416-RSS

 

最近「RSS」というアルファベット3文字をよく見かける。
ちなみに読み方は「アールエスエス」で正式には「Rich Site Sum
mary」と言います。 

 

硬く言えば、複数のウェブサイトから見出しや内容の要約を容
易にするためのXMLベースのフォーマット。つまりXMLの仲
間なのですね。

 XMLとはeXtensible Markup Languageとあるように、文書や
データの意味や構造を記述するための「タグ」を用いるマークア
ップ言語の一種。

 XMLはユーザが独自のタグを指定できることから、マークア
ップ言語を作成するためのメタ言語とも言われています。

 なんのこっちゃ?

 ともかく今RSSが注目されているのは、ブログのほとんどが
このRSSに対応しているからです。

 具体的には、RSSを用い記述された文書は、サイト各ページ
のタイトル、URL、見出し、要約(サマリー)、更新時刻など
を記述することができるので、他のRSSを用いたサイトと効率
的に比較把握することが可能になります。

 最近ではRSSリーダーなる巡回ソフトが、ユーザーが任意に
複数の登録したサイトからRSS情報を取り込み、新しく更新さ
れた情報のみをまとめたページを生成するなど便利なソフトが出
現しています。

 ちなみに最初のRSSは1999年にNetscape Communications社
が自社の「My Netscape」サービスのために開発したもので当初
は更新情報配信を容易に作成するための仕様なのでした。

 さて、このRSSにネット広告業界も注視していたのか、早く
もGMOもシステムを展開。

 ネット上(ブログ上)のコンテンツと広告のコンテンツのマッ
チングにRSSを用い従来よりも精度の高い広告を展開するそう
だ。まずはGMOが運営するブログで開始。

 まぁ急速に広がるブログ市場をどう料理するか?広告業界は虎
視眈々と狙っているのだろう。
 
----------------------------------------------------------

 
  2005年06月29日   岡崎 太郎