308-ひとりも不満足をださない。

 

通販において、リピート売上は肝。とにかく一番大事なのです
から、当初から、「リピートが生まれるしくみ」を考えておかな
ければ、問題は解決しません。

 

そのためには、商品開発からはじまって媒体や広告内容に顧客
管理システム、DMの作成、DMのタイミング、オペレーターの
受答えに対応マニュアル等が揃ってはじめて効率的に機能できる
のです。

 まずは綿密に計画する必要があるのです。

 その究極のしくみは定期購入です。

定期顧客が増えれば、毎月の売上げが安定します。すると会社の
中に余裕が生まれ、新しい領域に意識が向かい自然と社内が活性
します。

 まずは、社員全員の意識が、定期顧客の増加に集中することが
必要なのですから、そのために定期購入からの恩恵を真に理解し
て自発的に行動を起こすことを目標に研修や説明会を開催するな
ど、社員への理解を深める活動をしてください。

 ただし、売上げの事ばかりでは、社員のモチベーションにスイ
ッチは入りません。

 もっと明確な旗印がいるのです。

 それは強烈で完璧な顧客満足主義の徹底。究極のサービスを実
行するのだという決意です。

 一度でも当社とお付き合い頂いたお客様からは、ひとりの不満
足もださない。ひとりも逃がさない。そういう不断の覚悟が必要
なのではないでしょうか。

 たしかに、全員が全員リピートするのではありません。最終的
には、半分のお客様しか残らなかったとしても、今の時点から、
結果、半分だと考えているのでは、志が低すぎます。

 顧客の満足が、自社の利益の源泉なのです。
 ぜひ、自社の戦略を見直してみましょう。

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  2004年03月31日   岡崎 太郎