296-質問:通販、これだけは押さえておくこと

 

今回は、こんな質問が届きました。

 

 


  ________________________
  
  はじめまして。
  この度、はじめて通販事業を立ち上げた者です。

 

 

 


  なにせ、今まで業務用の商品しか販売
  してきたことがないので、岡崎さんの本とCDで
  勉強させていただいてます。

  私自身としては、ネット販売と紙媒体による
  販売をできれば併用していければと考えております。
  
  そういう場合、最低限これは
  押さえておかないとダメですよ。
  やっておかないとダメよ。という
  ものは何でしょうか?
  ________________________
  
 了解です。

 
1番目は

 広告の反響を細かい数字で記録する事。併せて顧客データ
 ベースの整備は必須になります。

2番目は、1番を受けて

 自社のリピート率が割り出せれば(目標値も含め)どの時
 点で黒字になるのか、損益分岐を明確にします。

 そのために

 「年間のダイレクトメール計画」
 「一顧客単位での購入後の広告計画」

 を策定し

 「顧客喪失率」を把握する
 「年間の回転率」を把握する
 
 「二回目のリピート率」を把握する
 「リピートまでの最短・標準・最長それぞれの期間」を把
  握する

 「平均購入単価」を把握する

 「広告媒体によって、リピートに差があるか?」

 これらの数値を把握しましょう。

3番目は、2番目を受けて

 自社のCPO(コスト・パー・オーダー)の上限がわかれ
 ば、その範囲の広告を出稿していきましょう。
 
 またこの時点で、出稿可能媒体の洗い出しリストを作りま
 す。広告費の交渉、スペースの位置の交渉、テスト料金、
 特約事項などの詳細を詰めます。

 他人任せ(代理店まかせ)にしないこと。


4番目は、

 テストが終わるまで焦らないこと無理をしないことです。

5番目は、

 追い風が吹いたら勇気を持ってジャンプすること。

6番目は、

 メイン商品をサポートする商品を開発すること

7番目は、

 紹介してもらうための布石を用意しているか?

8番目は、

 月間50件など目標を決めて顧客の喜びの声を集めること。
 顧客とのコミュニケーションを持つこと(優良顧客招待の
 旅行など)

9番目は、

 8番目を受けて、新しい商品開発。

上記の点を、押えておくといいでしょう。

 

  2004年02月05日   岡崎 太郎