003-ワン・トゥ・ワンとCRMの違い

こんにちは、itmの代表、岡崎です!
リアル通販・インターネットを使った通販・企画・商品開発・
プレゼントネタ・について、思うこと、アイデアをお届けすると
いう趣旨ではじまったメルマガですが今回は第3回目です。 

毎日書こうと思ってましたがもうくじけてしまいました。

で前回はこういったキーワードから何を連想されますか?
考えてみると「あれれワントゥワンってCRMとどう違うの」
考えると考えるだけ「なぜ」「どうしてと思いませんか」

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再度キーワードリスト

1)顧客との関係性の構築
2)データベースの構築・分析 データマイニング・RFM分析・
3)コールセンター(電話部隊の構築)
4)効果的なDM戦略
5)マスマーケティングの反対・限界
6)製品・商品のカスタマイズ・カスタマイゼーション
7)顧客満足度(CS・カスタマーサディスファクション)
8)顧客ロイヤリティー(CL・企業への忠誠)
9)ターゲットマーケティング・セグメント戦略・市場細分化
10)IBMのCM
11)インターネットでの販売
12)LTV(ライフタイムバリュー 顧客生涯価値)
13)顧客シェア
14)顧客主導
15)大量生産・マス広告・大量販売の限界
16)感動・感情・エモーショナル・コミニュケーション戦略
17)FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)
 いわゆるマイレージ

僕の読んだワントゥワンの本にはCRMとワントゥワンは同じの
ような物と書いてあるけれど、CRMの本にはそうは書いてない。
CRMの本はすぐデータマイニングがどうとかこうとか、
すぐシステムに偏って行って、我田引水的に自社の製品の売り込
みが始まって、なーんだ営業だったんだって思ってしまう。

どっちがどっちでもいいけれど、僕の解釈は
「CRMとワントゥワンを足して考えたら、ちょうどいいな」
って感じ。

つまり ワントゥワンと言う言葉の響きが
      ⇒1 対 1対応だというイメージが強い

もんだからCRMつまり「継続して付き合う」という言う考え方
を足してバランスとればいい感じじゃないです。

そう思いませんか?

最近のマーケット用語やIT用語の中でも、初めて聞いただけで
もなんとなく意味は理解できる、優しい感じの「ワントゥワン」
なので、そのぶんかなり勝手な解釈もあるように思われます。

また雑誌やNEWSで扱われる、DELLなんかの代表例がイメ
ージを固定化してしまうんですよね。

でも「ワントゥワン」を正しく理解しようとすると、
今までの「マス」的概念の反対側というか、いままでの発想と
違う観点が芽生えてきます。

「ワントゥワン」という言葉は1993年に発表された
ドンペパーズdon peppersの「One to One future」の中で使われ
たのが最初だと言われています。

で、発表されたその時点で、「ワントゥワン」の考え方の背景に
は、電算技術の発達発展があると書いてあります。

つまりマスで大量生産 マス広告 大量消費 売上倍増の時代に
おいてオザナリにされてきた、顧客(個客)との対話を技術で
なんとか効率よく低コストで出来ないのかという、挑戦に近い
感じがします。

なので一部の本にあるような、「昔の魚屋」とか「八百屋」とか
で例に出されるとイメージが違う感じがしてしまうのです。

また電算技術 DB ITなんかの話になると、すぐデータ分析
でマイニングなんて話に行くんですが、どうも僕はそうじゃない
と思っています。

過去の購買履歴や顧客属性をどう組み合わせてみても、仮説から
確立の高い法則がほんとうに導けるのか、この多種多様な選択肢 
のある時代に?疑問だらけです。

データマイニングに莫大な経費をかけて走り出す前にもっと基本
的なことを抑える必要があるんではないでしょうか?

マイニングにトライするのは、オリンピックで、マラソンの高橋
直子が最高タイムをあと3秒削りたいみたいなギリギリの最後の
手段のような気がしてるんですが?

みなさんどうお考えですか?ご意見お待ちしています。


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 それでは次回、「ワントゥワン④つの軸」を予定してます!

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  2001年11月20日   岡崎 太郎