千駄ヶ谷にある河出書房新書で9月に発売予定の僕の5冊目の打 ち合わせを終えて、JRの原宿駅に向かった。 タクシーに乗れば2メーターの距離だ。少し風も出てきた歩く ことにしょう。そう思い僕は歩き始めた。 |
千駄ヶ谷小学校を抜け、コムサ・デ・モードを運営するファイ
ブフォックスの本社ビルやサザビーの本部ビルのある通りだ。
僕はある広さ10坪ほどの小さなギャラリーの前で思わず足を
止めざるえなかった。
皆さんはペーパーワンコをご存知だろうか?
「いしかわ・こうじ」というイラストレーターが考案した作品で
紙相撲の力士のようにV型に2つ折りされた紙の犬なのだが、こ
れが力士と違ってかなりかわいい。
2年前の娘の誕生日に嫁さんのお友達が「ペーパーワンコ」の
写真集兼クラフトブック「100ぴきのいぬがかえる本」をプレゼ
ントしてくれた事がきっかけで岡崎家では大人気なのだ。
http://www.kojiishikawa.com/new/index.html
その写真と油絵がなんと展示されている。
どうやら「いしかわ・こうじ」の個展らしい。
さっそくエアコンの効いた店内に入る。
作者本人から出迎えられる。聞けば一年にたった一週間ほど個
展を開催されるそうだ。ラッキー!
http://www.kojiishikawa.com/new/20050706.html
作品はとにかくかわいい。素朴な中に立体であることゆえの不
思議な奥行きがある。
一点ものの油絵もいい。
ペーパーワンコ写真の背景はヨーロッパの町並みだ。
数年前にペンギンのフィギュアと世界をまわり写真におさめた作
品があったけれど、小さなペーパーワンコの手の平サイズの小さ
さと存在感のある海外の風景のコントラストがおもしろい。
娘に一枚買ってかえることにしよう。
さて「いしかわ・こうじ」さんは、トヨタ自動車やKDDIの
キャラクター製作など、広告業界の中では有名な方。最近は朝日
新聞の拡販紙「暮らしの風」の表紙に採用されているのでご存知
の方も多いのではないでしょうか?
ちなみに「ペーパーワンコ」はライフワークだそうでこれから
も焦らず継続していくそうです。
なんとも気があってしまって結局一時間ほどお話をしてしまい
最後は娘宛にサインを頂いてしまいました。
ありがとう!いしかわさん!
http://www.kojiishikawa.com/
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