日経新聞に掲載されていた記事によると、いよいよ2年後には、 大学を希望する受験生と大学側の受け入れ定員が同じに なるそうだ。 これが所謂、大学全入学時代と言うのだが・・・ |
日本私立大学進行共済事業団の調べによると、私立大学の約三
割160校(私立短期大学の約四割)が募集定員を割ったそうだ。
ちなみに定員の50%にも満たない大学が17校、30%にも満たない
大学は5校もあったそうである。
中でも興味深かったのは、開設2年目の法科大学院49校の内36校
が定員割れだという。これはどう考えればいいのだろうか?
原因は単純に少子化だけではないと思われる。
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地域別に充足率を見ると、東京114%・大阪113%と都市圏は100%
を越しているが中国四国圏は94%台と割り込んでいる。つまり地方
ではすでに「大学全入学」に陥っている。
さて、この数字から単純に受験がなくなるとは言えない。
依然人気の高い有名大学の受験倍率は高いわけで、大学間の勝
ち組負け組みがはっきりしてきたと言える。
中でも大幅に定員を割った大学は学校存続の危機であり学生獲
得に向け、オープンキャンパスにテレビCMからインターネット
等、必死だが結局オーバースクールなわけだから、今の銀行や証
券会社のように合併吸収なんて動きも活発になるのであろう。
当然負け組みの大学で教鞭をとる講師・教授陣のモチベーショ
ンも気になる。
彼らは危機感を何%くらい感じているんだろうか?
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