お疲れ様です。itmの代表、岡崎たろうです! 昨日は商品開発関係で平尾のロイヤルホストで打合せ。 なんと夜の12時まで、お疲れ様です。 |
話はチベットの赤塩・話題の日田天領水・ベトナムのお酒・中国
産の日本茶・ベトナム国境沿いの中国の話・香港韓国での水事情
・逆浸透膜のパーフェクトウォーターに九大のお水博士の話と
多岐にわたりました。
さぁどう集約していくんでしょうか?
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と言う事で商品開発について
お客様の意見を聞けば、アイデアは生まれるのか?
ヒット商品はうまれるのか?
答え・革新的商品は絶対うまれません。
まず不可能です。
だいたい、勘で出したら予想外にあたったヒットしたそれが
ほんとのとこでしょう。
売れた後、持続させるパワーやノウハウは
その企業の姿勢や体力に関係するとは思いますが。
商品開発については、人が多ければ、資産があれば
「うまくいく」ということでもありません。
勘違いしないでほしいのは、
お客様の声に耳を傾け企業努力として改善していくことは
出来る事ですし大切なことです。
例えば、
シャープでのお客様ご相談センターでの活動は有名です。
ザウルスユーザー会で、もっとココをこうすればという意見を集
約し製品を磨き上げ続けているわけですし。
しかし潜在ニーズの芽を、見つける事ははたして出来るの
でしょうか?
お客様への問い掛け、質問が悪いのでしょうか?
こんなに社会の変化が早い時期に、ずるずるダラダラ調査を
やっててもあんまり意味がありませんよね。
サンヨー電気の排気の少ない掃除機の話を知っていますか?
掃除機の開発にあたって、お客様にアンケートを実施したそうで
す。結果は、もっと軽くしてくれ、パワーを上げてくれ、音を静
かにしてくれが上位意見だったそうです。
確かに各メーカーもこの部分での開発が戦いの焦点になって、
ますよね。しかしあえて、排気に着目した。
確かに製品が発売されてみれば、なぜ今まで無かったんだ?
というほどの製品ですが、なぜお客様から意見が出ないのか?
予想するに、お客様の頭の中では、
「排気の少ない掃除機なんて想像できない」のでは
ないでしょうか?
しかし、排気は少ないほうが良いに決まっている。
この消費者も気づいていないニーズが潜在ニーズです。
この手の話はよくあります。
そもそも、アンケート・ヒアリングで成功するなら、
大手企業の出した新製品はある一定以上売れていないと
オカシイ。
でも実際に、調査にたっぷり時間をかけても
闇に消えていく不発商品のいかに多いことでしょうか?
開発者として、世の中に無いもの。を開発するには。
旧来の「こうでなければいけない。」「こうあるべきだ。」
そういった思い込みは排除しなければいけません。
つまりブレイクスルー思考です。
これもさじ加減、行き過ぎると、こだわりすぎるといけませんが
良い例で、よくある話はウォークマンの話でしょう。
当時、録音機能を無くした、再生専用の小型カセットオーディオ
という「ウォークマン」を発表した当時、お客様は再生専用の意
味が分からなかったそうです。
しかしその後のヒットぶりはいまだに続いています。
他にも、バンダイの「タマゴッチ」・「プリクラ」この手の製品
については、お客様の声だけ聞いていても、間違いなく生み出さ
れはしないでしょう。
飽きられるのも早くなっていますが・・・・・
しかし製品ありき、技術ありき考え方つまりプロダクトアウト
思考ではなく、
「どこでも好きな音楽が聴ける」とか
「排気がきれいな掃除機っていいな」とか
「いつも携帯して遊んで育てるゲームいいな」とか
お客様の喜ぶイメージ、顧客の気持ちからの発想が大切なんでし
ょうね。
隠れたニーズを想像する。潜在ニーズを刺激して寝た子を起こす
インパクトのある商品開発をする。
このひとつの鍵は、お客様の生活シーンをイメージし、
あったらいいな、楽しいな、面白いな、を考えんといけません。
小坂裕二先生的にいえば、やっぱりワクワク感かな?