ビックカメラに行って驚いた。CDがDVDに圧され棚が2列 しか存在していない。それも今売れているモノばかり。 なんだ!CDはそれほど売れていないのか? |
iポッドに代表されるダウンロード系の影響なのか?
少し調べてみよう。
5月27日、エイベックス・グループ・ホールディングスは2005年
3月期の通期連結決算を発表した。
売上高は754億1800万円で、これは前年同期比2.1%の微増。
ただし営業利益は同39.1%減の42億6900万円。なぜか増収なが
ら大幅な減益で主原因は、CDなど音楽商品の売上げが前年に比
べ39億円も減ったことらしい。
内訳を見ると
浜崎あゆみ『MY STORY』122万枚
BoA 『BEST OF SOUL』109万枚
EXILE 『PERFECT BEST』101万枚
HY『TRUNK』 68万枚
大塚愛『LOVE JAM』 67万枚
『頭文字DVol.1~5 DVD』27万枚
『スキージャンプオフィシャルDVD』15万枚
『EXILE LIVE TOUR 2004 12万枚DVD
『ayumi ARENA TOUR』 10万枚DVD
V6『LOVE & LIFE ~LIVE』9万9千枚DVD
浜崎あゆみ、BoA、EXILEなど有名アーティストの楽曲が100万
枚以上のセールスを記録したものの、50万枚以上が5アルバムだ
けであり、それ以外の販売数が低いことが影響していることがわ
かる。
3000円のアルバムを122万枚売ったって36億6000万円だが、上位
3枚で約100億の売上だと考えるとやっぱり凄いね。
さて携帯はどうなんでしょう。
KDDIが発表しているとおり「着うた」の累計ダウンロード
数が、サービス開始以来2億ダウンロード(対象期間:2002年12
月~2005年4月)を突破するなど、携帯電話の新譜楽曲の有料ダウ
ンロード数が、シングル売上げ枚数を軒並み上回り前年比24億円
も増えたそうだ。
ちなみにエイベックスの携帯への期待も強く、2008年には売上
高302億円、営業利益は30億円が目標だという。
DVDなど映像パッケージ商品の売上げも23億円増加。またコ
ンサートやイベント等は8億円増。
つまり映像事業、コンテンツ配信事業などの収益は好調だった
ものの音楽CD販売事業の不振を補えなかったという。
ちなみに(社)日本レコード協会の調査によると2004年4月~20
05年3月のCD生産金額は前年同期比で92.0%に減少したという
裏付けデータが公開されている。
うーん。これから音楽業界はどうなるんだろう。
というよりCDはこれからどうなるんだろう。
かの米国では、2004年の音楽CDの総売上高が、前年より2.4%
増えて6億5110万ドル(約677億円)で増加に転じたのは4年ぶり
だそうだ。
ネットダウンロードの売上高は1億4090万ドル(約146億円)で
2年前の約4倍だそうだ。
これからダウンロードは益々増えるであろう。これは容易に想
像できる。CDは更なる音質の向上とパッケージに工夫を凝らし
DVDなどの特典をつけるなど付加価値を高めなければ売上げは
増えないだろう。
しかしアメリカでもCDの売上げって、たった677億円しかない
んだ。
----------------------------------------------------------