2004年7月26日月曜 今日も朝の7時起床。差し込む朝日で自然と眼が覚める。 今日のNYは快晴。 |
昨日行けなかったハーレムに、まだ小指のマメが痛いので今日
も自転車で行ってみようと思いコロンバスサークルへ。ところが
今日はお休みのようで営業していない。
しかたなく自転車は諦めるとセントラルパークのシープメドゥ
に行ってないことを思い出して歩いてパーク内へ。
しかしこの公園ほんとに広い。すぐに自分が今何処にいるかわ
からなくなった。パーク内は道がラウンドしていてわき道も多い
ので全く方向感覚が無くなってしまう。シープメドゥへ行くつも
りが動物園の前に出てしまった。
歩くこと約20分どうにかシープメドゥに到着。ところが11時か
らしか中に入れないため写真だけ撮影する。
緑が濃いくて空が青い。
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自転車が借りれなかったので、タクシーでハーレムのアポロシ
アターを目指す15$。
アポロシアターの前でタクシーを降りると、これはかなり危険
な感じがして少し緊張する。ここは他のエリアとはまるっきり違
う黒人度300%だ。日本人なんて1人もいない。ちなみに白人も身
なりの汚い貧乏そうな奴ばかり。
これは注意しながら写真を撮らなければ、昨日程度では済まな
そうだ。なにせ全身の細胞が全身の毛穴から危険を叫んでいる。
さっさと3枚ほど撮影すると、シルビアというソウルフードで
有名な繁盛店を目指す。
いったい「ソウルフード」とは何なのか?
南部の魂が込められた料理らしいが?
通りを1本間違ったため店が見つからない。
マルコムXとマーティンルーサーキングの名前の冠された通り
の交差するポイントに出る。ここはぜひとも撮影したい!
周りに最大に気を配りながら素早くパシャリ。
何が怖いってタクシー自体が通ってない。たったひとつ通りを
越えただけでこうも違うものか。牛乳瓶底メガネにロンぱった眼
に厚めの唇が指1本開いてるオッサンが道の真ん中をフラフラ歩
いている。通りには拾ってきたらしいソファーで熟睡しているホ
ームレス。そして道路にはゴミやなぜか鳩の屍骸まで。
やばいやばいやばいやばすぎる。
いきなり道を挟んだ正面に「シルビア」を発見。せっかくなの
で店に入る。ミックスオムレツと南部ベーコンを注文。
店内は有名店らしく有名人のサインや記念品が飾ってある。
オムレツはまぁまぁ普通。ただしベーコンは日本の4倍位の厚さ
があって噛み切れない。油っぽくて下品な味。
そうそうに引き上げる。
タクシーが拾えないので仕方なく大通りをセントラルパークの
通りまで歩いていく。とにかく臨戦態勢で全方向に神経を張りな
がら足早に前進する。途中、今時カセットテープでブラック音楽
を売るおっさんに会う。なぜテープ?つまりそういうことか。
ハーレムは近年、安全になったなどガイドブックに書いてある
がおいおい何かあったら責任とってくれんのか?
