396-不満はアイデアの素

 

アイデアを思いつくには、まず疑問を持つことともうひとつは不
満に気づくことです。

 

 たとえば、僕が使っている富士通のノートパソコンのバッテリ
ーがだいぶ弱っていたから、バッテリーを買おうと思って富士通
のホームページに行ったんだけど、そのパソコンに適合するバッ
テリーが探せないんです。

 バッテリーのコーナーに行っても、ただバッテリーの画像と、
バッテリーの商品番号が並んでいるだけで、どのパソコン用のバ
ッテリーであるかがわからない。

 つまり、もっとも必要な情報がないのです。

 適合バッテリーの確認のためには、詳細ボタンをひとつづつク
リックして詳細ページの情報を見ないとわからない。30種類以上
もあるバッテリーそれぞれの詳細ボタンをひとつづつシラミ潰し
に押していって発見するわけだから大変。

 こんな設計はありえません。

 商品検索の入力ボックスから「MG70用バッテリー」と検索をし
ても「該当しません」と返されるだけ。「なんで?」とよくよく
見ると、商品の型番を入力してくださいと注釈があるのを発見。
「おいおい」そんなものがわかってたら検索なんかしないよって
(失笑)

 さてこの不満からまず考えつくのは何でしょうか?

 お客様がどんな情報の糸口を持ってバッテリーを探すのか?
それは何パターンあるのか?問題は何なのか?
一番想定されるパターンはどのパターンなのか?

 作業の手順をフローに書き出して、入口から出口までを丁寧に
設計してないぞ!とわかるわけです。

 余談だけど、だいたい世界に名を轟かせる富士通のホームペー
ジでこのレベルは無いのでは?でも反対に僕は自信を深めます。
 なにせ、もし富士通のホームページが完璧だったら、僕のホー
ムページはもっとちゃんとしなければ!と思うでしょ。


 話を戻すと、アイデアは、僕だったらこうするのに、私だった
らこうするのに!不満の素を分析して発見して解消方法を考える
ことがポイントなのです。アイデアはこうして広がっていきます。

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 もうひとつの例です。

 最近JALの対応で不備が何度か続いて、対応も悪いのでAN
Aに乗りかえてやれと思った。

 そこでひらめいたのが、JALからANAへ移行をスムーズに
させるプログラムの企画? 

 現実的にANAに乗り換えようとしても、JALのマイレージ
がある程度貯まっていると、そのマイレージが移行への障害にな
る。

 あと少しで世界一周できる程度マイレージが貯まっていると、
今からANAに乗り換えるのは「もったいない」の意識が働きま
すよね。

 しかしそんな優良顧客だからこそANAも欲しいわけですよ。

 反対にJALは、マイレージを使われると拘束力が極端に弱ま
ることに気を使わないと駄目ですよね。

 移行への問題が減れば簡単に移る可能性が出てくる。これは携
帯電話の番号なんかと同じ。障害がなければ、キャビンアテンダ
ントがかわいだけでも移行するかもしれない。

 まして、素晴らしい接客を受けたら?

 簡単にANAでもいいか、なんて思いますよね。反対にJAL
で嫌な事でもあったらなおさらです。

 実際、JALからANAへ移ってもいいと思ってる潜在移行希
望ユーザーは多いかも知れない。

 会社は、乗りかえたいと思っている優良顧客の存在に気づいて
いるのかなぁ?

 そうであればANAも「移行キャンペーン」を打ち出せばいい
のに!と思ったわけです。日本の風土にあわないかも知れないけ
れどね。昔マイクロソフトが行った一太郎からの乗換えキャンペ
ーンみたいなことですね。

 例えば、ある期間(3カ月程度)にある回数ご利用頂くとすぐ
に上位顧客のステータスを適応するであるとかね。

 ラウンジ券をばら撒くとか?

 ANAのスペシャル会員に瞬間で格上げになったうえ、JAL
のマイレージ分はプレゼントしたらいいんだよね。

 考えてみれば安いもんだと思う。どうせ席は空いてるわけだか
らね。年間100回ぐらい乗ってる優良顧客が、JALからANA
に移るわけだから絶対安い。

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 まぁこんな感じで不満から気づき、いろいろ考えるきっかけに
なるのです。しかしこうしてメルマガにしてみると面白い。

 岡崎の不満からアイデアなんてメルマガも出せそうですね。

 うん。

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itm耳より情報
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定員に限りがあり殺到することが予想されますのでお申込みは
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  2005年04月13日   岡崎 太郎