260-ディズニーランド専門旅行代理店

検索エンジンのGoogleで「ディズニーランド 福岡」と
検索してみると、16600件も出てきてしまう。

 しかし、この数字に驚くことは無い。

 問題は中身である。

 

 まず一番目だが、パッケージツアーのA4チラシをスキャナー
して貼り付けたお粗末なモノ。字が小さすぎてよく解らない。

 しかもトップページへのリンクも無いので。仕方なくURLか
ら逆上ってみたが、あまり上等とは思えないページにびっくり。

 HPが企業の顔だとすると「おいおいもう少しがんばってよ」
これじゃあ、注文したくないよってな感じです。

 安心して頼めないですものね。信頼って大事ですよね。

 話は戻って、二番目を見てみると、カリフォルニアのディズニ
ーランドの情報。僕が探してるのは、東京ディズニーランド。

 三番目はディズニーランドのリンク集らしく、探している情報
ではない。四番目はディズニーランドの天気。五番目は、プレゼ
ント情報。六番目と七番目はディズニーランドに行った日記。

 8番目も海外のディズニーランド9番目10番目は体験記。11番目
はディズニーランドの情報だけど、僕が探している旅行の情報で
はない。12番目は宿泊サイトのリンク集。13番目も体験談。14番
目は、やっとホテルのガイド。ここからは予約できるらしい。

 しかし僕が求めているのは、家族5人でディズニーランドに行
く諸々の手続きを代行してくれる代理店なのに。JTBやHIS
阪急交通社以外で気の利く中堅の代理店情報は無いのか?

 15番目は1996年の情報・16番目は体験談・17番目はテレカ?
18番目は体験談・19番目は街づくりとしての成功事例?20番目は
掲示板・以下21番から50番までも情報は一切ナシ。

 そこで検索ワードを変えてみた。
「ディズニーランド 福岡発」

「発」を付け足すと16600件が488件になった。

 1番目は、アメリカのディズニーランド、二番目は最初と同じ
チラシまるスキャンのページ。6番目が阪急交通社の味も素っ気
も無いパッケージ情報。後コレといって取り上げるページも無し。

 次に検索ワードに「東京」を追加してみると285件がヒット。
すると、やっと情報は粒ぞろいになってはきたけれど、そのペー
ジのどれも魅力に欠いたものばかり。


 このことから少し考えてみた。

 旅行会社の営業と話をしてみてわかったのだが、この秋の行楽
シーズン、一年間の中でもっともすごし易い時期であるため、
ディズニーランドのオフィシャルホテル料金も最高値になるため
パッケージツアーの発売情報が少なく、価格的にも魅力に欠ける
情報が多いと言い訳めいた返答をもらった。

 なるほど、繁忙期が原因というわけだが。

 特に10月の三連休など家族4人で二泊三日宿泊費と旅費と入場
料の合計は35万円を超える金額。

 この金額だせばカリフォルニアのディズニーランドでも香港に
一週間は行ける額なのに、ディズニーランドは入場制限がかかる
ほど盛況だそうだ。

 これは凄い、さすが東京ディズニーランド。この状況のどこが
不景気なのか?日本人の価値観はどうなっているのか?


 少し落ち着いてみよう。

 国内旅行に30万円以上もポンと払う消費者とは、どんな消費者
だろうか?

 この人たちを金持ちと呼ばずなんと呼べばいいのだろう?
しかもネットで情報を集める能力のある消費者。

 これこそ、完璧な見込み客ではないのか?

 もし、インターネット上に、ディズニーランド専門の旅行代理
店である明確にコンセプトを打ち出したHPを開設し、

 メールアドレスを登録頂きメルマガで情報を提供できたなら

 その結果、優良な見込み客のリストにディズニー以外の情報が
送れるなら?それも郵送料タダのメールを使って送るなら

 可能性を感じれないだろうか?

 この消費者のマインドは、年に一度や二度は家族旅行を計画す
る層だ。またパパは会社の経営者か幹部だから出張もあるだろう
しかもうまくいけば、社員旅行から研修まで任せてもらえるかも
しれない。

 うーん。なんで誰もしないのだろうか?

 今回インターネットで情報が集められず、結果阪急旅行社や
JTBにHISにも資料請求の電話だけでなく店頭にも行ったの
だが、アフターフォローは一切無かった。

 この不景気な時代なのに、国内旅行に30万を払う客は魅力がな
いのだろうか?

 よく考えてみると、過去、海外旅行チケットの手配をお願いし
た会社からもdmさえもらった記憶が無い。

 新規顧客からDB化することで既存客としてリピートを中心に
売上を構成しようなどとは微塵にも考えていないのだろうか?

 もったいない話だと思う。

 格安航空券やディスカウントパックだけに疲弊し当座の新規
客に右往左往しているだけでは、将来は益々疲弊してしまう。

 もっと戦略的にもっとネットの活用を含めて練り直す必要が
あるのではと思うのだけれど。

 さて顧客は「どんな情報を望んでいるのだろうか?」
考えてわからなければ、顧客に聞くこと。

それが基本のはずなのだけれど。
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  2003年09月29日   岡崎 太郎