ブロンクスよりはマシらしいけれど。危険度も全て相対。
しかし自転車で行かなくてよかった。
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香港のピーターの紹介でフィルという日本語ぺラぺラな白人に
連絡をとってランチをすることに、彼は、ウォール街にある自分
の事務所に来ればというが昨日のリトルイタリーのリングイネが
絶品でもう一度食べたいので「ウンバルトズ・クラム・ハウス」
で12時半に待ち合わせすることに。
まだ時間があるので、今回は地下鉄を乗り継いで行ってみる事
にする。50STの駅で20$のメトロカードを購入しダウンタウン行
きのホームに下りる。階段はたった46段でホームへ、つまり道路
のすぐ下を地下鉄が走っているわけだ。
乗り心地は、ガタンゴトンとスムーズではなく。停車するにも
キーゴットンと止まる感じ。まるで安いジェットコースターに乗
ってるのようだ。車内もお世辞にも綺麗とは言えない。
まぁ事件は無いのだろうが、とても安全な感じはしない。
昼でも夜のようなホーム。東京や福岡の地下鉄がいかに清掃管理
されているか感心する。
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とにかく迷わず時間ちょうどにお店へ。
さわやかな笑顔のフィルと合流。日本語が流暢なので日本人相
手に入国申請や会社登記や契約関係に訴訟そしてレンタルオフィ
ース事業を展開しているとのこと。
ハーレムに行ったことを話すと「あんなとこに?」と感心され
る。僕はホワイトクラムソースのリングイネを、彼はイカのトマ
トソースリングイネを注文。
予想通り美味い。昨日に引き続きこの店に来て正解。
フィルは忙しいらしく40分ほどで別れる。
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SOHOまで歩いて移動。MoMA(MUSEUM OF MODEN ART)の
ショップでお土産をチェック。土産に向かない大きな皿や大きな
ポスターや照明や家具が気に入るけれどとても持って帰れないの
でフォトフレームとオリジナルコンピCDを購入する。
地下鉄でホテル近くの駅まで移動。
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18時。東京の友人池田さんの紹介でNY在住19年の池島さんに
ホテルに向かえに来てもらう。フォレスト出版で本を出版されて
いる食のコンサルタント大久保さん推薦のレストラン「DANU
BE」に19時に行くためだ。
さすがに男1人では行きづらいので・・・。
前日にアメックスのコンシェルジェサービスで予約を入れてい
たのだがなかなか便利なサービスだ。ただしオペレーターによっ
て接客のあたりが違う。なかなか均一なサービスは難しいのだろ
う。北米に約15人のスペシャリストがいるそうだ。
「DANUBE」はなかなか重厚な内装と天井の高さに「高級」
を絵に書いたようなお店。ただし椅子とテーブルの高さが外人仕
様のため少し高くて落ち着かない。
壁側の席はスウェード側を貼った4人掛けのソファーで見た目
はカッコいいのだけど、座り心地が悪くて減点。オープンしてし
まえば店側の人間は座ることが無いので気付けないのかも知れな
い。
料理は「熊本産牡蠣」に釣られて「ロブスターのグリル」
「子牛のカツレツ」そしてデザートのコースを選択。お酒はノン
ビンテージの「クリュグ」を注文する。しめて570$。
料理は味と盛付けとまぁ値段なり。「クリュグ」はどこで飲ん
でも美味しい。しかしサービスが悪い。もっと繊細なシャンパン
なんだから繊細にサービスしてほしいものだ。
この高級店でこのレベルだからアメリカ人の接客意識はこの程
度なのだろうう。そういえばラスベガスの高級レストランでオー
ブリオンを頼んだ際も適当なサービスに呆れたものだ。日本人の
繊細なサービスを勉強して欲しい。
池島さんはNYデザインで中国生産のアパレルとアクセサリー
の2つのブランドを企画経営している44歳。
話は家族のことから仕事、精神世界まで多岐に。食事の後、彼
の提案でバッテリーパークにあるリッツカールトンのバーへ移動。
ちょうどリッツに行きたいと思っていたので嬉しい。さらにじ
っくり話が出来てよかった。池島さんお世話になりました。日本
でのマーケティングでお手伝いしますね。仲間にして下さいね。
グラウンドゼロの横をタクシーで猛スピードで抜けてホテルへ
さぁ明日はジャマイカだ。
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オカザキ・マガジンおこぼれ話 (by ガーリー井手)
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ハレームには、サングラスが欠かせませんでした。
だって、直接目を合わせてたくないですから。身長162cmのチビな
ガーリーだけでは、とても太刀打ちできませんし…。
3人組の黒人さん達がたむろしている横をスリ抜ける時に、サング
ラスの横からチラッと見つつ、足早に通り抜ける小心者なガーリー。
夜にジャスを聞きに行きたくても、一人の単独行動は危険だと思い
断念してしまいました。
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