381-黄金のおにぎり

 

■「わかりやすさ」パート1

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 なにせ「わかりやすさ」というものはいい!
人間にしても企画にしてもあらゆる製品にしても。

 

その反対に「わかりにくい」方がよくて、得をするなんて事も
実に多くある。

 既得権を守るためには、民衆には難しくしておいた方が有効だ
ということは歴史を見れば明らかだし現代でも結構そうだろう。

 また偉い人は「わかりにくさ」で個性を表現しようとしていな
いか?長い年月の中でいつのまにか気難しい人を気取っていない
か?それを深いと錯覚していないか?

 ぐるんと一回転して「わかりやすく」するようにすれば、人生
もっと開ける気がするのだけど。

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 さて「わかりやすさ」だ。「わかりやすい」にこした事は無い

 電化製品なんてその代表だろう。32歳までは相当自信があっ
た僕もめっきり最近は、テレビを真ん中にその周辺機器の配線は
どうも苦手だ。(自宅のテレビには、CS・BS・有線・WOWOW・DVD
・HDレコーダー・プレステ・任天堂キューブ・ステレオと異常な
蛸足状態なのだ)

 そういえば、昔のパソコンなんてもんもセットアップは大変だ
った。とくにインターネット接続なんて最悪で今では考えられな
いが、ネット(TCP-IP)につなぐための専用ソフト(カメレオン)が必
要だった。

 ネットの普及をバックアップした背景には、この面倒な接続が
簡単になったなんて事を忘れてはいけない。

 しかし気になるのは、そんな「わかりにくい」事を、いとも簡
単にちょちょいと解決する人は、「尊敬」と「羨望」のまなざし
を受ける。簡単に言えば「かっこいい」し「ありがたがられる」
そして、そんな本人もマンザラでもない。

そう考えると「わかりにくい」は職を生んでいると考えられる。

あれれ「わかりにくい」に戻ってしまったけれど次回は「わかり
やすい企画」を考えてみたい!


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■「黄金のおにぎり」

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 一度だけお会いしたのに強烈な個性でその後忘れられない人が
いる。

 彼もその一人だ。

 高橋 朗さん。

 そんな彼が「黄金のおにぎり」という不思議な本を書いた。

 倒産寸前のおにぎり屋が、ブランドは何か?に気づいていく不
思議な物語。

 なかなかハートウォーミング。

 しかし簡単なように思えて、この小説風ビジネス本というスタ
イルはなかなか難しい体裁なのだ。

 あえていうならサジ加減とバランス。

 物語だけがおもしろくてもダメ。
 ビジネスの方が重たくなってもダメ。

 しかし「黄金のおにぎり」は、とてもバランスがとれていて作
者の筆力に関心した。

 さらに登場人物の設定やネーミングがウィットに飛んでいてこ
れまた関心させられた。これは作者の交友関係自体が面白いのだ
と推測する。

 また本来伝えたかったブランドについての考察も、さすがこの
道15年のプロであり、ポイントがわかりやすく素晴らしい。

 ぜひ次回作に期待すると共に、漫画化に期待したい。

 それにしても以前、橘川さんの事務所でお会いした時にこの構
想はすでにあったんですか?

 とにかく「黄金のおにぎり」サイコーですね!

そんなわけで「黄金のおにぎり」はココ!
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どうもありがとうございます。

2005年の始まり、今年の業績のスタートダッシュするため
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沢山、お持ち帰りください。

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  2005年03月03日   岡崎 太郎