295-質問:プレゼントについて。チラシの表裏について

> はじめましで。
> 小さな会社を経営しています。


> 今会社は業務用として使われている消耗品の販売や、一般向け
> の生活用品などを専門店や問屋へ販売をしています。自社品も
> あれば、仕入品も取り扱っています。

> それらの商売以外に以前からどうしてもやりたかった、化粧品
> の通販をしたいと考えて美容液を作りました。

> 自分で納得できる商品が出来あがったので、折込みチラシを使
> ってテスト販売をしようと年末の休暇中に考えていました。

> その頃にぶらっと入った本屋さんで岡崎さんの「売れるしくみ
> はこうつくれ」と出会いました。


> 私も自分でパッケージから仕入交渉、パンフレットの作成、営
> 業、経理、業務・・すべてをやりたいというか、ひとつのもの
> を作り上げていくのに関するものすべてに関わりたいタイプな
> ので勝手ながら岡崎さんの考えに共感しながら読ませてもらい
> ました。


> すみません、長くなってしまいましたが質問です。

> 折込みチラシを使っての販売に、プレゼントをつけることは有
> 効ですか?


 有効です。

 ただし、お客様が貰ってほんとうに嬉しいと思える価値のある
商品か?
 
 この価値がポイントです。

 安かろう悪かろうであればプレゼントに大事な広告スペースを
とられてしまうので本末転倒です。 

 ですからプレゼントは文句なく良いと価値がわかるもの。
 説明の要らないものが最適ですね。

 たとえば、テレビショッピングの同じ商品をもう一個がいい例
です。ですからプレゼントといえども、本製品と同じくらい考え
た商品でないといけないのですね。

 このあたりは「儲かるしくみはこうつくれ」に書きましたので
参考にしてください。



> また、シリーズ商品ではないのですが、2つの商品を裏表に載
> せたいのですが、ひとつに絞るべきですか?どうしても、同じ
> お金をかけるなら同時に宣伝できたらと思ってしまうのですが


 はいはい気持ちはよくわかります。
 裏表に各一種類づつですね。

 出来れば、強弱がついた方がいいですね。

 人間は裏表に敏感です。
 言い換えると、ウラとオモテが明確でないと嫌なのです。

 ウラからオモテへ読んだ理由で意味がわからなかった過去の経
験が軽い脅迫をしているのです。

つまり「オモテから読みたい」欲求があるので、パッと見て裏表
がわからないと飛ばされる可能性があります。

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 話を強弱に戻します。

 まず全体の70%は一品に集中させましょう。
(これは面積を取るだけでなく、派手さというか注目度で考えて
ください)

 70%の露出であれば読者は迷わず
 パッとみて会社の売りたい商品はコレッと理解できます。

 ただし1Pまるまる使っても、メッセージが弱いというか、ク
リエイターの自己満足なイメージ広告では意味がありません。

 反響広告とは「行動させる」広告・原稿でなければ価値がない
のです。


 つまり質問の回答は

 1・オモテをハッキリさせましょう。

 2・メイン商品を決めて70%の配置でデザインをしましょう。

 (ただし、ただ写真や文字を大きくしても駄目ですよ、膨らま
 しても駄目!それでは学校の時に嫌々書かされた作文ですよ)

 3・効果測定は、広告費をA・Bそれぞれの商品の面積率で案
 分して比較すれば、フェアーに検討できるでしょう

  2004年02月02日   岡崎 太郎