。
スピードや声の調子や大きさを上手に操り、リズムを生み出し
てこそプロの領域。
緊張感の無い一本調子では観客もノセられません。
柔道の足払いと一緒。連続した動きの中にスキが生まれ大技が
掛けられるのです。前に後ろに右に横に、早く遅くフェイントを
駆使して、どんどん自分のペースに持ち込むのです。
自分の表現にどれだけの幅があるのか一度点検してみましょう
まず声の大きさ、スピード、声のトーン(低音から高音)声の調子
(優しさ厳しさ)会話の調子(粗い<>丁寧)、そしてこの組み合
わせを調節できるかが大事です。
また顔の表情、身振りにどれだけバリエーションがあるのか?
あるTV番組で、歯を見せずに思いっきり口をUの字にした
(スマイリーのような)顔をしてくださいというコーナーを見た
がこれも訓練していないと、なかなか口角が上がらないのです。
表情が豊かでないと、ぶっちょう面だけでは、相手に伝わりに
くいのです。あたりまえのことですが・・・これも練習あるのみ
顔の表情を鏡でチェックしてみましょう。
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三番目は自信。
話す自信がない人の話を聞いていると結果、上記の2点がまっ
たく足らない事に気づきます。
自信が先か実績が先なのか意見の別れるところですが、ある程
度勘違いでも自信がなければ、最初の一歩が踏み出せません。
簡単にいえば自信を持つためには、準備が大事です。
最近の映画といえば90分から120分が主流ですが、あれだけ練
られた脚本、製作に関わった大勢のスタッフ、そして莫大なコス
ト。それでも映画館では寝る人が途絶えないのに、用意不十分の
素人話がおもしろいはずがありません。
念入りな打ち合わせと練習が不可欠です。
往年のやすしきよし師匠の漫才でもアドリブと思われた部分で
さえ何度も何度も繰り返し練習されたモノなのだと聞いたことが
あるのですが、あの萩原欽一こと欽ちゃんも徹底したリハーサル
を行うことで有名だったそうです。
ただし、映画と違って、講演はライブなので、テクニックも大
事ですが話す人のパワー意気込みが一番重要になってきます。
いくら話術が上手でも念がこもっていなければ、心は捉えられ
ないのです。
つまり人を掌握するエネルギーで臨まなければ、感動は与えら
れないのです。汗だくになって話てナンボ。涼しい顔でシャアシ
ャアと話ている人に共感などおこりません。
あの三枝さんでも、ステージの上ではもうビッショリ。
本気ってそういうことですよね。
でもあまりの汗かきだとテレビ向きでは無いかもしれませんね。